日記:20230825〜始発待ちアンダーグラウンド「UNDER STATION」〜

 新宿MARZに始発待ちアンダーグラウンドの主催ライブ「UNDER STATION」を見に行く。
 正直、始発待ちが出る直前まで最低最悪の気分で、今日ばかりは不完全燃焼な気分で帰らざるを得ないかなとか思っていたのだけど、始発待ちのライブが始まった途端にモヤモヤを吹き飛ばされた。救われた。
 
 1曲目に新曲「SAYONARA TOKYO BLUE」から。今までにないメロウな曲調で、ひとりひとりのソロ歌唱パートが長く、それぞれの歌声の違いを堪能できる。
 ミダレさんの歌が成長著しいし、かつては歌うことが苦手だと言っていたアスミさんも安定した歌声で心地よく聴ける。そして、満を持してムラタセンセーのソロ歌唱が響いた時のカタルシスがたまらない。

 2曲目からブン・ブンさんが登場し、ガラッと雰囲気が変わって「フリフリ」。わりとかわいいポップな曲というイメージだったけど、今日はそれだけじゃなく力強いかっこよさが加わっていた。特にダンスのキレや揃い方が素晴らしかった。

 始発待ちのライブは単純にコールとかミックスとか客席主導での盛り上がりを前提にせず、ステージからぶつけてくる熱気や感情や気持の塊を、フロアが受け取って投げ返し合うような、魂の枕投げみたいなところが最大の魅力だと思っている。
 ヲタクが盛り上げてあげなくちゃ、ではなく、気づいたら勝手に盛り上がらされているライブ。

 「ロックンロールとタイガーリリィ」でいったん捌けたブン・ブンさんが舞い戻ってきて、「NO!NO!NO!」になだれ込む終わり方もハッピーで良かった。
 スタッフ業務との掛け持ちでめちゃくちゃ大変だろうけど、ブン・ブンさんの頑張りがメンバーにもファンにも勇気や熱を与えていることを実感する。頑張れブン・ブン。

 

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