京都旅行記② 納涼古本市
大学時代を京都で過ごしたぼくにとって、夏に下鴨神社にて開催される納涼古本市は毎年参加していたほど特別思い入れのあるイベントだ。
しかし、社会人になってから7年目になるがこの7年間毎年下鴨神社には参ることはあっても"納涼古本市"に参加することは全くなくなったように思う。
決して忘れていたわけではない。
夏が訪れるたびに今年も"納涼古本市"の季節がやってきたなという自覚はしていたが、おそらく日々の忙しさになにかと理由をつけてすっかり参加することがなくなったように思う。
そして、今年。
今年こそは必ず行こうと心に決め、先々週から自分のスケジュール帳にクルトガで"8月13日 納涼古本市(下鴨神社にて)"と記入し、それから1日が終わるたびにスケジュール帳を確認し、来たる8月13日を待ち侘びた。
そして今日、朝8時に目が覚めると同時にベッドから飛び起き出発の準備をはじめる。
日帰りだから荷物も少ない。
ノースフェイスのバックパックに財布とメモ帳を放り入れると、ノープランで家から飛び出した。
あとは下鴨神社に向かうのみだ。
08.13
ここからは写真を通して振り返っていきます。
その後は京都駅に戻るといつもお邪魔している小川珈琲でアイスコーヒーを頼もうかなと思ったけれど、店員さんが外国のイケオジさんだったので「ご注文は?」と聞かれて
「カ、カフェモヒートでお願いします」
とカッコつけた。
このカフェモヒートがコーヒーとミント味のモヒートがミックスされたものだったのだけれどすっごく美味しかった。
この夏におすすめとはよく言ったもので、甘すぎなくさっぱりとしているんだけれどコーヒーの味もしっかりしている。
お互いが邪魔していないからこその美味しさなんだろうなと1人批評してみる。
すごいぞ、小川珈琲。
小川珈琲を後にすると、とりあえず京都にやってきたので実家におみやげを買って帰ることに決め京都伊勢丹へと向かう。
たくさんの人、行列、お店で優柔不断が取り柄のぼくはまず帰りたいと思ったけれどぐっと堪える。
ぐるっと一周見てまわった結果、阿闍梨餅を持ち帰ることに決めた。
行列の最後尾に並ぶこと5分、無事購入に成功する。
あとはもう京都ですることは無くなったので自宅へと戻ることにした。
時刻は午後15時。
もっともっといたいと思えるところ=京都だなと毎回のように思ってしまう。
正直帰りたくない、ずっといたいと思うけれど離れて住んでいるからこそまた訪れた時の楽しみが膨れ上がっているんだろうなぁと思う。
この距離感でいいんだよ、これで。
とりあえず今はそう思うことにし、電車に乗り込むとそっと目を閉じることにした。