謎解きに脳がやられてしまった人が脱出ゲームをやっている時に考えていること(#夏祭り脱出 ネタバレあり感想)
こんにちは。MAGNET(@Magnet_Compass)です。
早速ですが、「公演型謎解きゲーム」に参加したことがない人に向けて質問です。
例えば「色んなことを覚える能力持っている」とか、「ドラマのガリレオみたいに計算式を頭の中で解いている」とか、色々あると思います。
では実際どうなのか。私自身「謎解きに脳をやられてしまった人=謎クラスタ」の1人なので、例をあげて説明したいと思います。
私を含めた謎クラスタが、謎解きゲームという中身がよく分からない趣味でどんなことを楽しんでどんな思考をしているか?ということをこの記事で伝えていけたらと思います。
※目次を用意しています。「さっさと本題入らんかい!」と思う人は目次から2を選んでね。
また、一部本気で解説を書いたので、この記事が大人から怒られる可能性があります。もし怒られたら、記事は消えます。
0.実は本来この記事書けないんです。
というのもですね、普通は「例」を挙げる事ができないんですよ。
なぜかというと、謎解きゲームの大きな特徴かつデメリットの一つに
大体の謎解きゲームにおいて「ゲームの内容を絶対にネタバラシしてはいけない」というルールがあるからなんです。
内容を不特定多数に公言してしまうと、ゲームが成立しなくなってしまいます。
そのため、普通は一切公言できないんです。「普通は」。
でも、今回はそれができます。
「完全ネタバレOK」の公演に参加してきたからな!!!
というわけで、今回は謎解きに使ったキットやらなんやらを全部お見せしながら私の脳内をお見せしていきます。
1.どんな公演か?
私が今回参加した公演はSCRAPさんが制作した「終わらない夏祭りからの脱出」という公演です。
SCRAPさんは、「リアル脱出ゲーム」という概念を作りだした元祖本元。色々なアニメ作品ともコラボしていて、最近ではウマ娘プリティーダービーとコラボした脱出ゲームを制作発表したことで話題のイベント制作会社さんです。
舞台は幕張メッセ。3ホール分ブチ抜きの会場で起こる、夏祭りから脱出しようという内容のゲームです。
Max4人で挑戦可能ということで、お誘いをいただき今回は4人で挑戦しました。
なお、この4人は全員謎解きに脳がやられてしまっている強い人です。
4年ぶりの開催ということもあり会場も準備万端。小学生の身長ぐらいある大きい「開催記念提灯」まで置いてあり、ゲーム開始前から盛り上がっていました。
2.ゲームが始まる前
※目次には「ゲームが始まる前」と書きましたが、謎解きに慣れている人にとってはもう既にゲームは始まってます。
このことを念頭において読み進めてみてください。
公演は「開会の儀」から始まりました。
開会の儀では、夏らしく「スイカ割り」が行われました。
クラファンで挑戦権を得た方が参加して、一般参加者のみんなでスイカを誘導。スイカが割れた際には会場が大きく盛り上がりました。
また、オープニング謎解きとして「サバイバルマルバツ謎解き」というものが行われました。答えが必ず「◯か✕になる謎解き」を出題し、間違えたら脱落してその場に座るというコーナーです。最初の方は比較的簡単なのですが、途中で「モールス信号」を使う謎解きが出てきたりと、熟練者でも難しい謎解きが出てきました。ちなみに私も間違えました。
そして、司会の人二人が公演の説明をしていきます。
脱出成功の条件が「伝説の当たりくじを手に入れること」だったり、
伝説の当たりくじは「伝説のくじ引き箱」の中にあることだったり、
当たりくじとハズレくじは柄が違うことだったりなど
しっかりと重要なことを伝えていくのですが、途中で「不穏なBGMが流れながら司会の人があからさまかつ棒読みで同じことを言う」シーンがありました。例えば「室内なのになぜかセミが鳴いている」ことや、「変なヤジが飛んでくる」「MCの人は楽屋にモリソバを頼んだ」ことをあからさまに強調しているのです。
そして、謎クラスタがこれらを見聞きしたときにやることは1つ。
そう、今まで書いてきた内容は、言ってしまえば普通だったら別にやらなくても良い「変なこと」なのです。別にコンクリートで囲まれた中でスイカ割りしなくてもいいんだから。
実は、謎解きゲームの常套手段で「ゲーム開始前にやった『変なこと』が本編に絡んでくる」というのがあるのです。
そういうことがあるので、謎クラスタはすかさずメモを取ります。そして、この時点で「これから起こりうること」の予測をするのです。
そのため、バケモノ級の謎クラスタは「未来予知が得意」とか言われます。
では、ここで皆さんにも問題です。司会の方が公演の注意事項を伝えていたのですが、これから記載する「公演での注意事項」の中に、謎クラスタが「おや?」と思う注意事項が1つあります。それはどれでしょうか?
会場内は走らないこと
会場内の備品を壊したり移動したりしないこと
ゲーム中大きな声で答えを叫ばないこと
幕張メッセから出てはいけないこと
水分補給は適宜自由に行うこと
スタッフの誘導に従うこと
調べ物がしたいときは、必ず運営が用意したツールを使用すること。
答えは、「必要になった時」に書きます。
…そういえば、司会の人が最後に「重要なこと」として、こんなことを言ってました。
……メモを取りましたか?それでは、本編に突入!!
3.本編スタート:STEP1
司会の人の大きな合図とともに、ゲームがスタート。
もらった封筒を開けると、STEP1で使うクロスワードの紙が入っていました。
このクロスワード、この紙だけでは解くことができません。実は、用意されていたスクリーンに、こんな動画が投影されていました。
この花火の映像を見ないと解けない仕様になってました。そして、「チームを組んでる」謎クラスタは、即座にこんなことを思います。
公演型の謎解きは、時間との勝負です。制限時間内にクリアできなかったらゲームオーバーなのですが、最後の謎は非常に難関なため、序盤はサクッと解いて後ろに時間を残しておく必要があります。
ソロだと動画を見ながら頑張って解くしかないのですが、チームプレイなら答えを共有することができます。動画を見る人は動画を見る。他の人は埋められるところは埋めて、動画からわかるカギはその人から教えてもらう。こんな感じに作業を効率化していきます。
さらに、このクロスワードのカギの中に「さっき司会があからさまに棒読みで言ってたこと」の内容が問われていました。早速「セミ」「ヤジ」「モリソバ」がここで活きてきます。
また、クロスワードパズルは絶対に全て埋めます。懸賞パズルの場合は、答えがわかってしまえば一部は埋めなくても良いかもしれませんが、脱出ゲームなら話は別です。なぜなら
実際、クロスワードから導き出せるキーワードを入力すると、こんな指示が出てきます。
クロスワードの紙は両面印刷になっていて、裏面にも怪しい文字群が並んでいます。
裏面にも浮き輪の絵のかけらがあるので
「実際に紙を折る」ことで、浮き輪の絵を一つずつ完成させていきます。
全て作るとこんな感じ。
先ほどの盤面に斜めの矢印が現れ「アトリエ」という単語が示されるのです。こういうことがあるので、「クロスワードは全部埋める」が鉄則なのです。横着してはいけません。
そんなこんなで謎を解き進めると、STEP1クリアとともにくじ引きチャレンジ券Aをゲットできます。実際にAのくじ引き箱からくじを引くと、「アタリ!」と書かれた当たりくじとSTEP2の冊子を手に入れることができます。
4.いよいよ祭りを楽しむ:STEP2
STEP2は、8種類の屋台の謎解きのうち4つをクリアすれば良いというものでした。
このSTEPは、謎よりも「体験」が重視されているSTEPです。参加型謎解きゲームの醍醐味の一つ、それは
謎を解くだけではなく、実際に屋台でゲームを楽しむことができる!自分自身の手で物語を進められることが、謎解き公演の楽しさの一つに繋がっています。
もちろんその一方で、謎解きも進めなければなりません。今回はクリアした4つのうち、体験ポイントの高い2つをご紹介します。
1つ目は「射的」。この屋台では「実際に輪ゴム鉄砲を作って射的をする」というギミックが用意されてました。作るのは少し大変ですが、自分の作った鉄砲で的あてすると、童心に帰った気持ちになれます。
2つ目は「お面屋」。並んでいるお面を見ながら謎を解いていき、後半では実際にシールを使ってお面をつくるという体験が用意されていました。
ここでの感動ポイントは「ちょっとした不気味さ」です。
この屋台での最初の謎に、このようなものがありました。
「あなたをずっと見つめ続けるお面…?」
実はこのお面の中に、見る位置を変えても必ず自分の方向を見てくるお面があるのです。
ギミックとしては目の錯覚を利用したものですが、「屋台のお面の中に自分をじっと見つめ続けるお面が存在してる」って考えると少し不気味ですよね?
謎を解いてることに夢中になると不気味さは薄れるものの、よくよく考えてみると怖いんですよこの現象。こういった不気味さがあるのも物語の没入感が上がる仕組みになっているんです。
そしてタコ焼きパズル、金魚すくいステージをクリアして、無事ノルマ達成!Bのくじ引き箱からくじを引くと、当たりくじとSTEP3の紙を手に入れました。
5.謎には技術が詰まってる:STEP3
STEP3はたった3問解けばOK!
これまでたくさん歩いた代わりに、ここからは頭を使っていきます。
このステップからは、最初の封筒に入っていた透明シートを使っていきます。
今回は抜粋して1問をご紹介。
「鉄板の温度を1度上げてお好み焼き1つとコテを2本作ったら、お好み焼きをひっくり返そう」
まず鉄板を探します。するとSTEP3の紙の裏面に鉄板ぽい絵が見つかります。
「1℃上げる」ということは300℃にすれば良いんですね。
そして鉄板にお好み焼きとコテを作ります。透明シートにお好み焼きの絵が書いてあるので、載せていきます。
すると…?
も、文字が浮かび上がってる〜〜〜!
「自由」だ〜〜〜〜!
まだまだ指示は終わってません。ここからさらにお好み焼きをひっくり返します。コテは同じ状態にするという縛りがあるのですが、どうすれば良いのでしょうか?
答えは「透明シート自体を表裏ひっくり返す」ことで、お好み焼きをひっくり返します。すると…?
べ、別の文字が浮かび上がってるうううう!?
「自在」だ~~~~!
…というわけで、二つ合わせて「自由自在」が答えになります。
こういう技術が使われている凝った謎に出会うと、脳汁止まらなくなるんですよね〜。
「かがくのちからってすげー!」なギミックに出会えるのも、脱出ゲームならではだったりします。
残りの2問もサクッと解いて10分弱でSTEP3の答えを導き出しました。
(ちなみに2問目は「サバイバルマルバツ謎解き」の答えを使った謎でした。本来ならやる必要がないマルバツ謎も、ここできちんと効いてきます。未来予知の答え合わせがすでに始まっているのです。)
STEP3を終わらせて、Cのくじ引き箱からくじを引くと、当たりくじとSTEP4の紙を手に入れました。ついに物語も佳境です。
6.伏線回収のビッグウェーブ:STEP4
いよいよSTEP4。実は、STEP3まではヒントシステムが搭載されていたのですが、ここからヒントがなくなります。「あとはがんばれ」というヤツです。
謎クラスタにとっては「ヒントがなくなってから」が本番だったりします。
早速1問目。開会の儀といえば、「スイカ割り」ですよね?早速伏線回収です。
スイカ割りをしている絵を作るように透明シートを重ねると、指示が浮かび上がります。
現れた指示の通り、マークを作ります。今までゲットしてきた謎の紙、さらには最初に渡された封筒も使って全てのマークを作るとこんな状態に。
封筒と紙の境目に「コルクトオクニトバセ」という指示が浮かび上がります。
ちらっと右を見ると、コルクが先端に詰まっている鉄砲の絵ができてます。
このコルクを飛ばす=封筒を引き抜くと…?
「オミゴト」!!!
ということで答えは「オミゴト」になります。
この一連の流れ、謎クラスタ4人で力を合わせた結果3分ぐらいでクリアしてます。……どんな脳内処理してんだよ。
このギミックも十分凄いし、ものすごく楽しいのですが、まだまだ続きます。
2問目。与えられたのはこの画像だけ。
ほとんど情報がないですね。これを見た謎クラスタは3秒ぐらいでこんなことを思います。
情報量が少ない謎は、すでに持っている情報から解けるという謎解きギミックの常套手段が、条件反射で謎解きクラスタの脳内に反映されるのです。実際今までの紙を見返すと…
STEP3の解答欄の枠が同じだ!!
しかもマスを斜めに読むと「ウチワ」と「ユカタ」がきちんと書いてある!!!
ということで、ユカタの左隣の斜めを読むことで「ジカン」が答えになります。
伏線が、謎を解く度に張られていく。謎が謎を呼んでます。
ただ、そんな謎を2分行かないぐらいで解いていく我々も謎すぎる。
さらに、このような奇跡の言葉たちを見つけてきてる謎制作者もホント狂ってます(褒め言葉)。個人的にはそっちの脳の中身が見たい。
3問目。
また抽象的な謎が出てきました。もちろんこれも伏線回収謎です。
実は、STEP2で使った冊子の「ページ数」とフォントがピッタリ一致してるのです。
アルファベットはイラストと対応していて、上下逆さまのアルファベットに関しては「逆から読む」ことで文字を拾います。
ちなみに、「逆さの絵は逆から読む」ことは、「サバイバルマルバツ謎解き」の問題にも出題されてました。これも伏線!!
「コタ・エハ・ヒ・ャ・クニ・ンリキ」ということで「ヒャクニンリキ」が正解。私は「絵が逆さなら逆から読む」ことをすっかり忘れて20秒ぐらい悩んでましたが、チームメイトが一発で教えてくれました。謎解きゲームが得意な人は「覚えてる量が多い」は確かに正しいのかも。
4問目。個人的にはお手上げだった謎です。
1種類目は皆さんも今まで何回も見てきたので印象が強いと思います。
「くじ引きのアタリくじとハズレくじ」です。
この模様を透明シートで作り出します。すると…
カタカナの「ケとロ」が浮かび上がりました。
ここまでは簡単だと思います。
問題はここから。もう1種類作らないといけません。
先ほどのような模様は1パターンしか作れません。
どうすれば……皆さんは分かりますか?
正直私は思いつかなかったのですが、こちらもチームメイトが瞬殺してしまいました。マジでバケモノすぎるだろ。
…これも伏線がきちんと張られていました。
くじはくじでも、別のくじを思い出す必要がありました。それは、
「あみだくじ」!!
こちらも「サバイバルマルバツ謎解き」で出題されてました。このウォームアップ怖すぎ。
ということで、透明シートであみだくじを作り出すと…
カタカナの「ツとン」が現れます。
よって、ケ、ロ、ツ、ンを50音順に並べて、「ケツロン」が答えになります。
実際、ここまで順調に進んでいったのにこの問題で30分溶かして時間切れなんてチームもあったらしいです。
嫌というほど伏線を回収していく。その気持ち良さがたまらない!!もう謎クラスタの頭の中はドーパミンがドバドバになってます。癖になってんだ。
この気持ち良さのために、私たちは謎解きゲームに挑戦し続けるのです。
7.超弩級:最後の謎
数々の難問が出題されましたが、これで本当に最後の謎です。
さて、ここで一旦情報を整理しましょう。
脱出成功条件は、伝説の当たりくじを手に入れること。
伝説の当たりくじは、伝説のくじ引き箱の中にあること。
そして、今まで引いてきた3枚の当たりくじに書かれている情報。
これらの情報から、伝説のくじ引き箱の正体を予測してみましょう。
※読者の方にとって、真ん中の当たりくじの情報に関してはおそらく分からない可能性が高いです。残り2枚の情報から考えてみてください。
これらの情報から考えられる、伝説のくじ引き箱の正体は…
「開催記念提灯」です。提灯型をしていて、約135cm。小学生の身長ぐらいの大きさをしていますよね。
実はこの提灯、知らない間に中から光を発していたのです。アタリくじや、最後の謎の情報にきちんと合致しています。
そして、その光はあるリズムに従って光っていました。
「・ー・・」「ー・・・ー」「・・ーー」「・・ー」「・・・」
まるで「モールス信号」のように。
…そう。提灯から発するモールス信号を読めばいいのです。
でも、我々はモールス信号なんて覚えてるわけがありません。(ただし、バケモノはマジで覚えてるので絶対とはいえない)
というわけで、調べてみましょう。
注意事項の中に、こんな事が書かれていました。
運営がツールを用意してるので、これを使います。
この変換表を使って文字に起こすと
「かめのうら」という指示が出てきます。
「かめ」と聞いて、思いつくものは…
STEP4でもらった紙に亀が描かれています。
この亀の裏を見ると…
「13の⬛︎の裏」という指示が浮かびます。
では、13個ある黒い四角はどこにあるのでしょうか?これも皆さん見覚えがあるはずです。
1番最初に解いたクロスワードの黒マスです!
数えてみるときちんと13個!
これも同じように裏を見ると…?
「くじのミズヨウカンの上読め」という指示が浮かび上がります。
最後に、今まで引いたくじの「ミズヨウカン」という文字の上を読むと…?
「最後の謎解け」??
今解いてるのって、「最後の謎」ですよね???
これって、もしかして……
出会ってしまいました。これは確実に「終わらない謎」です。
冒頭の説明で
と言っていたように、どうやら「何か」が間違っているらしいのです。一体どこで間違えたのでしょうか?
…ここで一旦ブレイク。
私達のチームは、STEP4からここまでに15分近く費やしました。(特にモールスで3分潰した)
残り25分。間に合うのでしょうか…?
結論から申し上げると、ここから1分で間違いに気づき、3分で最後の謎にケリがつきました。
最初の1分に関しては、チーム内の一瞬の閃きです。残り2分は「未来予知」のおかげで早く方針が決まりました。
~最初の1分~
「さて、どこが違うのかな」
「形状が違うのかな、似てそうなのは盆踊りの和太鼓とか…?」
「でも光出てないよな」
「そういやこのくじ、AとかBとか書いてあったけど…」
「Aの箱からAのくじが出てきて、Bの箱からBのくじが出てきたんだよね?」
「ってことはCの箱から引いたくじにはCって書いてるはず……あっ!!」
「隅の『C』、『c(センチ)』じゃなくてただの『C(シー)』!?」
「ってことは、くじ引き箱の大きさは、全長135"m"!?!?」
……というように、超ファインプレーが飛び出しました。
皆さんはこの違和感に気づけたでしょうか?
そして、この瞬間スケール感がとんでもないことになってしまったことに。
さて、次の2分間の話をするにあたり、ここで皆さんと「答え合わせ」をする必要があります。
ゲームが始まる前の章で出題した、この問題です。
この問題の正解は…ズバリ、
【4.幕張メッセから出てはいけないこと】です。
私達が閉じ込められているのは確かに幕張メッセですが、その中でも
「1ホールから3ホール」までの範囲です。
もし「屋内から出てはいけない」というのであれば、「幕張メッセの1ホールから3ホールの範囲から出てはいけない」と説明するはずです。
しかし、今回は「幕張メッセから出てはいけない」と説明しました。
そこで、私達はこんな「メタ読み未来予知」を立てたのです。
~次の2分~
「135mってことは確実にここの外にあるな」
「外だから…『幕張メッセの地図』を調べればいいのか」
「出てきた!」
そして…
「見つけた~~~~~~~!!!!!」
そう、1~3ホールの隣にある「幕張イベントホール」は
全長が約135mあり、その形はまさしく「提灯型」。
この幕張イベントホールこそが、「伝説のくじ引き箱」の真の正体だったのです。
ということで、急いで幕張イベントホールに移動して…
「伝説のアタリくじ」ゲット!!!!
残り20分程度残した状態で見事脱出成功しました!!
1人じゃ成し遂げにくいことも、沢山いれば成し遂げられる。その幸せも倍増する。チームワークの勝利でした。
それにしても、1~3ホールを貸し切った上に、最後の謎のためだけに9000人収容できるイベントホールを2日間丸々貸し切ったSCRAP、とんでもないな…
8.舞:エクストラ
無事に脱出成功が確定したのですが、まだまだ時間は残っています。達成感で頭が幸せな状態です。
Q.幸せな状態でやることといえば?
A.「……踊るか!!」
そして丁度良いことに、STEP2で残った屋台謎の中に「盆踊り」の謎が!!
踊った先で謎解きに必要なシートを回収できたし、一石二鳥でした。
まだまだ時間は残っていたので、スーパーボールすくいと型抜きにもチャレンジして、制限時間終了となりました。殺人事件なんてない平和な夏祭りだった。
9.最後に
ということで、気がつけば1万文字近い文章で、どんなことを考えているのかということを書き連ねてみました。
ここまで読んでの感想としては「疲れた。文章が長い。」が多いと思います。
最後に一言。
むしろ脱出できる人たちは、ある種の「能力者」みたいなレベルにまで達してしまっている人です。
さらに、何十回何百回脱出している人は正直言って「バケモノ」です。
そんな世界で、私は謎解きゲームを楽しみ続けています。
そして、この文章を読んで「謎解き」という不思議な世界に興味を持ってくれたのであれば、私達はいつでも歓迎します。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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