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バンナムフェス2ndとアイラブ歌合戦だけ見た男が #えいがさき を見た感想

・はじめに

虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会、ライブでしか見たことがない。興味がないわけではないし、MVは何度か見た。特にEternal Light大好き。だが中々アニメまで食指が動かずウダウダしていたが、今回偶然に映画を見る機会が出来たので見に行った感想でも。

・あらまし

ライブは基本デレ、たまにシャニとウマ。
1年以上握り続けたバンナムフェス2ndのチケットで両日アリーナを引き、「Maze Town」「Monster Girl」「Super Nova」「Swinging!」にやられる
その後ラブライブ勢の友人と連番でアイラブ歌合戦に両日参加が決定し、俺の知ってるアイマス知識と友人のラブライブ知識を共有、「虹ヶ咲はソロが本領だよ!」とアドバイス受け、無事ソロにやられる。あと高咲侑ちゃんかわいい。
おまけに繚乱ビクトリーロードをあんな形でお貸ししていただいて、別に俺が借りたわけではないが何かお返しをせんとなーと思ってたらちょうど映画はやるし時間は取れそう、ということで勢いで見ることにした。実際は隣のスーパー銭湯(映画の半券を持っていくとレンタルタオルがタダになる)だのためについでに映画を見ようとしてたのでどんな映画でも良かったのは秘密だ。

・知識に偏りがあっても問題ない

こんな前提知識で見に行ったため「キャラのことは何も知らない」「が中の人のスペックのことはだいたい分かる」というメチャメチャ偏った状態で鑑賞した。特にどうやったって北九州の女は初めての出会いがえにし酒だし、北海道のロケ地を聖地巡礼した方が先なので先入観がないといえば嘘になる。でもそれでも開幕の桜坂しずくのライブはとても良かったし、少なくともこの映画が半分MVを兼ねたものでそのクオリティを楽しめばいいんだな、と理解できた。彼女の抜け駆けは初見勢に映画の楽しみ方を教えてくれる意味でもホント優しかった。同時にそれまでの粗筋でもTVアニメ版でどんな紆余曲折があったかは分からなかったものの、映画を見るにはそこまで気にしなくてもいいんだな、と分かる感じだった。

・皆いい子

なんか悪い人とか困難とか文科省役人が出てきて無理難題をふっかける感じじゃなさそうなコンテンツってのは何となく聞いていたため、ストーリーの起伏をどう付けるのかはちょっと不安があった。結論としては確かに起伏はそこまであるわけでないにしても、ちょっと問題が起きて、彼女たちがそれを解決しようとして、結果いい具合にまとまる、という起承転結はきっちりしていた気がする。特に流れで勝手に解決するんじゃなくて、主役の6人やランジュのママさんや沖縄の2人もちゃんと解決しようとして動いていたり会話していたのが良かったかな。等身大の人間の等身大のストーリーは現実に即して、ライブやスクールアイドルグランプリという大嘘の邪魔をしない。この辺のバランス感覚はお見事でした。
ただ物語を動かす上で中須かすみという女が余りにも便利過ぎるので、一度禁止カード、まではいかないにしても制限カードに指定したほうがいいかもとはちょっと思った。単純にシナリオを動かす便利さだけでなくギャグシーンにアイドルが出しちゃいけない声を出せるのがズル。笑うよあれは。
幸い(?)第2章はいない方の6人で話が進む、はずなので、今から楽しみです。

・映画館で見る理由がある

新曲5曲(だよね?)のMV、どれも動きもイメージ映像も綺麗で良かった。開幕の桜坂しずくのライブで服が変わってる時点で「あ、MVパートはそういうもんなんだな」と納得したし、その後もいつMVが出てくるかワクワクしてたし、三線とエマのコラボは声出そうになった。MVで表現がいきなりダイナミックになるのもすんなりと受け入れられたのは、バンナムフェスでヒャダインと感覚ピエロが喋ってる後ろでブランコが搬入されて会場全体でザワついた(声出し禁止です)のを見てたからかもしれない。あとでラ勢の友人に聞いたら「奴らは平気でブランコ持ってくるよ」と言われたし、繚乱もブシロで歌詞変えてたし、なんかもう虹ヶ咲はなんでもアリなんだな、という先入観があったゆえかもしれない。

閑話休題。というわけでMV自体は今後サブスクで見れるかもしれないけど、一度は絶対映画館の音響で見ておいたほうがいいなーと。今回行った映画館はやたら重低音に凝った箱で上映していて、そこまでして流したい何かがあるんだろうとは薄々感じてたんですが、いやこれがホントよかった。特にランジュと歩夢の曲で腹に来る重低音が大音響で響き渡るわけで、この恍惚感は絶対映画館じゃないと体験出来ないです。調べたらここだけでなく他でも音響に拘った部屋で上映している映画館が多くて、やっぱりこの映画のアピールポイント分かってるんだな、と思いました。

・満足感は高かった

というわけでかなり満足でした。満足でしたが満足ポイントが「かわいいアイドルがやたらリッチな音響と豪華なMVで歌ってる」ことなので、ここに比重を置かない人は多分退屈です。俺は好きだし合う人には見て欲しいけどただ映画好きな人に薦められねえって思いました。新時代の扉のウィニングライブ詰め合わせを見たいって人がいたらその欲を満たせます。

・余談

スーパー銭湯は月1回のメンテナンス日でした。なんのために映画見に行ったんだよ!

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