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3分でわかる高級香水レビュー イッセイミヤケ ロードイッセイ

はじめに

今回はイッセイミヤケの香水、ロードイッセイ オーデトワレについてのレビューです。


ノート

ブランド:ISSEY MIYAKE

分類:Eau de Toilette

香調:アクアティック・フローラル

トップ: シクラメン、ローズウォーター、メロン、フリージア、ロータス、カロン

ミドル:カーネーション、ピオニー、ミュゲ

ベース:サンダルウッド、チュベローズ、ムスク、アンバー、オスマンサス、シダーウッド

※トップのカロンはファイザー社が特許を持っている香りでメロンのような匂いです。

香りについて

20世紀を代表するメゾンのひとつで、ファッション史に偉大な軌跡を残している「イッセイ・ミヤケ」。日本以上にヨーロッパのファッション史に変革を与え、シーンを超えて社会学的な波紋を投げかけました。

現在でもパリ・コレクションに毎年参加していて、浮き沈みの激しい世界でつねに花形として活躍しております。ウェアだけではなく、コスメティックの分野でも人気があります。

こちらは、そんなイッセイ・ミヤケのフレグランス・ラインから、2006年に発売されたレディス香水です。オゾンノートというジャンルを作った先駆け的な作品です。調香は、ブルガリの「ブルガリ・プールオム」やクリスチャン・ディオールの「ミッドナイト・プワゾン」なども手がけている、現代を代表する調香師のひとり、ジャック・キャバリエです。

三宅一生は根っからの香水嫌いで、自身のブランドから香水を出すなんて考えもしなかったそうです。そんな三宅一生にも紆余曲折あってとうとう香水発表する案が持ち上がります。香水嫌い三宅一生は調香師のジャック・キャバリエに無理難題を突きつけます。

「水のような香りで僕を驚かせて欲しい」

ジャック・キャバリエはその無理難題を克服し、三宅一生からGOサインをもらって発表されたのがこの『L'EAU D'ISSEY』という逸話もあります。

レビュー

香りは透き通るアクアティック・フローラルの香調がベースです。石鹸のような香りから、徐々にオゾンノートに変化します。

シクラメン、ローズ・ウォーター、メロン、フリージア、ロータス、ローズ、カロンなどが、フローラル・スウィートに透明なオゾンを落としこむトップから、カーネーション、リリー、ピオニー、ミュゲなどが、ウォータリーでクリアなフローラル・ノートを浮かび上がらせるミドルへ、ラストはサンダルウッド、チュベローズ、アンバー、ムスク、オスマンサス、シダーウッドなどが品格のある香りにまとめ上げています。

明るく華やかなトップから重厚に香るベースまでが透き通る水のように表現されている香りです。20代後半の女性に似合いそうな香りで普段使いからデートまで対応出来そうな香りです。

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