【完全版】税法免除申請書類

皆さんこんにちは、ぽんです!
今回は、これから税法免除書類の提出準備をしているがイマイチ分からない方や、今後税理士試験において税法免除を受けたいなぁと考えている方に向けて、税法免除を受けるための提出書類についてまとめました
私も結構準備に手間取ったのですが、この記事を読めば漏れなく提出することが出来ますので、是非最後までご覧下さい!


全免除となる場合とならない場合

税法免除申請の提出書類は、「全免除となる場合」と「全免除とならない場合」で異なります!
まずは全免除となる場合とならない場合の違いを解説します!

全免除となる場合

全免除となる場合は、例えばすでに簿記論、財務諸表論、税法科目1科目に合格しており、残りの税法2科目を論文により免除するというケースです!これにより、試験科目5科目に合格したことになります!

全免除とならない場合

全免除とならない場合とは、今回の私のように、すでに財務諸表論と税法1科目には合格しているが、簿記論には合格しておらず、その状態で税法2科目を論文により免除するというケースです!
これだと、合計4科目しか合格していないことになりますので、全免除とはなりません!

なお、そもそも税法免除の申請書類を提出するには、少なくとも税法科目1科目には必ず合格している必要がありますのでご注意ください!

全免除となる場合の提出書類

まずは、全免除になる場合の提出書類から見ていきましょう!
提出書類は以下の9点(後述する在籍期間の証明書が必要な場合は10点)になります!

① 研究認定申請書兼税理士試験免除申請書

国税庁のHPにも記載されていますが、こちらの書類になります!

まず、記入日、郵便番号、住所、氏名、電話番号、個人番号(マイナンバー)を記入します!
次に、1番のところに、過去の試験で合格した科目名(全免除ですので3科目)をすべて書き、さらに(     )の中に、その合格した際に郵送された税理士試験等結果通知書に記載されている一部科目合格通知番号を記載します
そして、2番のところは、税法に属する科目等に関する研究に〇をします
3~5番は空欄でOKです!
最後に、収入印紙はり付け欄に、消印していない収入印紙8,800円分(郵便局で買えます)を貼るのを忘れないでください!

②学位取得証明書

こちらは卒業時に大学からもらえる書類です!
注意事項としては、修士(法学)や修士(商学)といったように具体的な学位の名前が記載してある必要があります
大学によっては通常記載がない場合もありますので、その場合は大学の事務局に必ず問い合わせてください!

③成績証明書

こちらも卒業時に大学からもらえる書類です!
先ほどの学位取得証明書かこの成績証明書で入学年月が確認できない場合は、これにプラスして「在籍期間の証明書」という書類が必要になりますので、こちらも記載の有無は大学の事務局に確認するとよいです!

④学位論文のコピー

皆さんが2年かけて完成させる税法論文のコピーです!
なお、論文には、表紙、ページ数記載の目次、参考文献が必須です!

⑤指導教授の証明書

国税庁のHPにも記載されていますが、こちらの書類になります!

書き方は空欄を全て埋めていけば問題ないですが、くれぐれも指導教授とは良好な関係を築きましょう!
判子を押して貰えないという悲惨な結果にならないように…

⑥修了要件のコピー

修了要件のコピーですが、これは入学時のガイダンス等で配られる大学要綱の中に、在籍期間、必要単位数、修士論文の審査方法、審査の合格条件などが記載がされているページがありますので、それをコピーしましょう!

⑦講義概要等のコピー

これが一番めんどくさいです!
自分が2年間で履修した講義全てのシラバスを印刷しましょう
なお、シラバスには担当教授、講義内容、単位数が記載されている必要があります
これは論文提出直前になってやると大変ですので、早め早めにやっておくのをオススメします!

⑧合格科目を証する税理士試験等結果通知書のコピー

こちらは試験で合格した際に郵送された税理士試験等結果通知書のコピーです!

⑨返信用封筒

A4判大の返信用封筒切手を貼りましょう!
切手は、一般書留(555円)、簡易書留(440円)、特定記録郵便(280円)のうち自分が希望する返信方法の金額分貼ってください!

全免除とならない場合の提出書類

続いて、全免除にならない場合の提出書類を見ていきましょう!
提出書類は以下の8点(先程同様、在籍期間の証明書が必要な場合は9点)になります!
なお、全免除の場合と被ってるものは説明を省かせていただきます。

①研究認定申請書

国税庁のHPに記載がありますが、こちらの書類になります。
全免除の場合と若干名前と体裁が違いますね!

まず、記入日、郵便番号、住所、氏名、電話番号、個人番号(マイナンバー)を記入します!
次に、1番のところに、過去の試験で合格した科目名(全免除ではありませんので税法科目を含んだ1科目か2科目)をすべて書き、さらに(     )の中に、その合格した際に郵送された税理士試験等結果通知書に記載されている一部科目合格通知番号を記載します
そして、2番のところは、税法に属する科目等に関する研究に〇をします
最後に、収入印紙はり付け欄に、消印していない収入印紙8,800円分(郵便局で買えます)を貼るのを忘れないでください

②学位取得証明書

全免除の場合と同様です!

③成績証明書

全免除の場合と同様です!

④学位論文のコピー

全免除の場合と同様です!

⑤指導教授の証明書

全免除の場合と同様です!

⑥修了要件のコピー

全免除の場合と同様です!

⑦講義概要等のコピー

全免除の場合と同様です!

⑧合格科目を証する税理士試験等結果通知書のコピー

全免除の場合と同様です!

提出方法

全免除となる場合も全免除とならない場合も提出方法は同じです!
先ほど紹介した提出書面が揃ったら、国税審議会会長宛に、一般書留、簡易書留又は特定記録郵便で提出します

具体的な提出先は、郵便番号100-8978 東京都千代田区霞が関3-1-1 国税庁内 国税審議会会長宛 です!

なお、全免除となる場合もならない場合も提出書類が多いので、簡単な「送付状」を作るとよいでしょう!

提出時期

提出時期は、全免除となる場合と全免除とならない場合で異なります!

まず、全免除となる場合は、提出時期に制限はありませんので、いつでも提出することができます
つまり、卒業式で必要書類をそろえたらその足で郵便局に行って提出することもできるわけです(私の周りの全免除に該当する院生はそうしてる方が多かったです)!

一方、全免除とならない場合は、提出時期が税理士試験の受験申込受付期間内に限られます
つまり、1科目以上の受験申込と併せて免除申請書類も提出するということです!
私の場合は、既に財務諸表論と国税徴収法は合格していたので、簿記論の受験申込と同時に税法免除申請書類の提出も行いました!

免除申請の結果について

税法免除申請書類の提出を無事終えたら、あとは結果を待つだけです!
といってもいつ頃どういう感じで来るの?とそわそわしますよね!
これも全免除となる場合とならない場合で異なります!

全免除となる場合は、提出した返信用封筒が返ってきて、その中に税理士試験免除決定通知書が入っていたら申請が通ったことになります!
これが届く時期ですが、人によります!笑
6か月くらいといわれていますが、それより早い人も遅い人もいますので、ただ1つ言えることは、早めに出すに越したことはないということです!

一方、全免除とならない場合は、11月末頃の税理士試験の結果発表のときに免除申請の結果も分かります!
が、ここの分かり方は2パターンに分かれます!

まず、受験申込した試験科目に不合格だったものの免除申請は認められたという場合、税理士試験等結果通知書における税法科目の欄2つ(左詰めだそうです。例えば消費税にすでに受かっているのなら所得税法と法人税法の欄)に「認定令〇」と書かれます

そして、受験申込した試験科目に合格し、かつ免除申請も認められたという場合、これにて5科目合格に達しますので、合格証書が届きます
なお、第74回試験から結果が郵送で届く前にネットで結果が見れるようになりましたので、官報に自分の受験番号が載っていることからも確認できます

おわりに


長い記事を最後まで読んでいただきありがとうございました!
税法免除の申請書類についての話は複雑で情報があまりありませんので、少しでも皆様にとって有益な情報を与えることができていたら幸いです!
今後は、私が税法免除論文を書いていた時の話や、税理士試験の話ができたらなぁと思います!

それではまた


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