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【レイキの教義五戒 ④心配すな】
前回は教義五戒のうち「怒るな」についての解釈として
「過去に囚われず『今ここ』を意識せよ」
ということをお伝えしました。
今回も引き続き、教義五戒のお話をしていきます😊
【まずはおさらい】
教義五戒とは「生き方そのものを変えるための非常に有効な指針」として、日本伝統式レイキに携わる人々が守り、実践してきた教えとなります。
その内容は
「招福の秘法 万病の霊薬」
今日だけは
怒るな
心配すな
感謝して
業を励め
人に親切に
となります。この一つひとつを細かく見ていきましょう✨
【心配とは『未来』に囚われた状態】
自分の心を見ていくと、心配している時には『未来』に何か嫌な結果が待っているのでは、思いめぐらせているのではないでしょうか。
起こりもしていない結果、すなわち「幻(『今ここ』には存在しないもの)」に囚われ続けている訳です。
「心配する=未来に囚われている」であり、これもまた『今ここ』に意識がない状態と言えますね😳
【心配に囚われると】
心配に心が奪われ、不安だったり怯えていたりするとき、私たちの心身は非常に緊張し、萎縮しています😖
呼吸はどんどん浅くなり、脈拍も速く乱れます。
このような心理状態の時も視野が狭くなり、目の前に美しいものがあっても目に映らなくなります。「見えているのに見えていない状態」と言えるでしょう。
心配している時の表情は決して明るくないため、あなたを見た周囲の人までもが気を遣い、心配顔になります。結果的に心配や不安が波紋のように広がり、あなたの心は余計に不安定になります。
すると自律神経が乱れ、最終的には身体を痛めつけることになってしまいます😢
【『今ここ』に意識を】
『今』は未来への通過点ではありません。
けれども『今』を単なる未来への通過点と考える人は、『未来』に価値を置きすぎるあまり『今』を粗末に扱っています。
それは「自分の人生を粗末に扱う」ことであり、『命』を粗末に扱うということです。
ですから、今の自分を粗末に扱い続けるのを辞めた時に『未来の自分』がエネルギーに満ちて輝き出すのです✨
【コントロールを手放す】
心配している時は「宇宙に代わって未来をコントロールしようと躍起になっている状態」かもしれません。
もしかしたら『相手を信頼できない・信頼したくない自分』がいるかもしれません。
また「宇宙に対して起こっている自分」や「何かをしてくれない誰か」、「所有物や、自分をわかってくれない人に対して執着している自分」に気づくかもしれません。
もしそうなら、無駄な努力をして疲れ果てているのかもしれません😰
そういった方は、一度「招福の秘法 万病の霊薬」を読み返してみてください。
不調和のシンクロニシティよりも、調和のシンクロニシティを起こすために「すべてを一旦横に置いて、今できること」を選択してみませんか?
「人事を尽くして天命を待つ」という言葉があるように、やれるだけのことをやった後には、悪い結果を予測して心配するよりも、結果を天(宇宙)に委ねてしまいましょう☺️
「心配すな」とは「未来へのコントロールを手放し、今を生きる」なのだと言えますね。