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「機動戦士ガンダム」と私

「機動戦士  ガンダム」言わずと知れたロボットアニメの金字塔です。

私は🔥の付いた「再放送」を小学校3年生の時に見ました。ですからほぼリアルタイム世代です。当時ストーリーは難しく連邦・ジオン(敵・味方)位しか理解出来ず詳細な人物像や背後関係、全体的な世界観までは把握出来ませんでした。

ただMSのカッコ良さはその当時の子達には斬新かつ痺れる程格好良く、MS戦闘シーン等は食い入るようにテレビを見たものです。

ビデオや家庭録画機は当時まだ出始めで非常に高額。今で言う所の最新デジタル機器でかなり裕福な一部の家庭の方のみ所有していまして我が家にはありませんでした。それ故に放送中は目を凝らし、その場を決して離れず脳裏にその1話、1話を焼き付けていました。

小学校の休み時間には「オレはガンダム」「オレはグフ」とか言って剣道で言う下段から切り上げてグフの両腕を切り飛ばすシーンを演じたり、

VSグフ戦。今見ても名シーンですね。😄


ジャンケンで決めて「オレは勝ったからシャアズゴック😄」「オレは負けたからジム😵」とか言ってジャブローでのワンシーン、「冗談ではない」とかやってましたね。✨

ジムをいとも簡単に指し貫くシャアズゴックの強さがより光る✨こちらも名シーンですね。


ガンプラに関してはそれはもう凄い人気でした。娯楽のバリエーションが現在と比べると紛うことなく遥かに少なく、パソコンやインターネット等も存在しない時代です。「コレしかない」レベルです。

300円をポケットに入れ、近所の個人経営のおもちゃ屋さんや駄菓子屋に連日通ったものです。雨の日も、風の日も嵐の日も、雪の日も。

しかし、そこには大きな大きな問題がありました。

ガンプラ購入時のライバルは皆殆ど知り合い、同じ学校の学年違いの人や仲の良い友達等々です。

数少ないガンプラを奪い、争う様にして(それは今でも一緒ですね)買うのですが、私の後ろにいてギリ買えなかった友達がいて、私は嬉しいのですが友達には非常に気まずかったり、翌日学校で他クラスの子から「アイツに取られた、やられた」等々陰口を言われたり、小学生ながら人間関係があちこちのエリアでギクシャクしてしまうと言う大きな負の副作用が本当に顕著に現れていました。

ガンプラ欲しいもの同士、毎日顔を合わせるのです。

新作ガンプラが出る度に… これらの事実は当事者しか知らない、分からない初期ガンプラの黒歴史・裏歴史かと思います。

ある日「今日は何々店にギャンが入るぞ!」という話が耳に入り、私は喜び勇んでお店に並んでいました。すると何と私の番で売り切れてしまったのです。

これが小学生の時に私の番で買えなかったガンプラの「ギャン」です。今でも決して忘れられないプチトラウマとなっています。💦

あまりのショックと悔しさでその場で泣き叫んでしまいました… お店の人にはホント迷惑かけたなぁ…今でも鮮明に覚えています。


時代背景


少し話は逸れますが私の小学校時代は男子、女子の壁が非常に高くお互いのエリアを干渉することは罷りなりませんでした。漫画で言うと男子は「少年ジャンプ」を筆頭に「少年サンデー」更に好きな人は「少年マガジン」まで購入していました。女子は「りぼん」や「マーガレット」「ちゃお」等々を読んでいたと思われます。

アニメについて  男子は「ガンダム」を筆頭にその他サンライズ系ロボットアニメ等々。女子は「魔法少女シリーズ」や「キャンディ・キャンディ」等々と思われます。

ですからお互いに逆の物を見たり読んだりするのはかなりのご法度でした。今では使えない言葉かと思いますが「○○のくせに」と言うのは日常茶飯事用語でお互いに言われたくなかったのです。

ガンプラを開店前に並んで買う時に女子は見たことは私はありませんでした。いや、一度だけありました。その女の子曰く「病気で寝込んだ弟に頼まれたから」と。

顔を赤らめ、恥ずかしそうに小さくなって並んでいたのが印象的でした。恐らく「不本意ながら男子のエリアに入ってしまった」的な心情だったと思われます。

今ではホント考えられませんが、ローカルさが生み出す閉鎖的感覚が相まって故の事であろうと思われます。


よくある質問

本題に戻ります。連邦が好きですか? ジオンが好きですか?とよく聞かれます。答えはどちらも「好き」又はどちらも「嫌い」です。「何それ?」と思われると思いますが連邦・ジオン双方に正義があって正義が無いからです。

地球連邦軍の旗。こちらにも正義あり。
ジオン公国軍の国旗。こちらにも正義あり。


その当時のロボットアニメや敵・味方のあるアニメの根幹は必ず「勧善懲悪」でした。がしかしファーストガンダムにはそれが無い…  非常に新しいセンスのストーリーでしたし、それが未だに私のファーストガンダムの連邦・ジオンの好き嫌いの分け目のない理由となっています。

悲しいかな本当の戦争の根底にも双方の勝手な正義がありますよね。


好きな人物


これはもう即答でランバ・ラル大尉です。痺れるような漢、「男が男に惚れる」とは正にこの事でしょう。私もかく有りたいものです。

文句なしでカッコイイですね。


人物像・時代背景は熟知しているつもりですが後世に残る名言が多いのも非常に魅力的です。 

「フフ この風・・この肌触りこそ戦争よ!」「いい目をしているな」「それにしてもいい度胸だ・・ますます気に入ったよ!」「ほう、思い切りのいいパイロットだな。手ごわい。しかし!」「まさかな・・時代が変わったようだな・・坊やみたいなのがパイロットとはな・・!」「このランバ・ラル 戦いの中で戦いを忘れた!」

名言があり過ぎて、あり過ぎて。😅💦

ジ・オリジンに登場した若き日のラル大尉既にカッコイイです。
とてもお似合いの二人です。
アムロが二人に出会ったこともホワイトベースを無断で脱出したからであってとても運命的です。


ラル大尉から大きく差は開きますが芝居地味た名セリフの多いシャア大佐もまずまず好きです。

「私は大きく離れての2位か…認めたくないものだな。」とか言われそうです。😅


またクラウレ・ハモンさんですが、ファーストガンダム登場時には現役かどうかは分かりませんが若い頃は夜の酒場のお仕事をなされていて、私が思うに人気No.1のお人に「本当に好きだったよ  坊や」とまで云わせしめるアムロ…ホントやるなぁと思います。

「本当に好きだったよ  坊や」のセフリがとても印象深いです。 
同じくジ・オリジン登場時の歌姫の頃のクラウレさん。人気No.1は間違いないでしょう。
連邦軍の服も非常に良くお似合いで。


好きなMS

ファースト内ではMS−14  又は14S  ゲルググ(ジョニー・ライデン少佐機含む) 高機動・高性能、特徴的なビーム・ナギナタ 機体シルエット良いですね。

この佇まいが好きです。
「遅すぎた名機」MS−14  ゲルググ


もう少し早く開発・配備されていたなら戦局は大きく変わったと想定するに容易い程の良機体ですね。

ファーストガンダムは今現在の私の感想も入っていますが「小学生の頃の良き思い出」感が強いです。思えばガンダムとは44年来のお付き合いになります。


次回  「機動戦士  ガンダムSEEDと私」  君は生き延びる事が出来るか…




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