エンパスの人に届きますように(4)
エンパスの人が苦しみをよく感じるのは、
人の負の感情を感じるからともいえますが、
あまり指摘されていない大切な点をこれから書いていきます。
ひとつは、自分が確実に理不尽な理由から責められている時でさえも、相手の理由を探そうとすること。
あれ、もしかして、と相手でなく自分自身の出方がもっと良ければ、このおかしな事は起こらなかったのだろうか?などと自分の思考をふくらませることです。
もうひとつは、今書いたことの裏返しでもあるのですが、
あれ、これはおかしいぞ、と感じ取った時に、勇気を出して相手に指摘しないこと。
ひとつ目は、自分自身が自分を庇うための嘘偽りをしないエンパスだからこそ、
相手がそうしている時に、
最初こそ違和感を感じるのですが、言葉を聞けば聞くほど信じる事を選んでしまうその傾向です。
なので、これは感情に焦点を置くのでなく、思考の訓練が必要とされます。
相手の感情でなく、思考を察知する訓練。
それには、自分とは全く違ったタイプの人の思考回路を学ぶ必要があります。
ふたつ目に関しては、エンパスだからこその相手を責めることなく指摘することが出来る能力と関わっています。
その能力を発揮することなく避けているとどんどん力を失っていきます。
こころが不活性化してゆくのです。
確かに人に指摘するということは、大人になるとかなり難しいです。
それでも、だからこそエンパスの出番なのです。
エンパスは、相手と自分を別々の存在として捉える分離意識よりも、
ひとつの意識(一体意識)から指摘する能力を備えています。
そこにはもちろん、数秒のうちにどうやって言えばいいかを演算する脳みそも含まれますが、それよりも何よりも目には見えない、その心なのです。
心の態度。
なので指摘と言いましたが、その指摘はどちらかというと相手が気づくためのものです。責めるために言っていません。
もっともっと真っ直ぐな心からのもので、知ることによって相手の人生が良き方向を向くためのもの。
エンパスのあなたが感じ取るものは、相手そのものである確立が限りなく高いのです。
なぜなら、思い込みや偏見から人を見ないから。
あなた自身のその特質に気づいて下さいね。
~ エンパスからエンパワーへの道 ~