見出し画像

令和に中華キャノンを顕現させる


中国初のヒト型ロボット…
当時最高峰のテクノロジーを使った傑作…先行者

もちろんご存じですよね?このネタキャラ

日本で散々オモチャにされた先行者ですが実は当時密かにプラモ化もされていて、雑誌の付録になっていました。
僕は学生だった当時父がネットランナーの購読者でプラモも完成品を見せてもらっていたのですが流石に捨てられた様子、今回たまたま中古屋で見かけて気づいたら買ってました、対戦よろ~!

飛び出すミサイル!

こいつがイカレたパッケージだ、、、ダs、味がありますね
まず目を引くのは股間の中華キャノンですがこれ実際武器だったのかどうかは謎です、元の写真をよく見ると発射口というより腰回りを補助する棒に見えるんですよね、それが当時キャノン砲だ!ってネタにされてたうろ覚えな記憶
そしてこんな顔してますが基本的言語能力を持っていたそうで日本でいうところASIMOくんのような愛嬌ある姿を目指したのでしょうかね、僕なら全力で逃げます(あとそのやる気のない手はなんだお好み焼きでも作るんか?

パチ組み出来るの地味に凄いね!

これが裏面、パーツ数少なすぎて組み立てガイド丸ごと載せることができるのね、紙を節約して地球にも優しいってわけ!
では中身も見ていきましょう……

????

って紙入ってるじゃん!モデラーのコンテストに限定版の宣伝、まじかこれこそ裏面に載せる内容では?
メタリックエディションの存在は今初めて知りました、1/144百式のゴールドエディションみたいなものか

ランナー1枚(と関節パーツ)!

続いてランナー、先行者って元々シルバー1色なのでこのままでも十二分の完成度
…が、今回はちゃんとシルバー塗装をしてみたいと思います、ちなみに僕は素組みしかしない人なのでこいつに塗装処女を捧げることになります宜しいか?

塗装のイロハなど全く知らないのでとりあえず全部切り離して気持ち丁寧丁寧丁寧にヤスリがけ

いいんじゃない?

どこのご家庭にもあるサーフェイサーで下塗りをしてゆきます、正直に言うと物置から物色しました(兄の所有物)
グレーとホワイトがあったけど多分下地は暗めの色にしたほうがシルバーの発色は良くなるんじゃないかなと予想してグレーを選びました
接合部まで塗っていいのか分からなかったので念のためにどこのご家庭にもあるマスキングテープを使用
ここまで一切ググってませんライブ感を出していけぇ~

えー画像はありませんが一部気泡が発生したので綿棒で潰しました、綺麗なやつは綺麗だったのですが多分スプレーの劣化が原因?もしくは吹き付け過ぎて液が垂れた…?

下塗りが乾いたものからシルバーのスプレーを重ねがけします
乾かしてる間は横で漫画読んでたのですが、これがまぁ~~~くちゃい、シンナーの臭いが家中に充満して家族からクレームの嵐が来ました…「薬品でもこぼしたのか」「怪しい実験でもしてんのか」って、こっちは真面目に股間のミサイルを塗装してるんだぞ!すみません換気がんばります!
窓開けての作業は寒いし花粉で鼻壊れるしで社畜だった時間を思い出させてくれるよ、思い出したくないぜ

正直上手くいったと思う

作業を続けること半日、ついに全パーツの塗装が完了しました!
目の部分だけはパッケージ絵のライトを意識してゴールドに、ガンダムマーカーのゴールドくらい一般家庭にありますよね?
所々ムラがあるように見えますがこれは汚しというテクニックでつまり要約すると失敗です、、、ま、まぁ気になるほどではない

そんなこんなで

唐突なボディちゃんとのツーショット

出来たぁーーー!
目ざとい方にはバレてるかと思いますが中華キャノンの発射口がボロボロなのは組み立て時にはめ込むパーツが固すぎて無理やり押し込んだ結果こうなりました、つまり危惧していた通り塗装による厚みが発生していたということです、マスキングしてなかったら全ての接合部ヤスリがけする羽目になってたかもしれないな…
とはいえ全体的に発色は許容できる範囲で間違いなく素組みより見栄えも良いので満足度たかしくんです

ネタ程度に作ったのですが雑誌の付録としては大変出来が良く特に可動域が多くそれでいてしっかり自立出来るところ評価ポイント
関節緩くなりそうなので使ってませんがドリル腕の付け替えも出来るの全力で遊びすぎでしょ
ちなみにミサイルですがちゃんと発射することが出来ます、バネがだめになってないか心配でしたが全然そんなことはなく試しに1発撃ったら物凄いスピードで発射されて行方不明になりました…(1敗

中華キャノンといえばコマネチ!完成度たけぇなおい!
ギアナ高地で修行を積んでそうなポーズ
サボテンダーみたいな🌵

見ての通り片足で自立できる圧倒的安定性、これが中国4000年の英知!
このクオリティで雑誌の付録なんだよなぁ、昨今は電子書籍が主流だけど紙の雑誌と言えばいろんな付録がついて来るのを楽しみにしてるとこあったのでなんだか懐かしい気持ちになれましたね

家宝レベルで大事にしてる一品

同じネットランナーの付録で言うと今手元にあるのは500ピースのジグソーパズル、これは父が要らないと言ってくれたものでイラストが好みだったのでずっと部屋に飾ってあります、この後しばらくジグソーパズルに沼るんですがそれはまた別の話
その他ちゆ12歳やハバネロたんのフィギュアなどありましたが劣化により処分...…
雑誌以外ではゲームのパッケージ版とか、R-TYPE FINAL2の付録にメタルフィギュアがついて来てましたよね、あの記事書いてからもう2年も経つのか早すぎ

一通り弄りまわして満足したのでここからは先行者について当時の思い出話のコーナー
先行者ってコラ画像や動画でオモチャにされてたけど一番記憶に残ってるのがブラウザで遊べた2Dアクションゲームで、だだっ広い荒野を走り回って只管敵を倒し続けるっていう内容なんだけど武器が中華キャノン以外にもドリルとかガトリングのレパートリーがあって強化や支援の要素を上手く使ってどれだけ長生き出来るかを競うみたいな感じで絵面はシュールなものの良く出来ていて当時滅茶苦茶ハマってたんですよね、BGMもかっこよくて好きでした
僕はドリル強化で突貫しまくるのが好きだったんですけど敵も平気で遠距離攻撃してくるものだからちょっとずつ攻撃受けて段々ジリ貧になっていくんです、上手いこと懐に入ったりとか一部の攻撃をカウンター出来たりするのが気持ちよくて癖になってました
書いてるうちに気になって調べたんですがホームページは残っているもののフラッシュ終了でプレイ出来なくなっていましたね、寂しい

以上もはや懐かしいどころか老人ホームかよってレベルの話でした、近所の中古屋でホビーやゲームを漁るっていう行為自体がもはや古臭い話なのかもしれませんが今回のような出土品に巡り合って当時に思いをはせるのも楽しいものです

それではこの辺で、ばいばい。

いいなと思ったら応援しよう!