破天荒ちゃなじ
パタンナーの学校を卒業して、修行(仕事)をしていたある日の帰り。
駅のホームで電車を待っていたら
マリシカ(母)からメールがきました。
マリシカ「ちゃながどこにもいない」「どこ探しても見つからない」
えぇ!?そんなことこんなところで言われても。。
私まだ家まで1時間以上かかるよ…
マリシカ「脱走したのかもしれない。あたりを探してみる」
私は慌てて脱走した猫ちゃんの探し方をグーグル先生に確認し始めました。
すると、数十分後
マリシカ「ちゃな、いました。屋根の上にいました」
「今父がベランダの屋根にノコギリで穴を開けています」
え……
屋…根……?
え?ノコギリ…?
屋根って上がれるの?初めて聞いたんやけど。
ベランダからネットの隙間見つけて登った?のか?と思います。
正直、謎です。でもそれくらいしか考えられない…
ベランダから登るにしても、ものすごい角度なんですよ。
もちろん、ベランダの手すりよりも屋根の方が出ています。
ベランダの手すりから屋根はなかなかの角度なんですよ。
(↓下からみた図)
……まぁ、外に出てなくてよかったし、地面に落下しなくてよかった。
探していたら、どこかでちゃなの鳴き声がする…と
声の聞こえる方を辿っていくと
ナー!ナー!!! と鳴きながら屋根の上をひとりで駆けずり回っていたそう。
広い空間で何の障害物もなく走り回れて、楽しかったのかな…。
父が泣く泣くベランダの屋根に大きな穴を開けて、ちゃなをおろしました。。
(ベランダに穴を開けて父が顔を出すと、ちゃなは走ってきてぺろりと父の顔を舐めたらしい。笑い事じゃないけれど笑ってしまう。)
大損害。
ベランダの屋根、一部修復になかなかの費用がかかりました。(父よすまぬ)
破天荒がすぎる…本当に。
この事件以降、ベランダは更に厳重にネットを張ったので、屋根への脱走?はなくなりました。
大人になって、少しは落ち着いて…きたかな?
相変わらず猫じゃらしが大好きで、いつもくわえて持ってきます。
棚に飛んだりもしています。
でも、今のところ怪我なくなんとかやっています。
毎日、怪我なく、ただ楽しくご機嫌に過ごして欲しい。 ね、ちゃなちゃん。
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