種をまくの追記
今日、子猫ちゃんの里親さんのトライアルが始まりました。
私の親友彩子が保護した子が、私の親友Aチャンにたくされました。
Aチャンご家族は真剣に子猫ちゃんふたりをお迎えできるかを考えてくれて
(小学生の長男くんも一生懸命猫ちゃんについて勉強してくれたそう)
彩子の作った里親アンケートやお見合いにも積極的に協力してくれて、安心して譲渡できそう!とご縁がつながりました。
彩子は彩子で必死に子猫ちゃんたちを看病して、連日病院通い。
寝不足になりながら、ひとりで本当に頑張っていて。
遠くに住んでいる関係からも、お迎え前の環境チェックには私が昨日行かせてもらったのだけど、コロナの影響でAチャンの顔を見るのはとっても久しぶり。
少し距離をとりながら、マスク越しでしか話せないことにちょっぴり寂しくも感じました。(でも、会えるだけありがたいことだ。)
子猫ちゃんを迎えるために、トイレもピカピカの立派なものがふたつ置かれていたし、Aチャンが頑張ってDIYしたケージも置かれていたし、新品のご飯の器に、キャットタワーも発注中(Aチャンの父に笑)。
準備万端でした。
そしていろいろと考えながら準備をしてくれているんだなぁということも、伝わってきました。
ここの隙間はこうした方がいいかな?とか、猫砂はこんなのがいいのかな?とか、子猫ちゃんたちのためにいろんなことを考えてくれているんだなぁとね。
結局私は今回、里親さんにならないか声をかけて連絡調整や相談にのるくらいしかできずに申し訳ない思いもあったけれど、このご縁が繋がってやっぱり嬉しい。本当に。
子猫ちゃんたち、きっと幸せになれるね。
* * *
実は、ママともうひとりの子猫ちゃんペアは彩子のご近所の方が「親猫ちゃんの引き取り手を探す方が難しいだろうし医療もこちらで受けさせるから〜」と言ってくださったそうで、早々トライアル中。
なんとかうまくいくのでは?と思っています。
どちらのご家族もとても優しいから、きっと幸せになれる。うん。
これはまさしく強運だ。強運の親子猫ちゃんたちだった。
こんなにぱぱーっとご縁ってつながるものだろうか。。すごいなぁ。
うちにはご縁を探しても見つからなかった子もいて、成猫ちゃんを譲渡する難しさを痛感したこともあるんだけど、こんなにいいご家庭たちに迎えてもらえる、親子猫ちゃん。
諦めなければ、道は開けるんだって今回改めて教えてもらったような気がしています。
あの日あの時、彩子が思い切って保護してくれなければ、この物語は始まらなかった。
Aチャンが家族を説得して環境を整えてくれなければ、こんなにはやく縁談もまとまらなかった。
猫ちゃんたちは、猫風邪と頑張って戦ってくれて、生きることを諦めなかった。
ママ猫ちゃんは、推定でも10歳以上らしく、保護した時は本当に細くてガリガリで。
きっとね、無責任なご飯をあげている人たちのほんの少しのご飯でここまで生きてきたんだろうとは思います。
でもやっぱりその分、野良で結局何度も子どもを産みながら飢えや病気と闘いながら、ここまで生きてきたんだろうと思うと悲しくなるし、今もそんな子が日本にたくさんいることに、涙がこぼれそうになるし、切なくなります。
先日から実はインスタで親子猫ちゃんを保護したいと考えていた方からのご相談を受けていまして。
子猫ちゃんたちが乳離したところで、保護して昨日避妊手術をした母猫さんのお腹の中には、8ニャンもいたとか。
猫ちゃんは交配すれば妊娠率ほぼ100%です。これ、知らない人も結構いると思います。
猫ちゃんは増やそうと思えばグングン驚異的なスピードで増えます。
避妊去勢って、できればしない方がいいのでは?と思う自分はいつも隣合わせにいるし、とても不自然な行為だと感じているけれど、どうしても野良猫さんを減らすには今、この手段しかないんだって。断腸の思いです。本当に。他の手段があるのなら切に知りたいくらい。
お外で暮らす子の全員を助けられないことに、悔しくて苦しくて涙する日もあるけれど、全員を救うのは無理だってわかっていたって、こうやって人の優しさに触れる子は確かにいて、家猫になれる子がわずかでもいることが、私にとっての救いです。
これからは安全安心の環境で、ゆっくりした穏やかな半生を送ってもらえるといいなぁ、と思います。
そして、私は今日も明日も明後日も、種をまきつづけます。
ひとりでも多くの子がお家の中で暮らす世界になりますように、と。
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