子猫ちゃんの噛み癖

猫ちゃんと暮らしはじめて、とても驚いたこと。

猫ちゃんの目は横から見ると、ガラス玉のように透けて見える。透明に透けて見えるだなんて、、、なんて美しいのでしょう。

神さまは、猫ちゃんを完璧につくりすぎてしまっている‥。

だけど、そんな中で本当に困ったのが噛み癖でした。

本当に小さい頃から、親と離れてしまったせたじ。おうちの中でも猫ちゃんはひとりきり。
噛むことに手加減が一切なく、すごくヤンチャでした。めちゃくちゃ痛かった‥

父は噛まれて時々流血していました。もう、私の手に本物の穴が開くのも時間の問題だな‥って思ってました。

本来は子猫の時に兄弟や親とのじゃれあいの中で、噛む力の強さを教わるらしいけれど、子猫の時にひとりっきりで保護されたせたじは全力で噛みつきにきてました。
乳歯が生え変わる時、むずがゆいのよね。仕方ないよね。

でもさ、見て。

噛みついてる時すらかわいいの‥

しかも、噛みつきながら両手で人間を抱えて、両足で人間を蹴り上げるのよね。

（あれの理由を調べていたら『鳥など獲物を捕まえて弱らせる行為です』って書いてあって、すごく面白くなっちゃって。一時期うちの家族でせたじにやられると「せたじが私を弱らせにきた」って言ってました。）

噛みつきおもちゃを渡しても、「おまえの手は別腹」と言わんばかりに噛まれる噛まれる。腕がサンドバッグ状態ですよ‥

「噛まれると痛いんだよ」って伝えても全く動じず、育児本に載っていた小さな霧吹きでシュってしてみても、少しひるむものの変わらず。
噛まれたらグッと手を口の中に押し込むとか書いていることもあるけれど、かわいそうすぎてできないし、正直全く効果ない‥
これはもう諦めるしかないのか。耐えるしかないのか。私は果たしてMになりきれるのか‥そんなふうに思っていました。

でも、それがたった1日であっさり治りました。

ふたりめの猫ちゃんを迎えると、しっかりしつけてくれたみたいで、噛み癖は全くなくなりました。手加減も覚えました。（それまでシャーを知らなかったみたいだけど、ふたりめの猫ちゃんにシャーも習いました笑）

なんだかね、人がうんぬんかんぬん言ってもやっても仕方がない。

猫ちゃんには猫ちゃんの世界があるんだね、って思いました。