いつもの「明日旅行でも行くか」で年末横浜に1泊2日した話
私たち夫婦の旅行は決まって前日に計画される。
今回も例のごとく前日に旅行が決まり、とりあえず宿と出発時間だけ決めて当日の朝を迎えた。
起きたらなんか雪が積もっていた。
そもそも私の住んでいる地域ではあまり雪が降らない。降ってもうっすらと白くなるだけだ。なのに、よりによって旅行当日に、それなりに積もっていた。
雪なんてもんは見るだけで寒い。
私の推しであるジミンくんが大好きな雪だから「雪が嫌い」とは言わないようにしているが、やっぱり降ってもテンションは上がらない。
雪の処理は全て旦那に任せ、出発した。
私の家から横浜までは車で約3時間半、途中SAに寄るのも旅の醍醐味なので、それ含めると4時間ちょっとで到着する。
行きの車ではまず、お昼ご飯を探し、旅の計画を大まかに決めるのがお決まりだ。
調べると、横浜にはお洒落な食べ物がいっぱいあった。
しかし私たちはお洒落なカフェとは無縁、休みの日はうまいラーメン屋を開拓するのが日課の2人だ。
2人でラーメンの話をしていたら、蒙古タンメンを思い出した。
私たちは蒙古タンメンをカップ麺でしか食べたことがない。いつか実店舗に行ってみたいと思っていた。
そこで、関東地方にしかない「中本」に寄ることにした。
12時半頃のお昼にちょうど良い時間に到着できそうだ。
そして、目的地中本のある横浜駅の近くに到着し、なるべく安く止めれるコインパーキングを探していたその時
信号待ちをしていたら、目の前の横断歩道を
背が低めでぽっちゃりとした眼鏡をかけた男性が渡って行った。
旦那はその人を見て「ミキの昴生!!」と言った。
確かに似ていた。
割とどこにでもいるタイプの背格好ではあるが、結構似ていた。
真相は分からないが、私たちは昴生を見たことにした。
パーキングに車を止め、中本に向かった。
6組くらい並んでいた。
20分くらいで入れた。
5分も待たない内に着麺した。
食べていたら汗と鼻水が垂れてきたので、ティッシュを手に取ろうと顔をあげた時、隣に座っていた若い男性が目に入った。
おそらく北極を食べていた彼は、私以上にしっかり汗を流しながら、鼻にティッシュも詰めていた。
その人は鼻の上の方を指で押さえながら食べていた。
あぁ、相当辛いんだな。と思った。
私はラーメンを食べ進め、またティッシュを手に取るついでにチラリと隣の様子をうかがった。
すると、彼の鼻に詰められたティッシュの上の方が赤く染まっていた。
しっかり2度見してしまった。
指で鼻を押さえていたのは、辛さを紛らわせるためでも鼻水が垂れるのを防ぐためでもない。
彼は止血をしていた。
この後私はラーメンを食べながら、自分だったらどうするだろうと考えた。
トイレに駆け込みとりあえず血を止める?
いや、そんなことしてたら麺が伸びてしまう。遥々愛知からやって来て、やっとありついた念願の蒙古タンメンだ。麺を伸ばすなんて店主にも失礼だし、店の外にはたくさんの人が並んでいる。こんな状況で席を外すなんてできない。
しかし鼻ティッシュは恥ずかしい。こいつ鼻血出してやがると思われる。嫌だ。でも席は立ちたくない。
とか考えてたら、いつの間にか完食していた。
隣の鼻血さんはまだ麺が結構残っていた。
彼のその後は知らない。
お腹を満たし、パーキングに向かう途中ドンキに寄った。
私がシャンプーとトリートメント、クレンジングを忘れたからだ。
行き慣れていないドンキは、どこに何があるか分からず目当ての物を見つけるのに時間がかかった。
支払いをし、外に出たら旦那が「あっ」と声をあげた。
スタイリング剤を忘れたらしい。
帽子をかぶるつもりで準備していなかったのに、その帽子を家の玄関のあそこに置いてきたらしい。
振り出しに戻った。
まぁシャンプーコーナーの近くにあるだろうと、さっきの場所周辺を探したが全く見つからない。
結果、全然違うゾーンにあった。
なんだこの時間は。
おかげで駐車料金が600円アップした。
車の街で生まれ育った私たちにとって、店に駐車場がない時点でため息もんだ。そして都会の駐車料金はばか高い。ちょーっとお昼を食べただけで1200円もとられる。
旦那はお金を投入しながら
「さっき食べたラーメン2人分のが安いやないか!」
と機械にツッコミを入れていた。
そして、今晩お世話になるホテルへ向かった。
ホテルの正式な名前は忘れたが、なんちゃらプロフェッショナル旅館!的な感じ、名前だけ聞くとなんだか凄そうなホテルだなぁって思ったことだけ覚えている。
ホテルに到着した。
そこには、有料だが駐車場があるらしい。
ぱっと見駐車場らしきところが見つからなかったので、私だけ降りてフロントへ向かった。
なんちゃら旅館というだけあって、旅館感のある造りだった。
中に入るとすぐにスタッフの方が声をかけてくれた。
とても優しい方だった。
駐車場のことを尋ねると、運良くあと1台空きがあるそうだ。
おっラッキー!と安心したのも束の間、そこは地下に車を入れるタイプで高さ制限があるらしい。
「◯◯メートルなんですけど.....」(正確な数字はもちろん忘れた)と言われたが、分からん。
旦那は最初に載せた写真の通りRAV4に乗っている。
でかい車ではある。
あと、上になんか取手みたいなのを付けている。
「わ〜、どうだろう....」と旦那に電話しようとしていたら、スタッフさんが
「これくらいですかねぇ..」と言いながら、手を頭の少し上にあげて高さを示してくれていた。
・・・・・ありがとう。
けどそういうことじゃないんだ。
その◯◯メートルが、大体それくらいなのは私もなんとなく分かる。でも車がそれに達してるかどうかが分からんのだ。ごめん。
結局、旦那に電話したら制限を超えていた。
そしたら宿から徒歩5分かからないくらいのパーキングを教えてくれた。
24時間打ち切り2000円。
宿の駐車場は1泊3000円。
いや制限オーバーしてて良かったわ!!!!!!!!!
あれ、まだチェックインの段階なのに・・・
こんな長くなるとは思わんかった。
1回休憩します。
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