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⭐️昔スターだったあなたへ
これは、大学時代、狭い世界でもてはやされ、調子に乗っていた私、ジオまるが、社会に出てあがき続ける話です!
理想と現実のギャップに悩んでいる人の心の負担を、少し軽くできればと思って、このnoteを綴っております。
今の自分に満足できない方、心が疲れている方、そんなあなたに読んでいただきたいです!
⭐️Prologue
はじめまして!
ジオまるです!
初投稿は、自分がどういう人間かを分かってもらう事が大事と言いますので、少し長めに自己紹介をさせてください。
私は、ある大手人材会社で人材紹介営業をしております。転職エージェントという言い方の方が、馴染みがあるでしょうか?
学生時代は、サークルの英語スピーチ活動に明け暮れ、全国数多くの大会で賞を取り、自室のデスクに乗り切らないほど多くのトロフィーを獲得しました🏆
サークルの仲間や他の大学からは、某大学の絶対的エースなどと、もてはやされていました!
(ハリーポッターの世界観のような食堂があり、美女が多いと言われてる大学にいました🧙♂️👩)
当時、周りからスターのような扱いを受け、周囲の反応に満更でもない自分がいました。
「俺の言葉には、人の心を動かす力がある!」
そんな事も思ってました。
今思うと、恥ずかしくて、どんな穴でもに入りたいです😢
とにかく、「自分の言葉で人の心を動かす」ことに自信、いや、過信していたこともあり、自分の言葉で人の背中を押し、前向きな未来へと後押しすることに向いてるんではないか?
そう考え、2020年4月に、新卒で大手人材会社に入社!
「今年の新人賞は俺が取る」そんな期待を胸に、転職エージェントとしての日々が始まりました!
⭐️理想と現実のギャップ
「お前、達成する気ないもんな!このミーティング何話す?」
忘れもしません。入社2年目の8月下旬、所長との面談で言い渡された言葉。
月に一度、所長との面談。
通常、この面談では、それまでの営業成績の進捗と目標に対する差分、達成に向けて今後伸ばすべき能力とその手段について、話し合われるが、、
まさかの面談放棄!!
そうとも取れない、第一声。
沈黙の時間が数秒流れたが、そのわずかな時間で感じた事、、
絶望
所長の言葉が原因ではない。
自分の理想像と現実があまりにもかけ離れていたからだ。
「お前入社してから達成した事あったっけか?」
続く所長の言葉。
そう、僕は入社し、営業に配属されてから一度も達成した事がない。15ヶ月連続未達という状況に陥っていました。
これを読んでいる営業パーソンは、自分がこの立場だったらと思うと、震えが止まらないはず。。
15ヶ月連続未達は、あり得ない数字。
普通病んで、もう会社辞めてるレベル。
スターともてはやされ、チヤホヤされていた過去を持つ自分にとって、受け止めきれない現実でした。
⭐️みんなも昔はスターだった
あなたも、これまでの人生でスターだった頃はありませんか?
チームを勝利に導くエース⚽️クラス1のコメディアン🤣頭脳明晰で有名校へ進学🏫卓越した楽器の腕前🎸モテる美人👩
イメージするレベル感に、各々違いはあるかと思いますが、「人より何か優れている」そう周りからチヤホヤされて舞い上がった瞬間は、一度は経験したことがあるんではないでしょうか?
僕は、大学生の頃がスターのピークでした。
自分で言うのも恥ずかしいのですが、「カリスマ性がある」と言われる事も多々あったくらい、英語スピーチの世界で、もてはやされてました!
そんな環境にどっぷり浸かっていたら、
「新人賞は俺のもの」
なんて勘違いしながら、入社するのも不可避ですよね😂
ただ、スケールは違えど、私のように「思い描いていた自分」と「現実の自分」を比べ、落差を感じたことは、誰しもあるはず。。
落差を感じた時、あなたはどうしてますか?
⭐️涙の決意
所長とのミーティングの後、会社の近くにある公園のベンチで泣きました。ベンチで下を向いて、寝てるフリして、涙を流しました。
そして、その日から自分の行動をあらためました。とにかく、企業への理解を深めるために、プライベートの時間のほとんどを、企業の勉強とセールストークの台本作りにあてました。そして、それをひたすら練習、練習、練習。
営業でも、今までにない自信を、交渉や提案の場で見せるようになり、多くの求職者の入職先を決めました。
そしてついに、営業人生16ヶ月目にして初達成!
しかも、チーム内成績1位!自分の上司や先輩よりも多くの受注をいただく好成績で目標を達成しました!!
これぞ自分が思い描いていた理想の自分!
またスターへの道を歩み出した!
そんな満足感がありました。
⭐️落とし穴
「またスターへの道を歩むんだ!」
初達成の翌月、当然、連続達成を意気込んでいました!
ただ、その思いとは裏腹に、自分の仕事に疑問を持つようにもなりました。
唐突ですが、転職エージェントって、どんなイメージがありますか?
「無垢な求職者を騙してブラック企業に放り込んで、銭を稼ぐ連中」
これは新人の時、電話越しで求職者に実際に言われたことです。耳が痛かった... ただ、実際こういった内容は、ネット上で、インフルエンサーもよく発信してます。こういう負のイメージを持たれていることは悔しいですが、そういう事実はあります。
しかし、実際転職エージェントという立場になると、世間一般のイメージにあまりあげられない、ある盲点に気づくことになります。
それは「やばい求職者の存在」です。
平気で経歴を偽る、約束を守らない、敬意を欠いたコミュニケーション、他責思考でプライドと口だけ達者、会社の愚痴しか言うことがない、、
あげればキリがないですが、要するに、「この人と働きたい!」と、人から思われないであろう人達が、世の中には一定数いらっしゃることに、初めて目を向けることとなりました。
これまで私がノルマを達成できなかった要因を振り返った時、
大きく理由は2つ。
一つは自己研鑽の怠り
もう一つは、やばい人の対応放棄。
前者は、単に私の怠慢によるものです。絶対達成をすると腹を括ったことにより、平日休日問わず、プライベートの時間を学習に当てることで、周囲との遅れを埋めていき、実際に成果につなげました!
後者は、達成のために、「やばい求職者も逃げずに対応する」と決意し、対応しました。エージェントは常に100名以上の求職者を担当してます。中には、どこの企業も喉から手が出るほど欲しい方もいれば、「いけてない」なんて言葉では収め難い、やばい人もいます。
そして困ったことに、そのやばい人達も転職支援をしないと、月のノルマ達成になぜか届かない。そんな絶妙な目標設定を会社に課せられています。
これが精神的に堪えるんですよ...
自分が「相手のためにならない」と思う商品を売らないといけないストレスは、どの営業パーソンにも精神的負荷がかかります。同様に、企業が明らかに欲しがる人材ではない方を紹介しなくてはいけないのも苦しいんです。
「目標達成のために企業に迷惑をかける人材も紹介するか、企業のために優良とされる人材に絞って紹介をするべきか」
私は葛藤するようになりました。
これは私が思い描いていた理想のスター像なのか?
また、理想の自分と現実の自分の間に思い悩むことになりました。
⭐️休職へ
思い悩んでいるうちに、みるみるパフォーマンスは低下し、そして、精神的ストレスは体調にまで影響を及ぼすようになり、、ついにある日、会社の目の前の横断歩道を渡ることができませんでした。
ストレスによる急な動悸と発汗、足の震えと頭痛
「パニック発作」
後日、医師にそう診断を受けました。
そして昨日、休職をするに至った。
当然、理想の自分もスターの片鱗も、現実のどこにも見あたらなかった。
⭐️これからの活動
随分と長い自分語りになって申し訳ないです💦
ただ、僕がこのnoteを綴った背景をどうしても知っていただきたく、長く語ってしまいました。
休職が決まった日、1日中SNSを見ながら、自分のこれまでの社会人生活とこれからについて考えてました。
すると、ある発見をしました。
それは、自分同様に、理想と現実のギャップに悩んでいる人達が、多くいること。その中には、かつて何かの分野で活躍して輝いていた、元スターも多くいること。
彼らの苦しそうな投稿を見て、ふと思いました。
「なんかこういう人を元気づけてあげたい」
僕は社会的実績のある凄い人でもなければ、このnoteを読んでる人をトップセールスに教育できるようなノウハウもありません。
ただ、これからの僕の投稿を読んでもらった方を、少しだけ元気付け、今いる厳しい現実を踏ん張るきっかけになることは十分できると思います。
それは15カ月連続未達という、営業にあるまじき苦境で踏ん張り続け、単月ですがチームで1番の売り上げを出すにまで至った僕だからこそ、届けられる言葉や届く言葉があるかなと思ってます。
⭐️エピローグ
休職になる5日前、あるお客様から届いたメール。
「ジオまるさん、1年前にお世話になった○○です!もうすぐで、今の職場を紹介してもらって1年になるので、ご挨拶がしたく連絡しました!
お元気ですか?
1年前、22時まで毎日残業し、主人や子供との時間をほとんど取れてなかった中で、今の職場を紹介くださりありがとうございます。
ジオまるさんが交渉し、16時退勤の時短職員として入職できた事もあり、今は毎日家族との時間が取れてます。私が働き詰めで、距離ができていた子供とも毎日楽しく過ごせるようになりました!
最初は給与も大幅に落ちるし、決断できずにおりましたが、ジオまるさんが背中を押してくださったおかげで、今、家族との時間を大切にできてます。
ありがとうございました😊」
もしかしたら、
僕の言葉には、本当に力があるんじゃないか?
また、そう信じさせてくれる一本のメール。
今の仕事を退職ではなく、休職という選択を取らせてくれた言葉。
僕も誰かが、元気になるきっかけになりたい。
読んでくれた方が、ほんの少し元気になるような、
そんな発信をしていきたいです!