イヤでも見る空。
空って毎日見ますよね。
晴れた日も曇った日も雨の日も、家にいてもどこかしらから目に入って来る。
それでいて、自分の気持ちが晴れた日は空が曇ってる時もあるし「なんでオマエ晴れてんだよー!」って空に向かって叫んでやろうかと思う時も。
でも、それが空のいいところ。
毎日同じようで全く同じなんてことはなくて。空の色、雲の形、見える景色、全部その日にしか出会えないもの。
───ここで私が空を見る度に思い出す言葉がある。
「嬉しいことがあった日の空を、写真に撮って残しておいたらいい」
この言葉を初めて聞いた時、既に私の写真フォルダーの中には何枚か空の写真がありました。
多分、その時は「あー空キレイやなぁ」って思って撮ったんだと思うけど、写真にはかならずその時の記憶もあるはずで。
無意識に撮ったようで無意識じゃないのかもしれない。
例えばこれ
この写真は5限終わりに撮った空。
たしかこの日は、1限から5限まで授業がパンパンに詰まってて、しかも5限がめっちゃ頭使う授業で授業が終わる頃にはパンク仕掛けてた記憶がある。
もはや学校に居すぎて帰るのも面倒くさくなってたけど、この空を見て「っしゃあ!帰るぞー!」って元気が出た。
2枚目はこちら。
高校の時の修学旅行で行った、仙台の空。
撮影時間を見ると 6:59 って書いてました。いやいや、眠たすぎる。笑
普段、朝起きて朝焼けと海と鳥のシチュエーションなんてなかなかないですよね。
しかもこのうろこ雲。うろこ雲って「悪天候の予兆」らしいんですけど、見事に修学旅行中はずっと雨でした。
誰ですか雨雲を連れてきたのは!!
…ま、それはそれでいい思い出なんですけどね。笑
最後はこちら。
去年の10月頃に、授業終わり友だちと「梅田行こーぜ!」ってノリで梅田に行って、芝生のところで3時間くらい喋って。
その後にせっかく夜の梅田にいるんだからって、ビルの上に上がって撮った写真。
私、普段は結構早く帰りたい派で、あんまり夜遅くまで遊ぶことってなくて。だから友だちと夜に梅田にいるのも、夜景を見たことも思い出になった。
空、と言えば。
みなさん1回は「曇ってどうやって出来てるんだろう」とか「雨ってなんで降るの?」って思ったことありませんか?
私もあって。と言うか、今でも思うんですけど。笑
幼稚園の頃、絵本を作ってみよう!って先生に言われて、何にしようか考えた結果、私は空の上のことについて書いたんですね。
「空の上には機械があって、その機械を動かしてるおじいさんがいる。そのおじいさんが雨を降らしてるんだ!」
みたいな。
…え、おじさんが??機械で??雨を降らしてる?!
あまりにも夢がなさすぎて、先生にも少し笑われたのを今でも覚えてます。笑
他の子たちは妖精さんとか、動物が出てきたらしい。
ふむふむ、確かにその手があったか。
あー、今ならもっと幻想的に書ける気がする。
…幼稚園なんてもう15年くらい前の話で、ほとんど記憶はないけど、この思い出もやっぱり空が関係してて。写真には残ってなくても、思い出せる。
空ってなんやかんや思い出の一部になってることが多いですよね。出掛ける時、一番に気にするのってやっぱ天気だし。
晴れたら晴れたで、雨なら雨で。
イヤでも目に入るくせに、なんだか憎めない罪なヤツ。