中国映画「無名」を家族と見に行きました感想
映画「無名」を親子三代で見に行ってきたんですが、あまりにも感情を揺り動かされる内容で、自分の中で消化できず苦しいのでこんな真夜中(午前3時)ですが急にnoteを設営して感想書きます。
私が吐き出したいだけで誰か向けの記事ではないですが、王一博さんやトニーレオンさんのファンの方で「誰か誘って見に行きたいなー」と思っている方の参考になると思います。
⚠️注意
・ ネタバレは一応配慮していますが、自己責任
で閲覧をお願いします。
・ 「人を選ぶかもしれない」レベルではありま
すが、率直な感想を書いているため批判と受
け取れなくもない内容があります。
大丈夫であればお進みください↓
映画無名の率直な感想について
まず、最初に映画無名についてですが一言でいうと
めっっっっっっちゃグロかったです、、、、、
ただ、先に書いておきますが見に行ってよかったと思える作品でした。
さてグロさについてですが、その前に見に行った親子3代について書かせていただきます。
私 …成人済、映画あまり行かない、
中華ドラマが好きで王一博さんが出るので
家族を誘った
そういえば小学校のころ、平和学習で必ず毎
年見せられていた戦争映画がめちゃくちゃ苦
手だった
母 …映画の暗さと音が少し苦手、
中華ドラマはあまり見ない、
スポ根漫画が好き
ばあちゃん
…映画はあまり行かない、
中華ドラマが好き、また歴史物も好きで大河
ドラマか歴史漫画、小説など幅広く嗜む
で、どれくらいグロかったかというと、
私は「平和学習のときに見た戦争映画を3倍濃縮したみたいだな」と思いました。
母は途中で席を立ってました(お母さん苦手なのにつれてきてごめん)
ばあちゃんは普通に見てました。歴史物として見れるからかな?
私は怖すぎてばあちゃんの隣で怖いね〜と言いながら見てました。そうしないととてもとても耐えきれなかった!!
ただ、人間の醜悪さを感じるような残虐描写はほぼ前半のみなので、後半は比較的見やすかったです。
前半心身にストレスをかけた上で、後半役者さんのキラキラ光る演技を堪能する、、私はサウナのようだなと感じました。整いに近い気持ちを抱きました。
めっちゃむずかしい!
それと、これは言ってる人多いですが、始めの方だいぶ内容がわかりづらいです。
とはいえ、最後にはあーなるほどそういうことね!と思える部分もあり、わかりづらい部分が逆に生きてきているようなシーンもありますのでこれはある意味良かった点かも。
ただ、もっと事前情報と歴史について調べていけばよかった〜!って後悔はあります。
(事前情報これあればよかった!って下の方にまとめてるのでこれから行く人はよければ見てください)
そしたらもっとちゃんと見れたと思います。
本当に「王一博さんとトニーレオンさんがスパイの映画」くらいの知識で行ったので、途中まで彼らが同陣営なのか、どこにいるのか、何に向かってスパイしてるのかすらわからなかったので…
悔しい!もう一度見たい!!
【重要】でも行ってよかったよ!!!!!
ここまで見方によれば批判のような内容を書いていますが、しかし、先ほども書いたとおり、行ってよかった!!と思える内容でした。
理由はいくつかあります。
ストーリーがすごく上手くできていて、最後のシーンで、あっなるほどそういうことね!ってなるのがなんとも気持ちが良かった。
なかなか日常生活で味わうことのない感情を味わえた。すごく非日常的な快感があった。
演技は生々しくて美しくて圧巻。これだけでもファンからしたら行く意味あります。私は王一博さんを目当てに行ったのですがこんな顔できるのねとゾワゾワさせられたシーンがいくつもありました。それとアクションもすごかった!
色んな言語喋ってる俳優さんが見れる!
特に王一博さんが日本語喋ってるのファンとしてはすごく沁みます。
とにかく舞台美術含めリアルでありながら絵作りが美しい。(だからこそ前半は怖く感じるレベルで生々しいのですが。)
まとめると、テレビや私のよく見るような映画では得られない感情を得るような映画でした。
人生経験の一つになるような。
抗🇯🇵的要素
これも気になる人がいると思うので。
私は思想はあまりないと自分では思っていて日常に思想を絡めようとは思わないタイプで、とはいえ勉強のために新聞を毎日読んでた時期もあるし、大学で政治を学ぶ機会もあったのでそこまで疎くもないくらいの人間だと思うのですが、
個人的にはあまり気にならなかったです。
というかテーマがそこにはないように思いました。
ただはじめのあたりをよくわからず見ていたので、あくまで個人的意見です。
多分事前に以下の情報入れていったほうがいいです
私自身、事前情報を入れていかなかったのをめちゃくちゃ後悔してるのでここだけでも一読くだされば。
冒頭のシーンは時系列的には中盤であり、結構こういうふうに時系列が前後する部分がいくつかある
陣営について(ざっくり解釈、間違ってたら指摘くださいすみません)
①汪兆銘政権陣営
ここの諜報員に主役2人がいる
よく出てくるのは
・部長(董成鹏)…フーのいとこ
・フー(トニーレオン)
・イエ(王一博)
・ワン(王传君)…イエと仲が良い
②日本(というか関東軍系?石原派)
・渡部(森博之)…渋いかっこいい日本人
出てきたらその人
③中国共産党陣営
①と②は同陣営(史実的には①が②の傀儡政権だったという見方がされている)
②と③は戦争中
①と③は考えの違いにより敵対(①は日本と組んでて③は日本と敵対)
見たいなら見て後悔しない作品、ただし誘う人は選んだほうがいいかも
私は王一博さんを見たくて行ったのですが、行ってよかったです。
映画自体の完成度が高く、役者の方々もよく、美術も音声もよく、といった形なので、ここまでつらつらと書きましたが、
自分が興味を持っていくなら絶対後悔させない作品!濃密な時間を過ごせる!
と感じました。
ただし、1ミリも興味を持っていない人かつ、映画自体苦手な人を誘うのは少ししんどいと思う。
個人的には誘うなら以下のような少しでも興味を持つ素質がある人がいいと思います。
中華コンテンツが好き(俳優さん、ドラマ、文化)
映画が好き
グロ耐性がある
歴史物が好き、特に近代
肝が座ってる人
今回でいうとお母さん誘ったのは少し失敗だったかも、おかあさんごめんね。
映画無名めっちゃ良いのはもちろんなんですが、良いとか悪いとかを超越したすごいエネルギーに圧倒されるので、たぶん見に行った皆さん感情ぐちゃぐちゃになって何か吐き出したくなると思います。私のように。
なのでよければ見に行った方感想ください。語り合いましょう。