【004】自宅で子宮頸がんチェック-BBC Radio「Latest News Playlist」(16 July 2024)より

みなさんこんにちは!私のNoteでは、日本でも無料で楽しめる英国BBCラジオから、1放送取り上げてご紹介していきます。本日取り上げるのは、2024年7月16日に放送された「Latest News Playlist」です。
残念ながらオンデマンド放送はなさそうです。

同様の内容を扱った記事がありましたので、貼っておきます。

子宮頚がん検診は、職場の健康診断のオプションで毎年受けていますが、オプションになかったり健康診断を受ける機会がない人は受ける機会がないと思います。
性交渉によるウィルスが癌に繋がりうるので、誰にでもリスクがあり恐ろしい病気です。日本ではワクチンが普及しなかったため、検診によって癌のもとになりうるウィルスを発見することしか防ぎ様がありません。
その検診が、Covidテストのように自宅でできるようになることは、大きな進歩ですね。
私もイギリスにいた時は、NHSから「子宮頚がん検診にきてください」と何度も電話メール手紙が届きました。他の健康診断的なお知らせは一度もなかったのに、これだけはすごく熱心だった印象がありましたが、ここ何十年も検診への受診率が下がっているからだったのかもです。

ちなみにセルフのことをDIYという意味で使うということを学びました。


以下、ラジオの内容のまとめです↓


子宮頸がん検出における新しいHPV自己採取検査の可能性

最近、アジズ博士とカレンが新しい子宮頸がん検出のためのHPV自己採取検査について語り合った興味深いディスカッションがありました。この新しい検査が女性の健康管理にどのように役立つかを紹介したいと思います。

HPV自己採取検査とは?

まず、HPVとは何かをご説明します。HPVはヒトパピローマウイルスの略で、子宮頸がんの主な原因となるウイルスです。従来のスクリーニング方法である子宮頸部の細胞診(パップテスト)に対して、HPV自己採取検査は自宅で簡単に行える新しい方法です。

アジズ博士の解説

アジズ博士によると、HPV自己採取検査は、従来のスクリーニング方法に抵抗がある女性に特に有益です。この検査は、自宅で行えるため、クリニックに行く手間が省けるだけでなく、心理的な負担も軽減されます。特に、子宮頸がんスクリーニングを受けることに抵抗感を持つ女性にとって、この検査は革命的です。

カレンの経験とメッセージ

カレンは自身の子宮頸がんに関する経験を共有し、早期発見と予防の重要性を強調しました。彼女は、HPV自己採取検査が普及することで、より多くの女性がスクリーニングを受けやすくなり、早期発見によって命を救える可能性があると語っています。

HPV自己採取検査の利点

  1. 利便性: 自宅で簡単に検査を行うことができるため、忙しい生活を送る女性にも適しています。

  2. 心理的負担の軽減: 医療機関での検査に抵抗がある女性でも安心して検査を受けることができます。

  3. 高精度: この検査は高リスクのHPVを検出することができ、子宮頸がん症例の99.8%に関連しているため、非常に効果的です。

  4. 予防効果: 早期にHPV感染を発見することで、子宮頸がんによる死亡の70%を防ぐことができると言われています。

まとめ

新しいHPV自己採取検査は、女性の健康にとって大きな前進です。従来のスクリーニング方法に抵抗がある女性でも、簡単に自宅で検査を行うことができ、早期発見と予防に繋がる可能性があります。アジズ博士とカレンのディスカッションを通じて、私たちはこの検査の重要性を理解し、より多くの女性が健康管理をしやすくなることを願っています。

皆さんもぜひ、この新しい検査について周りの女性に知らせてあげてください。早期発見と予防が、私たちの命を守る第一歩です。


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