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不登校からの復帰「休んで元気になったから学校に行く」

息子の体調が段々戻り、「明日学校行けそう」という言葉が出始めた頃。

朝の様子をみて、「今日はお腹痛くなさそうだな。表情も良いな」と思った時に、

「今日、学校行ってみる?」
と軽く声をかける事を始めました。

「うーん…」まだしんどいので行きたくないとの返事。

その頃、もうすぐ控えている遠足には行きたかった様子。これを機に行けるようになったらいいな、と淡い期待を抱いていました。

遠足の前日。

「今日は、学校行けそう?」

「うーん。行こっかなぁ。どうしよーかなぁ。。。」

(もうひといき!!)

背中を押してみる。
「行こうと思った時に行っとき。タイミング逃したら、また行きにくくなるから。すごい勇気がいる事やと思うけど、今日行った方がいいわ」

それ以上は何も言わず、淡々と用事を済ませていく。

       数分後

意を決して布団から起き上がり、服を着替え、ランドセルを背負ったんです。

やったー!!!

学校に行けるって、今までは当たり前のことだと思ってたけど、こんなにすごい事なんだって思いました。

2週間ぶりに、息子に「行ってらっしゃい」が言えた。

すかさず担任の先生へ電話。

「今日登校しますので、よろしくお願いします」

「具合が悪くなったら先生に言うように伝えましたが、
自分で言えないかもしれないので、先生からも確認してやってください」(←こちらはスクールカウンセラーさんのアドバイス)


実は、不登校3日目に担任の先生が様子を見に訪問して下さったんです。

今日はこんな授業をしたよ。お友達も待ってるよ。早く元気になってね、と話をしてくださいました。
宿題のお便りには、先生とクラスメイトのメッセージも書いてくれてたんですが。

息子にとっては、先生の訪問も皆からのメッセージも負担に感じていたそうなんです😭

ただ、宿題は書いてほしかったらしいです。

先生にはほんとに申し訳なかったのですが
その旨を伝え、宿題だけを書いてもらうことにしました。

そして、いつか登校できた日には何事もなかったように、いつも通りに接してやってくださいとお願いしました。

先生は快く対応して下さり、とても有り難かったです。

学校に行けたきっかけとしては、
遠足という楽しみな行事があったからみたいです

久しぶりの登校。
元気に下校してくる息子。
(よくがんばった!!素晴らしい!!)

あまり褒め称えるのもアレかな、と思い、「勇気を出して、頑張って行ったね!」と声をかけました。

それで、何であえて遠足の前日から学校に行ったのか、自分から話してくれたんですが

「遠足の日から行ったら、みんなに『えー?』って思われそうやから、今日から行った」って。色々考えてるんですね😅

遠足当日も、楽しく過ごせたようでした。

だけど、遠足の日は行って次の日からまた休んでしまう、という話も耳にしたことがあったので、まだ安心はできませんでした。

遠足の翌朝。
普通に起床し、スムーズに準備して登校しました。

帰宅後、「学校行き始めたけど、しんどくない?」と聞いてみました。

息子の口から出てきた言葉に重みがあって
今でも鮮明に覚えています。

「しばらく休んで元気になったから学校行けた」

その言葉が、今まで抱え込んでいたしんどさを全部表しているんだな、と思いました。


【不登校から復帰した後のこと】
今のところ、「何とか」学校に行けているような気がします。まだまだ不安定さが隠し切れていない。こないだも、「眠たいから休む」と泣いて休みましたからね😰

今日も、熱は無いけど頭痛や風邪症状があり休むことになりました。その割に元気で遊びに付き合わされずっとベッタリです。
こんなに元気ならちょっと無理にでも学校行かせて仕事に行けば良かった(泣)と後悔しています。無理させて、また不登校につながってしまうかもしれない。。。とビクビクして、今朝は「行ってこい!!」と言えませんでした。

これからも、いつ不登校になるかもわらない、という不安は常にあります。
その時は、同じように向き合っていきたいと思っています。

どっしり構えて「さぁ、思う存分休みたまえ」と言える位、自分の経済力を安定させることが今の目標です。

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