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ボトムズのカッコよすぎる次回予告の話。

こんにちは!

ダイネンジヤマ・アイショウです!


皆さん好きな「次回予告」ってありますか?


多分、あんまりそこ焦点当ててみてないと思うのですが、次回予告って結構その作品の特徴を端的に表している部分だと思うんですよね。

例えば、野沢雅子モノマネでおなじみドラゴンボールZの次回予告。

「おっす!おら悟空!!」という悟空の会話パートから始まる軽妙な次回予告は、どんな死闘を演じている回であってもブレることはありません。

(Zのものが見つからなかったので、無印のものです。「おっす!…」の流れはないですが、他は大方同じなので参考に見てもらえればと思います。)

その軽妙さが、殺しあってるはずなのにどこかポップで明るい独特なドラゴンボールワールドを演出するのに一役かってるのだと感じます。この次回予告からの「とびきりZENKAIパワー」の流れに非常に癒されるのは僕だけではないはず。

名曲です。


続いてジャンプつながりですが北斗の拳。

何と言っても名優・千葉繁さんの語り口上が印象的。回を重なるにつれ上がっていく千葉さんのボルテージは次第にふりきれていき、最終回間際と序盤で別作品のような印象すら受けます。

序盤と終盤を聞き比べてみてください笑

あまりの鮮烈さにバラエティ等で取り扱われることも多いこの次回予告。宿敵ラオウとの決戦に向け、強敵(とも)たちとの死闘も熱を帯びてくる作品内容と見事にマッチしていると言えます。

他にも「新世紀エヴァンゲリオン」の「サービス、サービスぅ!」や、ネットで大人気「遊戯王」の「城之内死す」など、名次回予告は他にも多数存在します。



さてここからが本題です。

数多ある次回予告の中で、僕がぶっちぎりでかっこいいと思う作品を紹介します。

「装甲騎兵ボトムズ」です。

おそらくこの名前を聞いてピンと来た方は、非常にロボットアニメに造詣のある方だと思います。

今日はこの「ボトムズ」のしびれる次回予告について書き綴り、読み手の皆様に「ハードボイルド」さが伝わって、明日から葉巻を吸い始めることを目標に今日は書きます。

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ボトムズのカッコよすぎる次回予告の話

1、ボトムズって何?

「装甲騎兵ボトムズ」は今からおよそ30年前に放映されたロボットアニメです。


ハードボイルドな描写とハードな世界設定に定評があり、いまだにファンからの根強い支持がある名作です。


簡単なあらすじとしては、「戦乱の世の中(舞台はSFです)めちゃくちゃ強い謎の兵士キリコが、とある理由で軍から追われることとなり、様々な星でさまざな人と出会い別れ、そして自己の出生の謎を徐々に解き明かしていく」話です。


企画はあのガンダムで有名なサンライズ。全体から感じるなんとも言えないアダルトな「渋い」雰囲気は、同年代の作品「ルパン三世」「シティハンター」「スペースコブラ」等と近しいものを感じます。



2、ボトムズの次回予告

さて、作品説明はここくらいにして肝心の次回予告。


僕の好きな話のものを抜粋します。


食う者と食われる者、そのおこぼれを狙う者。
牙を持たぬ者は生きてゆかれぬ暴力の街。

あらゆる悪徳が武装するウドの街。
ここは百年戦争が産み落とした惑星メルキアのソドムの市。
キリコの躰に染みついた硝煙の臭いに惹かれて、
危険な奴らが集まってくる。

次回「出会い」。

キリコが飲むウドのコーヒーは苦い。


たまらん。


ちなみにこれ2話です。めっちゃ序盤。序盤でこの世界観。このクオリティ。このハードボイルド。

無粋ですが、個人的な「渋い」ポイントを解説します。

「者」「街」「市」の体言止めが織りなす独特のリズム感。

「悪徳が武装」「百年戦争が産み落とした」等より解釈が多様化され、様々な側面を持つ擬人法。

そして何より「コーヒーが苦い」で締める次回予告ってこれ以外にあるんですかね。



文面で見ても十分なヤバさなのですが、これを銀河万丈さんが読んでいます。

銀河さんと言えば、「機動戦士ガンダム」の「ジーーーーク、ジオン!!」や、「あえて言おう!カスであると!!!」などのギレン・ザビの名演説で著名な日本を代表する声優界の超大御所な方です。

若い世代の方々にとっては、「なんでも鑑定団」「クイズ!タレント名鑑」等人気番組のナレーションでお馴染みかもしれません。

銀河さんが演じられた名配役の数々です。おそらく、このうちのどれか一つだけでも見たことがある方は多いのではないでしょうか。

銀河さんの重厚なボイスで発せられるこの名予告の数々は、ボトムズでも名物となっており、なんと文字起こししたもののまとめサイトまでネットに上がっています。



さぁ、ここまで読んでいただき

「聞きたい!!!」

と思ってくれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。


「もちろん、youtubeのリンクを貼らせていただきます」と考えていたのですが…

消えてるーーーーーーーー!!!!

え、確かに前まではあったよ!!??なんで!?


アニメ関連の動画は版権が厳しいんですね…

ここまで語って実際に見ていただけないのが本当に心苦しいのですが、パチンコCR装甲騎兵ボトムズの次回予告動画ならございましたので、そちらで勘弁していただけたらと思います…

いやこれも十二分にかっこいいな…(ホレボレ


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いかがだったでしょうか!

ボトムズ始め、この時代の作品特有の「ハードボイルドさ」「渋さ」って今の時代だと「クサイ」とかの一言でまとめちゃうことって多いと思うんです。

しかし、「平成」が終わろうとしている今、「前前時代」になろうとしているこの「昭和」な文化にスポットライトを当てて、その「クサさ」を再確認し、深めるのもまた趣深いものであると感じます!ちなみにダイネンジヤマはその「クサさ」が大好きです!!


最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

これからもぼちぼちいろいろなことを書き綴っていきたいと感じています!

応援よろしくお願いします!!


それでは!!

ダイネンジヤマ・アイショウ


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