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ヒュ―ベルトに一目惚れし、風花雪月を完全初見プレイして悲鳴をあげた女の備忘録3(蒼月編)

本記事はBL表現と百合表現を含みます。
執筆者がフェルヒュー・エデレス・クロロレだと認識して書いているので、じんわり滲み出ているように思います。
本記事は紅花→翠風プレイ後の蒼月ルート初見プレイ記という名の怪文書です。

主たる登場人物
ディミトリ:この世に生まれてきてくれてありがとう
フェリクス:属性盛り過ぎ
シルヴァン:伏兵その①

クロード:最後まで疑っててすまんかった
ローレンツ:お前翠風の時よりクロードにデレデレやんけ

エーデルガルト:俺せんせいから相変わらず激情を向けられている
ヒューベルト:俺せんせいから飽きもせず狂った激情を向けられている
フェルディナント:踊り子
リンハルト:伏兵その②
俺せんせい:私がプレイする女性主人公 ベレスというよりも俺せんせい

以下本文

【青獅子の学級】

翠風ルートでフェルディナントENDを終え5日後。
俺せんせいはようやく風花雪月を起動しました。
あまりにも、あまりにも気が重かったのです。
俺せんせいは、エルとヒュ―ベルトに格段の激情を抱いています。
翠風の彼らの最期がどれだけ苦しかったか。
今俺せんせいが新たに受け持とうとしている学級は青獅子、そう、あのディミトリが。
紅花でも翠風でも最期まで憎悪に囚われエルの首を渇望した復讐の化身が、級長なのです。

そうです、俺せんせいはディミトリに対していい印象を抱いていませんでした。
蒼月ルートはきっと、伯父様たちやみうごに嵌められたディミトリが妄執のままエルを殺して、王国がフォドラを統一するシナリオなのだろうと思っておりました。
本当にプレイしたくありませんでした。
ですが周りがディミトリに狂っている様子を見て、俺せんせいはのろのろとswitchの電源を入れたのです。

先に申し上げますと、蒼月ルートこそが最も美しく、そして強い虚無と喪失を抱かせる、光へと向かう最高のシナリオでした。

ディミトリとエル

既に紅花と翠風をプレイしている身としては、ディミトリとエルの関係が悲惨なものになると予想できます。
故に、二人が絡むたびにハラハラしていました。

さて、重すぎる懸念を抱え始めた青獅子の学級。
今回も誰ENDを目指すか、また誰をスカウトするか方針を立てて進めて参ります。
まず、目指すENDはディミトリENDです。
それは周りがディミトリに狂っていることと、何よりディミレスが風花の二次創作の9割を占めんとする勢いで存在するようですので、よほどヤバいんだろうなという外的な思惑に起因します。

次にスカウト候補ですが、今回も支援会話回収目的で教員の先生方を全スカウトしつつ、複数名スカウトしていこうと思います
まず、フェルディナント。
あなたのことはもう一生離しません。
次に、ローレンツ。
クロードから離れた姿を見てみたい。
そして、カスパル。
メルセデスとの外伝に必要らしいのと、前世(翠風)では酷い死なせかたをさせてしまったので、今回は連れて行きたかったのです。
最後に、リンハルト。
カスパルを連れていくのなら、リンハルトも連れて行くのが筋かと思いまして。
以上四名をスカウトする予定を立てつつ、俺せんせいは教鞭を握ったのでした。

早速現れるダークホース

俺せんせいは今生も学級対抗戦で自カプにぶん殴られたり、相も変わらずヒュ―ベルトに思いを馳せておりました。
同時に風花雪月を始め黒鷲の学級を受け持っている友人が通話先で楽しそうにヒュ―ベルトの話をしているのを聞いては、青獅子の学級を受け持つ俺せんせいは辛くなってヒュ―ベルトとエルを避けるように修道院を過ごします。

勝手知ったる三週目、金鹿の学級の時のようにさくさくと生徒の支援があいてまいります。
所感といたしましては、三つの学級の中でとりわけ「家族」の形に苦しむ苦労人が多いように思いました。
料理好きも多く、最も常識人が多くまとまりのある学級のように思います。

どの学級にも手を焼く問題児はいます。(みんな克服していくいい子ですが)
黒鷲ではやる気皆無で協調性のないリンハルト、正義感はあるが突っ走ってしまうカスパル、極度の対人恐怖症で引きこもりのベルナデッタ。
金鹿では同盟諸侯のために女性を口説いては苦情案件のローレンツ、異常なまでに卑屈でどんくさいマリアンヌ。
そして青獅子ではやたら突っかかり協調性のないフェリクス、次から次へと女生徒に手を出す軽薄なシルヴァン。

そう、シルヴァン。

シルヴァンです。

彼奴こそが青獅子の、ダークホースだったのです。

こういう女好きの軽薄キャラは、なんだかんだ裏があるものです。
訳ありで女性を口説いているのであって、本心は別のところにある。
その程度の予想はしておりました。
それが、「殺したい」ときたものだ。
シルヴァンの抱える闇は、俺せんせいが予想していたよりうんと深いようなのです。

俺せんせいは、翠風でもクロードは結局最後まで一線を引いていたように思います。
クロードENDを迎えていないからかもしれませんが、彼は支援Aでも俺せんせいへデレデレに陥落しませんでした。
シルヴァンには、それに近しいにおいを感じます。
彼の心を開かせるのは、相当骨が折れるのではないかと。
紅花に入ってしまえばチョッロチョロのヒュ―ベルトとは違うやんけ、と俺せんせいはシルヴァンの支援Bで明確に膝を撃ち抜かれたのでした。

地獄の片鱗

ディミトリとエルが義理の姉弟ってどういうことですか!?
紅花でも翠風でもそのような描写は無かったように思うのですが、突如始まったFuka/StayNightに動揺を隠しきれません。
確かにエルの父君の話はよく語られましたが、母君の話題には触れられておりませんでした。
ですが片親にしか触れられていないキャラクターなど他にも多く、そういったものなのだと俺せんせいはさしたる興味を抱いていなかったのです。
あの、その、今まで、実の姉弟で殺し合いをしていたという認識で、よろしいでしょうか。
それも、紅花でのエルのセリフからディミトリは勘違いをして、エルを憎みその首を欲していると考えられるのですが、そんな、そんなストーリーをこの先プレイしないといけないのですか。
俺せんせいの手は、半分コントローラーを置いています。
とりあえず、女神の塔のイベントだけは回収してしまおう。
なにせ、あのシルヴァンを呼んであるのです。
せめて彼とのイベントを終えてからプレイ続行の可否を判断しても遅くないはず……

そんな、話。
そんな話、聞いておりません。
予想されるこの後の展開がもう辛くて、辛くて。
俺せんせいはこの約束された地獄の道を歩まねばならないのですか?

そらこうなりますよ。
次節は聖墓の戦いです。
翠風の時も辛かったですが、級長がディミトリとあればなおさらです。
本当にもうやりたくない。
これ以上辛い姿を見たくない。
そう思ったの、ですが。

俺せんせいはあろうことかこの状況下で、ディミトリに嫉妬をしたのです。
俺せんせいは紅花ルートで、エルと伴侶になりました。
故に、エルにかなりの肩入れをしております。
エルのことが好きです。
エルのことを愛しています。
だというのに俺せんせいは、エルの知らない一面をディミトリから教えられた。
俺せんせいは、悔しかったのです。
そしてこの悔しさは、どうかこの姉弟の行く末を見届けねばならぬと、そういったバネとなったのです。

暗い崖の底

ディミトリが、ディミトリがヤバい。
語彙力を失ってしまいました。
様子がおかしいなんてものじゃない。
まるで亡霊でした。
ですがこの執念に満ちた狂気の姿は、紅花と翠風で見た彼そのものです。
彼は生きているけれど、死んでいる。
その上ドゥドゥーまでおりません。
一体どうなってしまうのかと前途多難すぎますが、それでも追討戦でみんなが来てくれる演出はじわりと泣いてしまいます。
果たしてみんなの力と俺せんせいの力、ディミトリを暗い崖の底から引っ張り上げることはできるのでしょうか。

ダークホース再び

ここにきて再びダークホースが現れました。
リンハルト=フォン=ヘヴリングです。
リンハルトのことは紅花の頃から、さらりと女を落としにかかってくる、それが天然なのか策略なのかさえわからないやべ~やつであるとは思っておりました。
ですが当時は(今も)ヒュ―ベルトに心をかき乱され、エルを愛し、翠風ではフェルディナントに想定外の激情を抱き、リンハルトにそこまでしっかり意識が向いていなかったのです。

それが、どうですか。
心臓に一突きです。

なん……なんですか?
フェルディナントの時は、3月彼の姿を見て衝動的にスカウトを決めました。
なお今回は3月のリシテアを見て、衝動的にスカウトを決めております。
リンハルト。
完全に死角からの一突きでした。
俺せんせいに会えるかもしれない、そんな不確かなよすがを辿って帝国の六貴族の嫡男の地位を捨ててまで修道院に来た。
はっきり言ってお馬鹿さんです。
超ド級の考えなしです。
五年も惰眠を貪っていたくせに、その彼を突き動かしたのが俺せんせいとの約束だというのですか。
そんなの、俺せんせいは、俺せんせいは……

……考えていても仕方ありません。
こんな時は我らがフェルディナント=フォン=エーギルを見て元気を出しましょう。

我らが踊り子ント=フォン=エーギルです!
紅花プレイ中やたらと彼の回避能力が高かったことを思い出し、回避盾となっていただくべく盗賊→トリックスターを経て立派な踊り子としてフェルディナントが解き放たれました。
どう考えてもソシアルナイト→パラディンの方が強いのですが、案外回避盾としては優秀で、本人の自信家とエーギルの騎士団、そして剣回避+20と剣術Lv5を付けておけばまぁ死なない。
火力と体力は落ちるのですが敵を無傷で容易に吊りだし、万一ダメージを受けてもアッサルやオハンで元通り。
蒼月はやたらとサンダーストームやメティオ持ちが多かったので、意外と回避盾運用はマッチしていたように思います。
ウェーブがかった長髪は、遠目から見ればドロテアに見えんこともないです。
フェルディナントには踊り子の適正もあったのだなぁと、俺せんせいは辛い蒼月の中でも安らぎを得たのでした。

ミルディン大橋へ

ミルディン大橋、紅花でも翠風でも要地として何度も登場した戦地。
やはり蒼月でも要となるみたいです。

ドゥドゥ―!!!!
よかった、本当に良かった!
グレートナイトのドゥドゥーが、馬に乗って颯爽と現れます!
重装兵では進軍に置いていかれると思い懸命に馬術を鍛えた甲斐あり、合流したドゥドゥーが大活躍してくれます。

ローレンツ=ヘルマン=グロスタール!!!!
敵として出てきても名前の口上があり、大変うれしく思いました。
ローレンツは親帝国派ですから、ガルグ=マクに来れなかった事情もわかります。
それはそれとして、俺せんせいが一発殴りに来ましたよ!
どうも俺せんせいは、自分で思っている以上にローレンツのことが好きみたいです。

ローレンツ=そういうところ=グロスタール!!!!

雨降る、グロンダーズ

ローレンツの加入に喜んでばかりではいられません。
なにせ今節はあの、グロンダーズがあるのですから……

翠風のグロンダーズは悲惨でした。
ディミトリの最期は、紅花よりも酷いものでした。
果たしてクロードたちはどう出てくるのか。
また今生こそ俺せんせいは、グロンダーズを不殺で終えようと意気込みます。
今回叩くのはヒュ―ベルト・エル・クロードのみでいいはず。
俺せんせいはまずヒュ―ベルトへ向けて、フェルディナントに踊ってもらいながら最速で進軍しました。
本記事ではあまり触れておりませんが、蒼月プレイ中もおぞましい程の熱量をヒュ―ベルトに上げております。
ヒュ―ベルトからすればたまったものではないでしょうが、それでも、蒼月でしか得られない情報を得る度に彼へ思いを馳せてしまうのです。
蒼月が終われば、あなたを迎えに参ります。
俺せんせいの癒しは、紅花ルートにある。
ですから今は蒼月を、全力で推し進めるのです。

まさかランドルフとフレーチェの掘り下げが、蒼月であると思っておりませんでした。
しんどい。
あまりにもしんどすぎる。
カスパルは目の前で二度も親戚を失い、そしてフェリクスは、兄に続き父までも……
どうして、どうして。
ロドリグの死にボロボロと泣きました。
ですが、それと同時に。

ディミトリが、ディミトリが、ようやく。

深い崖の底から

帰ってきました。
闇に飲まれた彼が、帰ってきました。
グレンの死んだあの日に死んだ彼の心が、ロドリグの死をきっかけに息を吹き返した。
フェリクスは、どれだけこの日を待ち望んだことでしょう。
紋章に翻弄され兄を失ったシルヴァン、婚約者を失ったイングリット。
同族皆殺しのドゥドゥー、養父と義兄を失ったアッシュ。
父の消息が不明になったアネット、紋章に翻弄され弟と離れ離れになったメルセデス。
そして敬愛していた兄と、目の前で父を失ったフェリクス。
ディミトリが、ようやく。
ようやく生者に目を向けられるようになりました。
王都への、凱旋。
王子ディミトリは、地獄の底から帰ってきたのです。

俺せんせいは、復讐鬼のディミトリしか知りませんでした。
ですから蒼月のプレイを渋っていたのですが。
ディミトリの、こんな。
こんな姿を見せられては、他のルートは地獄でしかないではありませんか。
ディミトリが立ち直り、エルの気持ちを理解した上で、復讐心以外で正義をぶつけ合うこのルート。
まさに王道、王の道を征くルートです。

まさか、本当にディミトリとエルが対話するとは思いませんでした。
傍に控える俺せんせいもヒュ―ベルトも、徹底して一言も発さなかったのがとても良かったです。
正義と正義のぶつかり合い。
二人とも、自分の正義のために戦っている。
どちらかが悪というわけではない。
勝った方が正義、まさにその言葉の通りです。

二人の対話に、ボロボロと泣きました。
短剣のくだりで、更に泣きはらしました。
実をいうと俺せんせいは、二人の対話を聞いてなお、エルの肩を持っています。
なぜならディミトリは女神の眷属のことも、闇に蠢く者達のことも知らないからです。
エルたちがそれらについても秘匿せず、全てをディミトリに話してくれていたらまた結果は違ったのかもしれません。
ですが今生の俺せんせいは青獅子の学級の教師、そしてディミトリの友です。
お互いの正義は、やはりお互いの屍の先にある。
俺せんせいはやりきれない思いを抱えつつも、ディミトリ外伝で予想外のヒュ―ベルトに気を狂わせたりしながら帝都へと進軍します。

帝都決戦

帝都市街、翠風では宮城内にいたドロテアやペトラも出てきています。
となると、エルの傍には誰もいないのでは……?
若干の違和感を感じつつも、俺せんせいはやはりヒュ―ベルトへと直進しました。
そして……再び、彼を手にかける。
何度やっても手が震えます。
ドロペトも本当なら殺したくなかったのですが、進路上犠牲を避けては通れませんでした。
翠風ではここにいた死神騎士も、メリセウスで討たれています。
メルセデスとのシーンもまた、ボロボロに泣いてしまいました。
一刻も早くエルと会わねば。
俺せんせいは宮城へと進軍を急ぎます。

絶句でした。
エル、エル。
そこまでして、あなたは。
紅花でディミトリを守るために魔獣となったドゥドゥーを見て、いつかヒュ―ベルトもそうなるのではないかと恐れていました。
違いました。
エルはフォドラの未来のために、己の正義のために、その身を骸へと変容させた。
これがやみうご達からされた仕打ちなのでしょうか。
ちょっと人から離れてしまったどころの騒ぎではありません。
辛い、辛すぎる。
ですが立ち止まるわけにはいきません。

宮城には膨大な数の敵兵。
特にエルの周りはグレモリィが固めています。
となれば、そうです。
回避盾ント=フォン=エーギルッ!!!!
雑兵のほぼほぼ全てをフェルディナントが始末してくれました。
帝国軍からしたら、全く攻撃のあたらない妙にたくましい踊り子が剣を片手に迫ってくるのです。
恐らく歴史に残ります。
そうしてフェルディナントが切り開いてくれた道を俺せんせいとディミトリが、征きます。

天帝の剣とアラドヴァルで、エルに引導を渡しました。

このツイートが、俺せんせいの蒼月の感想です。
虚無でした。
ディミトリもエルも、最後まで自分の正義を貫きました。
短剣が。
そんな短剣の。
二人の誓いが宿った短剣が、二人のよすがを切り落としました。
蒼月ルートは、光のルートです。
紅花と翠風ではなしえなかったディミトリとエルの対話がなされ、分かり合うことはできても理解することはできなかった姉弟の最期を見届けられる。
同盟は無くなれどクロードは生きていて、そんな蒼月ルートは一番収まりの良い終わり方だと思います。
だというのに、この喪失感は一体何なのでしょうか。

ディミトリには感謝をしております。
蒼月ルートを最後までプレイして、本当に良かったと思います。
このルートでは女神の眷属と闇に蠢く者達については切り込まれませんから、フォドラの未来という観点から言えば……むしろ紅花より暗い可能性もありますが、あの伯父様とコルネリアを叩けたのは大変気分が良かったです。
しかしそれでもこのやるせない思いは、どのルートよりも重い。
二人の誓いの短剣は、ディミトリだけでなく俺せんせいの心にも深く刺さったのでした。

エピローグ

辛い喪失感を埋める、リンハルトの緩い言葉。
本当に心が救われました。
俺せんせいは気が付けば、お墓の前でリンハルトの姿を浮かべておりました。
エンディングのあとはあまりの虚無に呆然としておりエピローグの語り部を聞いておらず、ペアエンドの文章でレアが大司教を降り俺せんせいが新たな大司教となったことを知りました。
大司教、忙しいのでしょうか。
ディミトリはもう大丈夫そうですし、さっさと隠居してたくさんお昼寝をしたいところですね。

参入ユニット
・ディミトリ(マスターロード)
・ドゥドゥー(グレートナイト)
・フェリクス(エピタフ)
・アッシュ(ボウナイト)
・シルヴァン(ホーリーナイト)
・メルセデス(グレモリィ)
・アネット(ヴァルキュリア)
・イングリット(ファルコンナイト)
・ギルベルト(フォートレス)
・フェルディナント(踊り子)
・リンハルト(ビショップ)
・カスパル
・ローレンツ
・リシテア
・アンナ
・セテス
・フレン
・アロイス
・カトリーヌ
・シャミア
・ツィリル
・ハンネマン
・マヌエラ

ペアエンド達成
・リンハルト+俺せんせい
・ディミトリ+フェリクス
・ドゥドゥー+フレン
・アッシュ+カスパル
・シルヴァン+イングリット
・アネット+ギルベルト
・メルセデス+フェルディナント
・シャミア+カトリーヌ
・ハンネマン+マヌエラ

ディミトリとフェリクスはどうしてもくっついてほしかったので、占いの館を使いました。
ディミトリはほんまフェリクスの責任を取りなさい。まったく。

風花雪月はまだ終わらない

さて、紅花・翠風・蒼月とプレイしてきて、残すは銀雪と煤闇です。
3ルート終えましたから、ここで煤闇をプレイして銀雪と進むのがよりストーリーの理解が進むでしょうか。

次は紅花をプレイします。
その…………無理です。
今の俺せんせいに銀雪は、無理です。
蒼月をプレイしている間、同時雪月中の友人が紅花入りするのを見届けました。
彼女もまたヒューさん推しとのことで、通話をしていたらもう我慢ならなくなってしまいました。
ディミトリのあの姿を見届けた後での紅花は、辛いものがあります。
けれどそれ以上に、たとえ骸花となっても俺せんせいに特別の思いを抱いていたエルを、師と同じ道を歩みたがっていたエルを忘れることができません。


そしてなにより——ヒュ―ベルトを、迎えに参ります。


俺せんせいはヒュ―ベルトに一目惚れをして、風花雪月を買いました。
だというのに俺せんせいはエル→フェルディナント→リンハルトとエンディングを迎え、肝心の彼との終わりをまだ見ておりません。
いや黒鷲の学級を贔屓しすぎですねこれ。
俺せんせいはヒュ―ベルトが好きです、大好きです。
ですが最初の紅花では彼をフェルディナントに寝取られ、また帝国の未来を考えた末にエルとの未来を歩みました。
その選択に後悔はありません。
ですが、もう許されて良いと思うのです。
俺せんせいは何度もヒュ―ベルトこの手で殺しました。
何度も、彼の一番になるために。
紅花で俺せんせいが彼の一番になることができないのは、百も承知です。
それでも俺せんせいは、彼の隣に立ちたい。

では、エルは。
エルに相応しい人物が俺せんせいとヒュ―ベルト以外にいるのでしょうか。
——そうです、フェルディナントです。
紅花では恋敵だったフェルディナント。
翠風では紆余曲折の末伴侶となったフェルディナント。
蒼月では踊り子として一番活躍したフェルディナント。
彼以上に相応しい人物などおりません。
フェルディナント、まさか紅花でのあの出会いから、まさかこのようなことになるとは露も思っていなかったよ。
なんだか、俺せんせいによる真の被害者はフェルディナントのような気がしてきました。

ということで次は紅花を、俺せんせい・エル・ヒュ―ベルト・フェルディナントの四人旅で挑もうと思います。
あくまでフレーバーですので難易度はノーマルの予定ですが、兵種はどうしましょうか……うーん、紅花は悪路が多いから馬より飛行ユニットの方が……でも男性はペガサス系に乗れないしそもヒュ―ベルトは飛行苦手だし……
エルとフェルディナントはドラゴンマスター、俺せんせいはファルコンナイトあたりかな。
しかし、ヒュ―ベルトをダークビショップにするとあまりに鈍足で置いていかれそうだな……どこかに移動力の高い魔法の使える兵種はないか……ううむ、そんな都合の良い兵種……

いや、ある。

踊り子。

そうだ、踊り子だ!!!!

次回、つもりに積もった深く昏い想いで編まれた因果の糸に絡めとられたヒュ―ベルトを踊り子にした上でようやく迎えに行く狂気の紅花、やって参ります。

それでは、気が狂うその日まで、また。



おまけのペアエンド語り

今生でフェリクスは、ディミトリとのペアエンドを迎えました。
ですが実は最後まで、シルヴァンとのエンドを狙うか迷っておりました。
結局ストーリー上フェリクスにはディミトリだなと思いそのペアエンドを望んだわけですが、シルヴァンとの支援A+も中々のものでしたから、かなりきになっていたのです。
というか、フェリクスが属性過多なのです。
一言で言いましょう。
可愛過ぎる。
幼馴染属性持ちの弟系未亡人ツンデレて……なに? なんなのですか?
様々な支援会話がありましたが、その中で一番打たれたのがシルヴァンとの支援A+なのです。
なんですかあれは。
死ぬときは一緒だと、幼馴染である彼らにしか出せない空気を最後まで纏っていた二人の支援。

俺せんせいは我慢できなくなり、どういったペアエンドになるのかネタバレを読んだのですよ。
ディミトリと違って二人はスカウト対象ですし、他ルートプレイ時にも回収できるかと思ったこともあり、後回しにした二人のペアエンド。
ネタバレを読んで、膝を打ちました。
俺せんせいは、ペアエンドは須らくハッピーエンドを迎えるのだと思っておりました。
シルヴァンとフェリクスのそれは、蒼月ではハッピーエンドですが、他ルートではバッドエンドではないですか。

蒼月でのエンドは、支援会話の通り同じタイミングで2人は死んだというもの。
それに対し他ルートでは……シルヴァンの元に、先立ったフェリクスの遺品が届いたという解釈でよろしいでしょうか。
確かに、支援会話通りなのです。
支援A+でシルヴァンは、フェリクスを置いて先に死んじまうわけがない、と言っています。
これはフェリクスがシルヴァンを置いて先に死んでしまった、やはり支援会話を汲んだ上のペアエンドなのです。
それもそうでしょう。
青獅子以外の学級にいるフェリクスは、ロドリグと敵対することになるのですから、フラルダリウスの嫡男ではありません。
ですが、だとしても。
このようなペアエンドが、あるのでしょうか。
同じ支援会話から派生したエンドの形がこうも違う形に連なるなど、2人の運命を噛み締めるほかないなと、そらここ二人のカップリング多いわ、と俺せんせいはしみじみと納得したのでした。

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