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【音楽配信向け】動画に詳しくない人のYouTube攻略法?⑩

 今回で遂にシリーズ10回目となります、【音楽配信向け】「動画に詳しくない人のYouTube攻略法?」(攻略法を模索中)の続きです。
 前回の記事はコチラです。↓

 引き続き、「YouTubeチャンネル成長化ツール」にあたる『vidIQ』に関する話です。

「vidIQ」の成長化ツール
 
前回記事に書いた通り、「vidIQ」では色々なことができますが、個人的にチャンネル成長化に限定したものに絞ると、以下が可能です。

 [1] チャンネル内の動画の最適化
   動画のタイトル、サムネイル、説明文等の最適化を図るものです。
 [2] 成長計画の講座受講
   チャンネル成長化への講座的なものをオンラインで受講できます。
 [3] コーチ(AIチャットによるQ&A)
   YouTubeに関する様々な質問ができ、AIが即座に回答してくれます。

 今回は、[1] の詳細に関する内容を記載します。

[1] チャンネル内の動画の最適化
 
YouTubeチャンネルと同じGoogleアカウントで「vidIQ」にログインし、「vidIQ」でチャンネル内の分析が可能な状態にすると、チャンネル内の各動画の下記項目の最適化を図ることができます。
 ・タイトル
 ・サムネイル
 ・タグ
 ・説明文
以下、順に詳しく書いていきます。

タイトルの最適化
 
まず、元のタイトルに対して「vidIQ」はスコア(点数)を付けます。おそらく100点満点です。80点以上でスコアが緑色となり、これ以上が目安といった印象を受けます。70点台だと黄色、10点台だと赤色といった感じで黄色と赤色の境目は知りませんが、「スコア+色分け」の表示がされます。
 ちなみに10点台なんてあるのか、っていうと、ショート動画をスマホからアップした際、デフォルトのタイトルが西暦の日付(例:2025年1月6日)になりますが、こういうのは大抵10点台で赤点です。(そりゃぁな)

 さて、スコア表示だけでなく、タイトル案も提示してくれるのが「vidIQ」の特徴といえるかと。提示されたタイトルにもスコアが表示されるので、今よりスコアの高いタイトル案であれば、採用の余地があるかもしれません。
 ただ、難点もあり、まずは英文のタイトルしか提示してくれないという点が一つ。で、単純に和訳するとスコアが下がったりして。。しかし、それより問題なのが、動画の内容に合っていないものを提示してくることがあるという点です。これに関しては説明文等とセットになっているので、後でまとめます。
 なお、有料版だと何度でもタイトル案の作り直しができますが、無料版は回数に制限が設けられています。

サムネイルの最適化
 
タイトルと同様にサムネイルも(色付き)スコアが表示されます。多分、100点満点です。ただし、サムネイルの案は表示されません。
 長尺動画であれば、サムネイルを選び直す等でスコア・アップが可能だと思いますが、ショート動画の場合、アップロード後はサムネイルの変更ができない認識なので、そのスコアを見るだけになってしまいます。
 なお、有料版だと全てのサムネイルのスコアが見れますが、無料版は一部の動画のサムネイルのみに限定されます。

タグの最適化
 
念のため、「ハッシュタグ」ではなくて「タグ」の方です。これもタイトルと同様に(色付き)スコアが表示されます。また、新たなタグの案もスコア付きで提示してくれます。タグは複数付けることができますが、タグ案も複数提示されることが多いです。
 難点としては、動画の内容に無関係なタグ案が提示される点です。スコアが高めだからといって、動画に無関係なタグを選んでしまうと、説明文の作成にも影響を与えるようです。これも後でまとめます。
 なお、タグに関しては有料版と無料版の差は特にないように思います。

説明文の最適化
 説明文に関しては、スコアは表示されません。但し、説明文の案は提示してくれます。私の動画は基本的に3Dアニメ風のキャラがダンスするだけの動画なので、長い説明文なんて思い浮かびませんでしたが、「vidIQ」にかかると、数行の説明文(案)が表示されてビックリでした。こんなに書くことあるのか、って感じでしたね。といっても英文なんですが、これはGoogle翻訳等で和訳すればよいかな、と(スコアも表示されないしw)。
 そして難点はやはり、動画の内容に合っていない文章が作成されるという点です。
 なお、有料版だと何度でも説明文の作成と作り直しができますが、無料版はそもそも使えない(?)。すみません、忘れました。m(__)m

動画と合わない点のまとめ
 「vidIQ」は、タイトル、タグ、説明文の各案を提示してくれる点が便利だといえそうですが、それぞれが動画の内容と合っていないケースがあります。これは動画の内容を解析していないのかもしれません。
 何となくですが、タイトルに関しては、元のタイトルに対して、こういう風に変えた方がよい、といったものを案として提示しているように思います。
 タグについても、タイトル等から連想できるものを列挙しているような気がします。
 そして、タイトルやタグから連想して説明文を作成しているような感じがします。というのも、例えばタグに「trend」とか「viral」とかを選ぶと、流行っているわけでもないのに、「流行っている秘密を探る」といった内容(英文)が説明文に含まれる傾向にあります。その元をたどれば、タイトルで「なぜ、○○が席巻しているのか?」(英文)といった案が提示され、かつスコアも高い。これを安易に選んでしまうと、動画の内容と無関係なものになってしまうようです。

 繰り返しますが、私が投稿しているショート動画は、3Dアニメ風のキャラがダンスするだけの動画です。ただ、「○○がダンスする」というタイトルでは興味を持ってもらえないと判断されるのか、「vidIQ」は「Why」で始まるタイトル案の提示が多く、「なぜ、その○○キャラが人気なのか?」(英文)といった感じのものがハイスコアで表示されがちです。そして、説明文では、その人気の秘密を探るといったシナリオにしたいようです。
 裏を返せば、そういう動画を「vidIQ」が期待しているし、YouTubeでも流行りやすいということかと。つまり、タイトルで興味をひくような「問いかけ」をし、動画の中身で、その秘密を探る、または明かす、といった構成がよいということかと。
 だがしかし、私のは短いショート動画ですから、ダンスするだけのエンタメ系でもいいような気がするんですがねぇ。

 てなわけで、「vidIQ」の案は参考にはなるものの、そのまま使えるかどうかは判断が必要かと。ちなみに、私のチャンネルで最も再生数が多い動画のタイトルのスコアは70点台です。なので、あまりスコアを意識しすぎる必要はないかも、です。

今回のまとめ
 「vidIQ」では、動画のタイトル、サムネイル、タグ、説明文に関する最適化を図るのための便利な機能を有しますが、動画の内容に合うか否かを自分で確認する必要があるという点には注意が必要です。ただ、自分ひとりで考えるよりは、「vidIQ」の案を参考に適宜修正を加える方が楽な場合もあります。なので、判断は要りますが、使い方によっては有用かと思います。
 さて次回も「vidIQ」の話の続きを書く予定です。


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