【音楽制作】マスタリングに潜む罠②
タイトルにある通り、音楽制作におけるマスタリングに潜む罠、その②です。
前回の記事はコチラです。↓
で、BandLabウェブサイトのマスタリング・ページで簡単に良質のマスタリングができる、といった話まで書きました。
ちなみに、注意点がありましてマスタリング後の出力ファイルは、「16bit・44.1kHz」のwavファイルが最高品質となっています。いわゆるCD品質ってやつです。
なので、元の音声データが「24bit・48kHz」といったいわゆるハイレゾ品質であっても、CD品質になってしまうっていうのが、注意点になります。
ちなみに私の音声データは元は「24bit・48kHz」ですが、マスタリングかけた後の音の方が良いと感じるので、「16bit・44.1kHz」に落とされても、音楽的なクオリティは問題なさげです。
少し話が長くなりましたが、こういったウェブサイトで簡単にマスタリングができるなら、そもそもDAW上でも簡単にできるんじゃないか、と思ったのです。
ちなみにDAWとは、Digital Audio Workstationの略で、簡単にいうと、PC上で作曲や編曲などの音楽制作ができるソフトウェアのことです。
私の持っているDAWは「Studio One 6」になるわけですが、
「studio one 6 マスタリング」とかでネット検索すると、以下の動画を見つけました。
この動画を視聴した結果、「Studio One 6」では一括で簡単にポンッとイイ感じにマスタリングできることはない、という印象を持ちました。
で、マスタリングに関してはこんなとこかな、と思いきや、そうではなかったのです。
それが、この動画の”10:13”あたりからの内容になります。そして、マスタリングに潜む「罠」の正体でもあります。
詳しい内容は当該動画をご覧頂ければわかるのですが、簡単にいうと音を大きくしすぎると、YouTubeやApple Music等の配信サイトで自動的に音量を下げられてしまう恐れがある、ということです。
配信サイトが自動で音量を下げることを「ラウドネスノーマライゼーション」と呼ぶらしいです。これは各プラットフォーム毎に定められた基準よりも音圧が高い楽曲は、音量を下げて配信するという、いわばラウドネスの自動調整機能といったものです。
せっかく、便利なマスタリング・ツールの存在を知って音圧も音質も向上させたのに、配信したら音圧を基準に音量を下げられてしまった~(゚-゚;)
なんてことになりかねない、わけです。
対して、上のYouTube動画の”12:50”あたりから、自分の楽曲が各プラットフォームでどれくらい音量が下げられるかをチェックできるウェブサイトがある、ということも紹介されています。ありがてーです。
URLが「https://www.loudnesspenalty.com/」のサイトがその解析をしてくれます。
で、自分の楽曲がどうなるか、試してみたのですが、その結果はまた次回ということで。m(__)m
(つづく)
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