【音楽制作】アーティスト向けツールの活用⑥「YouTube公式アーティスト チャンネル(OAC)」
配信ストア等に用意されているアーティスト向けツールの登録や活用等について、連載してきましたが、今回がシリーズ最終回となります。
ちなみに前回の記事はコチラです。↓
第6回目となる当記事は「YouTube公式アーティスト チャンネル(OAC)」に関する内容です。
「公式アーティスト チャンネル」は、「Official Artist Channel」=「OAC」と略されるので、以降は「OAC」の方を用いることにします。
「YouTube OAC」について
YouTube OACを取得すると、複数の YouTube チャンネルのすべてのチャンネル登録者とコンテンツを 1 か所にまとめることができるそうです。また、アーティスト向けアナリティクスなどの一連のアーティスト向けツールにもアクセスできるそうです。
詳細は以下の記事に書かれています。
ちなみに、アーティスト向けツールを一通り紹介するという意味で、YouTube OACも取り上げていますが、私はYouTube OACを取得していません。理由は後述します。
「YouTube OAC」の申請について
上の埋め込み記事にも書かれていますが、YouTube OACの利用申請は、YouTubeに直接申請するわけではなく、レーベルまたはディストリビューター、音楽サービス パートナーを経由して申請することになります。
例えば、私が利用している「TuneCore Japan」(以下、TuneCoreと略します)では、YouTube OACの申請ができるので、TuneCoreでの申請方法について以下に記述します。
TuneCoreでの「YouTube OAC」の申請
TuneCoreにてYouTube OACの申請を行うには、TuneCoreにログイン後、とある場所に「公式アーティストチャンネル申請」のボタンがあるので、それをクリックします。そのボタンのありか、等の具体的な手順は以下の記事に詳しく書かれています。
また、記事の埋め込みができなかったのですが、TuneCoreのヘルプページにも申請に関する詳しい内容の記事があります。
そして、申請後はYouTube側の審査があるそうです。
ちなみに、TuneCoreから申請するための条件の中に、「アルバムアーティストとして1リリース以上」というのが含まれています。私はシングルリリースしかしておらず、この条件を満たしていないため、申請できないという状況です。
「YouTube OAC」の活用
YouTube OACを申請後、YouTube側の審査を通過し、このOACが利用可能になると、主に以下のことができます。
①チャンネル名の横に公式チャンネルマーク「♪」が表示される。
②アーティストのYouTubeチャンネルとトピックチャンネルが統合される。
③アーティスト向けのアナリティクス機能による詳細な分析が可能。
④チケット販売やグッズ紹介など。
②について、アーティスト自身のチャンネルとトピックチャンネルが統合されることに関連して、チャンネル登録者も統合されます。なので、チャンネル登録者数が増加しやすくなるそうです。また、コンテンツが統合されることで全チャンネル登録者に各コンテンツが届きやすくなるそうです。
そんなわけで、シリーズ最終回となる「YouTube OAC」の申請と活用に関する記事でした。