【音楽制作】マスタリングに潜む罠③
音楽制作におけるマスタリングに潜む罠、今回はその③です。
前回の記事はコチラです。↓
前回は、楽曲にマスタリングをかけて音圧を上げすぎると、YouTube等の各プラットフォームで音量を自動的に下げられてしまう恐れがある、といったあたりまで書きました。
今回は、楽曲の音量が下げられるのか否かをチェックできるサイトで、自分の楽曲について調べた結果から報告したいと思います。
チェックできるサイトのURLは「https://www.loudnesspenalty.com/」です。
Before・Afterという感じで、①Before=マスタリング・ツール使用前の楽曲、②After=マスタリング・ツール使用後の楽曲、という順で調べた結果は、以下の通りです。
①Before=マスタリング・ツール使用前の楽曲
・調べた結果(のスクショ)
各プラットフォームにおいて、いずれも音量が下げられる結果となりましたが、-1.0~ー3.0dBの範囲なので、それほど大きく下げられることはないようです。
ちなみに、スクショ画面の下部にプレイヤーのような表示があります。「右横向きの三角」ボタンを押すと、実際に音量が下がった状態での楽曲試聴ができます。便利です。
次はAfterの結果です。
②After=マスタリング・ツール使用後の楽曲
・調べた結果
各プラットフォームにおいて、さらに音量が下げられる結果となりました。(そりゃな)
-3.2~ー5.2dBの範囲と、どのプラットフォームでも大きめに下げられてしまいます。。
マスタリングで音圧を上げたが為に、高い音圧を基準に音量を下げられてしまうという、まさにラウドネス・ペナルティ、ラウドネス・ノーマライゼーションの餌食となった次第であります。ひゃぁあ~~(笑)
むにょ~っということで、急場しのぎの対策を行いました。
その結果はこうです。
「--」が表示されたプラットフォームは、音量を下げられることがなく、オリジナルの音量のままで配信されるという意味のようです。
で、どんな対策をやったかですが、いたって簡単なやり方です。
それについては、また次回の記事で書きたいと思います。m(__)m
(つづく)