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【音楽制作】ボーカル宅録にチャレンジしてみた④[ノイズ除去編2]

今回は「ボーカル宅録にチャレンジしてみた」シリーズの第4回になります。マイクを使ってボーカル録音した際に入り込んでしまう「ノイズ」を除去するやり方の続きを書いていきます。

前回の記事はコチラです。↓

自宅部屋でマイクを使って録音した際に、一緒に録音されてしまう可能性のあるノイズの内、「周囲の雑音」の除去の仕方は前記事で記述済みです。今回はもう一つのノイズにあたる「リップノイズ」の除去について、その続きを記述します。
ちなみに「リップノイズ」とは前記事にも書いた通り、発声する際の口の開閉時に生まれてしまう摩擦音や接触音のことです。具体的には「パッ」とか「ペチャッ」、「クチャッ」といった音のことを指します。

「RX 10 Elements」を使ったリップノイズ除去
前記事では、iZotope社の「ELEMENTS SUITE (V8)」というソフトウェアのバンドル品を買ったところまで書きました。その製品に含まれているノイズ除去向けプラグイン・ツール「RX 10 Elements」の活用法について記載します。

この「RX 10 Elements」をインストールすると、複数種類のプラグイン・エフェクトがDAW上で表示されるようになります。なので、知らないとリップノイズ除去にはどれを使えばいいの?ってなりがちです。私の場合、そもそも購入前に「De-click」を使えばいいという下調べを済ませていたのですが、その際の参考になった動画が以下です。

で、「RX 10 Elements」をインストール後、上の動画に従って「De-click」を以下の設定にしました。

De-clickの設定

それでリップノイズが消せるかどうか試してみました。

結論からいうと、消せる場合と消せない場合がある、という結果になりました。特に目立つリップノイズほど消せない場合が多いです。リップノイズが大きいほど、ノイズと判定されにくくなるのかもしれませんが、詳細は不明です。

ノイズ除去プラグイン使用の最終形態
「RX 10 Elements」には「Voice De-noise」という、いかにも発声時のノイズを除去してくれそうなプラグインも含まれているので、こちらも使っています。が、効果があるかどうかは、何とも。ま、悪さはしないと思うので一応使ってます。

Voice De-noiseの設定

また、「De-click」は2重にかけるというやり方があるようです。これにより、1つめの「De-click」で除去できなかったリップノイズを2つめの「De-click」で除去できる場合があります。
私の場合は3重にかけています。理由は、3重にかけてもダメだったら、録音し直すしかない、と割り切れるからです。

ということで、DAW上のマイク録音したオーディオ・トラックに対するノイズ除去用のプラグインは以下の画像のように並べています。

ノイズ除去用プラグインの並び

「Gate」×1、「Voice De-noise」×1、「De-click」×3
これがノイズ除去プラグイン使用の最終形態です。(あくまで私の場合に限りますが。)

ノイズ除去した新作がコチラ
え~~っと、ノイズがキレイに消せるまで、同じフレーズを何度も歌い直して録音⇒ノイズ除去トライ⇒NGの場合はまた歌い直して録音⇒……。
こういうのPDCAサイクルって言うんですかねェ?(違うと思います。キッパリw)
もうね、何回も歌い直しましたよ、歌詞を丸々覚えちゃうくらいにね(てか、作詞したのアンタでしょ?笑)。

と、冗談交じりの内容はさておき、ノイズ除去に成功したであろう新作のリリースが決まりました!
これねぇ、自分で言うのも何ですが、相当キレイですよ。ボーカルのノイズ除去率=100%でしょ!ねぇ?(誰に同意求めてるんすか?w)
てか、キレイ=ノイズ消せたって意味ですな。

YouTubeで自動生成される1分間のプレビュー動画ですが、3番まである歌詞の1番が丸々聴ける内容となっております♪


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