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【ネタバレあり】ボボステ初演を観に行きました【ボーボボ舞台化】

⚠️ボボステ初演、ネタバレありの感想記事です
 (深い考察なし、超私的な感想のみ)

⚠️現地観劇や配信、円盤での視聴を楽しみにしている方は見ない方が良い記事です

⚠️もう視聴済みでボボステの感想を共有したい方、(オススメはしませんが)内容をある程度知ってから視聴したい方はスクロールでどうぞ















警部殿!警部殿!










ピロッチ‼︎



















ピロッチ‼︎














ピロッチ‼︎











ピロ
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ピロ
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ガダボン













・という訳で、ざっくり4つの構成で感想記事をば。


①私のボーボボとの出会い
②舞台化前の予想
③舞台本編の感想
④再演、続編を超熱望



①私のボーボボとの出会い

・ボボステと直接は関係ないんですが、せっかくなのでちょっとだけ語りたい。飛ばしてもいいです。

・正確な時期は忘れましたが、小学校高学年の頃だったと思います。初めてボーボボ読んだの。

・この頃にコロコロやボンボンといった児童誌を卒業し、ジャンプやマガジンといった少年誌にシフトしてましたね。私に限らず、周りの子たちもそうでしたが。

・で、そのジャンプに載ってた訳です。『ボボボーボ・ボーボボ』が。

・ハッキリ覚えてるんですが……軍艦編、ポマードリング突入の回でした。

・「ポマードリングは空にあったナリ」というあらすじを見て「ふざけた漫画だな」と思ったのを覚えてますね。なんかめっちゃ覚えてる。

・で、「掌をパタパタ」だけで空飛んだり、軍艦五人集が6人いるくだりを見て思いました。

この漫画、ほかの漫画とちょっと違うかも知れない

・元々コロコロコミックの『でんぢゃらすじーさん』が大好きなキッズだったんですが、そのカオスさとも違うなと。「大人の読む雑誌はこういうギャグ漫画が載ってるのか」と自分を納得させながら読みましたが、後にも先にも『ボーボボ』みたいなカオスギャグ漫画はありませんね。

・そして、なんか妙にハマってしまい……ボーボボファンあるあるだとは思うんですが、気づいたら亀ラップを暗唱してました。

・今思えばアニメ化前の時点で亀ラップの歌詞を覚えて、自作のメロディで歌ってた気がします。アニメで亀ラップを観た時に「ボクが歌ってたのと違う」と感じた記憶があるから。

・自作のメロディが染み付くまで歌ってたって事?こわ……

・当時子供だったから「ダウナーな感じで刻むラップ」を知らなかったので、めっちゃハイテンションで歌ってた気がするな。

・あと、「KING鼻毛さんの意味不明な言葉の羅列」もなぜか覚えてましたね。
メダニチヨ!セダガルーニ!セダガルーニ!のやつ。暗唱しながら、友達をタオルではたいたりしてた。ペナント持ってなかったから。

・なんかそんな子供でした。


②舞台化前の予想

・ボボステは「エイプリルフールネタ→実はウソじゃありませんでした、本当にやります」の流れで発表された訳ですが。

・実は、舞台化そのものには驚きませんでした。私が子供の頃のアニメ、漫画作品がリメイクされるのって珍しくないから。デジモンとかおジャ魔女とか。

・ただ、舞台の内容そのものを予想出来るかと言われると……正直、難しいですよね。ボーボボほどカオスな作品、果たしてどうなるのか……

・そんな中で立てた予想は一つだけ。

「レギュラーキャラ主体のオリジナルストーリーになるんじゃないか」

ということ。

・事前発表されていた登場キャラがボーボボ組の9人のみ(魚雷姉さんはキャスト名だけ)だったので。原作ストーリーを丁寧になぞる事はしないんじゃないか……?と。

・彼ら主体で、「原作無視のオリジナルドタバタ舞台劇」をやるんじゃないかと。要所要所のボケは原作ネタだけど、メインストーリーは舞台オリジナルみたいな。


⚠️以下から、舞台そのものの感想に入ります














③舞台本編の感想

・予想のほぼ逆でしたね。
「原作ストーリーを全力でなぞりつつ、無理が生じる部分にだけオリジナル脚本が入る」
という感じでした。

・結論から言うと、最高でしたね。

・その構成は「ファンが求めていたもの」に他ならず……見たいもの、全部見れた気がする。

・感じた素晴らしさ、大別すると
 ①原作のネタ、流れを最大限再現してくれた
 ②それらを繋ぐオリジナル脚本、演出
になりますね。まず①から。

・舞台冒頭、
「原作全てを再現する場合の見積もりを出したら15億かかる事がわかったので、それは諦めてかっ飛ばしながら第一話から最終話まで全部やります(意訳)」
みたいな文字列がスクリーンに映し出された瞬間、客席が沸きましたね。

👥全部!?全部やるの!?

って声が客席から上がった気がする。その直後の
アニメOP→キャスト発表されてないブーブブ・ベーベベ・軍艦登場もヤバかった。

「本当に全部やるんだ」

って実感が一気に沸きましたね。軍艦は実際、ほぼ出ませんでしたけど(笑)

・その実感がさらに形になった
「第一話の冒頭再現」

→世界観を説明するナレーション
→毛刈り隊の蛮行
→ボーボボに詳しい謎のチーマー
→つけもの登場
→野菜の暴走族と共に磔にされたボーボボ登場

本当に熱かった。マジで全部やるんだ……

・特に「磔になって登場するボーボボ」は、友人との間で事前に話題になってました。本当にやるのか?やらないのか?と。

・「やったら熱いけど、脚本の都合で変えられそうな気がする」って見解に落ち着いてた気がするので……本当に嬉しかったですね。

・というか、この冒頭部分だけでめっちゃ語れるな!?チーマー登場で沸き、つけもの登場で沸き。

・地味に再現度高かったのは「このシーンの毛刈り隊に、アホの子みたいな雰囲気のヤツがいる」って部分。

・▽・  へー、そーなんだー

みたいにしゃべる子。アイツの雰囲気も出してて、再現度本当に高かった。

・あと、つけものの表情変化のギミック、天才。
 見たい顔を見せてくれてありがとう。

・面白いギミック、小道具はたくさんあったけど……そもそも、「ボーボボのアフロ内」「鼻毛真拳の演出」が最高だったな。

・ボーボボって、アフロの中に「リスのカップル」とか「ボーボボを操縦するパイロット」とか住んでるじゃないですか。鼻の穴の中には「ハナクソの隊長」とか「ナイターを観たいおっちゃん」が住んでる。私は見たまま喋ってるだけです。

・それを、「馬鹿でかいボーボボの頭部」を背景セットとして作る事で解決したの、マジで大天才だと思う。

・アフロを開けば演者が入れるスペースがあり、鼻毛真拳を使う時は大きい鼻の穴から黒いロープを出す。アフロが閉じてる時にはスクリーンにもなる。

・アフロが閉じてる時にはスクリーンにもなる?

・このセット、マジですごいわ。開演前からずっと見えてたから、「アフロ絶対開くだろうな」みたいな予想は友人としてたんですけど。本当に開いた時はキャッキャしちゃったな。

・鼻毛を持って操る演者さん、「鼻毛役」がキャリアに足されるのスゲェわ。正直、羨ましい。「ボーボボの舞台で鼻毛役やってました」って言いたい。

・「一本一本、大切に演じます」というのが最高。覚悟と、真摯に鼻毛と向き合う気持ちを感じる。

・「一本一本」が公演数なのか鼻毛の本数なのかは定かじゃないけど。両方か。

・とか言ってたら、役者さんも近いこと言ってた。スミマセン。

・っていうか、鼻毛以外にもカオリちゃんとかビービビの娘も演じられてたんだ。

・チケット的に、生で公演を観るのはもう無理なんですが。配信とか円盤で、鼻毛の動きをちゃんと見たいな。


・原作再現の話だと、「声」についても触れないといけないですね。

・自分は観劇経験が薄く、役者さんについても詳しくないのですが……どの役者さんも、アニメ版のキャストさんを再現する意思を強く感じましたね……

・特にボーボボの加藤将さん。がなり方とか、ふざけたときの声の伸ばし方とかが完璧に子安さん(アニメ版ボーボボ)だったと思う。

・めっちゃ大人の都合の話を深読みしますが、アニメ絵の版権的な部分が生きてたり、OPテーマをそのまま使う事を考えての演出的な指導……?にしてもスゴイわ。

・ボーボボ、特に「やっだもーん!」みたいなふざけ方の時の「もーん!」が似てた気がする。超個人の感想ですが。

・っていうか、首領パッチがスゴイな!?いや、全キャストさんがすごいんだけど。

・演じられてるのは稲荷卓央さん(劇団唐組)。54歳だそうで、パンフレットのインタビューでも年齢に触れられてました。

・この記事読まれてる方はもう首領パッチのビジュをご存知かと思いますが……首領パッチの運動量、カロリー消費量えぐいて……黒子+着ぐるみタイプで激暑だろうし、膝立ちで動くシーンが多いし。

・それを大ベテランの役者さんが全力で……。すごかった……。

・あと、パンフレットなんかに書いてる「過去の出演歴」が渋過ぎてギャップに笑ってしまいました。『真田丸』とか『ちむどんどん』。

・パンフレットによると、稲荷さんは「不条理演劇が日本中でブームになった時代から経験を積んでいる」との事。

・私はそのようなブームがあった事すら知らなかったけど、「脚本にない部分も表現できる力がある」らしいです。めっちゃ首領パッチだ。


・あと原作再現部分、細かいシーン再現までやってくれたのが嬉しかったですよね。付け加えると、それに伴うサブキャラの多さ。

・個人的には、「マイテルの合コンのくだり」をしっかりやってくれたのが嬉し過ぎた。ゲームボーイブタもいたし、鍋の風呂に入るシーンとか子供の頃大好きだったからキャッキャしちゃった。

・全体的に原作の前半部分(田楽マンあたり?)までを丁寧にやってた印象。原作後半にいくにつれて、疎になっていく感じ。

・遊園地パートを「亀ラップ」と「天の助戦」に絞ったのは大英断。首領パッチの6のヤツとか、観覧車のくだりも観たかったけど。

・亀ラップは熱かったなぁ……「なんやかんやで遊園地に来たのであった」みたいなナレーションが流れたあと、アフロ(スクリーン)にジェットコースターが映った時は……「来る!!!!!!」ってなりましたもんね……

・原作再現部分、細かく解析するとキリないのでこんなもんで……。原作と配信、Blu-rayなんかを比較しながらまた記事書くかも知れません。

・で、私の感じたボボステの素晴らしさ。
 ①原作のネタ、流れを最大限再現してくれた
 ②それらを繋ぐオリジナル脚本、演出

の②の方を。

・「原作を最大限再現しつつ、カットすべきところは大胆にカットする」ってところが素晴らしかった訳ですが……そのカットの仕方ですよね。

・包括すると「メタ的なボケを入れつつカットする」ってのが、ボーボボの世界観にメチャクチャ合ってた気がする。

・記憶に残ってるのだと、「ヘッポコ丸のバトルシーンカット」「KING鼻毛さんの初登場シーン」ですね。前半の方。

・ヘッくんが「えっ!?俺のバトルシーンは!?」みたいなツッコミ入れたり、「KING鼻毛、本来の初登場はもっと前だけどカットされてたから舞台ではここが初登場」みたいなナレーションが入ってたり。

・こういうの、ボーボボの世界観にマッチしてて最高。原作もナレーションとの掛け合いを含めたボケあるしね。

・特に、舞台ならではですが。「このパートをカットするぜ」をテーマに1曲あるのが最高ですね。

・ソフトン加入が「なんやかんやで」で済まされたり、軍艦が10秒くらいで倒されたり、「ビュティ、これが大人の都合だ」って居直ったり。最高。

・あと、やっぱOVERか。魚雷ガール出演が確定してる中、登場した訳で。「OVERもいる!!!!!!」って思った矢先……

・ボーボボの「第1形態のキサマには用はない!」。最高。そうっちゃそうだけど。メタとして最高。


④再演、続編を超熱望

・めっちゃ待ってます。

・「原作全編をカットありで再現する」という性質上、やるとしても再演の方になりそうな気がする。続編として、ビービビ以降、真説をそのままやる感じにならなさそう。

・全公演チケット完売してるし、再演をやる前提で希望を書きます。個人的な希望。

・ミュとか舞台の再演って……大筋はほぼ変わらず、細かい演出が変わったり歌が追加されたりすると思うんですが。そんな感じでもっかいやってほしい……

・個人的に、子供の頃にリアルタイムで読めた軍艦戦が大好きなので。軍艦、丁寧にやってほしさがあります。

・軍艦5人衆が6人いるくだり、本当に好きなんだよ……マジで好きだから……もし実写で観れたらマジで成仏出来る気がしている……

・ただ、軍艦ってその後仲間になる訳じゃないからな……そういう敵キャラは2時間半くらいの舞台ではカットされやすいか……

・その手の敵キャラだと、

 ライス
 ハレクラニ
 ギガ様

あたりもか?めっちゃ観たいんだけど、望みは薄いか……?

・ボーボボ、
 軍艦戦の「甘えていいぞ→甘えるな」
 ハレクラニ戦の「この世で大事なものは?→金だ」
みたいな、自分で振った前置きをぶち壊す流れでフィニッシュする事が多いじゃないですか。多いかはわかんないけど。

・そういうの、今回の舞台では田楽マン戦(仲間がいるぜ→孤独は罪だ)でやっちゃったからなぁ。オチが被るからカットされたのかも知れない。田楽マンは仲間になるからやらざるを得ないし。

・田楽マンの話だと、田ボも観たいですね。ただ、原作通りやるとしたらギガ編を組み込まないといけないのか。Jのくだりだよね、田ボ初登場。

・田ボの歌が上手い設定は舞台と相性良い気がするんだよなぁ。天の助が「あらやだ歌上手いじゃない」のくだりの前にガチ歌入れて欲しい。


・ちょうど?5500文字くらいになりましたね。こんなもんか……?

・いやー、マジで面白かった……。当日券のチケット、自分の仕事のスケジュール的に無理なので……配信チケットは買う予定です。もしくはBlu-ray。

・その視聴時にでも、また感想記事を書くかもしれません。


・私、メガネ好きなのですが……ランダムブロマイドで5メガネが当たり、現地で会った見知らぬハジケリストも交えてリアル5メガネが出来たのが感無量でした。

・超私的な感想で締めます。ここまで読んで頂き、ありがとうございました。

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