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PowerAppsとPowerAutomateとSharePointの違い
この3つを使えば、管理者でも無い企業一般ユーザーが、クラウド上で動くDBとアプリを作って運用する事が出来る。慣れれば、半日も掛からない。
全然違うんだけど、敢えてまとめてみよう。(何度かやってるが…)
基準を敢えて、FileMaker(リレーショナルDB)にしてみる。
リレーションが効かないけどルックアップは出来て、トリガーをクラウドのホットフォルダーから作れるという感じ。FileMakerでもレコードを跨る集計は出来ないので、グローバルフィールドを作って無理やりに計算していたのを思いだす。
SharePointとPowerAutomateは2年ほど前から触っているが、PowerAppsは今回始めて真剣にFilter関数とPatch関数を調べた。
①SharePoint:超すごいExcelみたいな感じ
・実はSQL
・Teams上に作成できる強力なクラウドDB
・リレーショナル機能は無い
・レコード毎に500回くらいまでの履歴管理が可能
(個々に戻せる)
・画面はExcel風のみ
・データ型を持てる
・関数は充実している
・縦(列)方向の計算はSharePoint単体ではできない
・グローバルフィールドは実現できる(最近知った)
②PowerAutomate:SharePointに対してローコードで動くプログラム
・動きが遅いので、特にループを作る時は注意する
・DB(SharePoint)のデータ型と取り出す際の変数が一致してないとならない
・変数の中身がNullだった場合にエラーが出まくるので注意
・データ型に非常に厳密で腹が立つほど
・クラウド上の監視フォルダーの中のファイル修正や、SharePointのレコード修正を開始トリガーに設定できる
・データ操作の使い方をマスターすれば速くなる
・フィルタークエリの書き方は覚えた方がいい(速い)
・良い教科書が無いのが困る(せめてSharePointとExcelとのつなぎ方は欲しかった)
→対応ソフトの種類が半端なく多いので、マニュアルが書けないのは分かるけど
③PowerApps:簡単なコマンドとGUIインターフェス
・かなり癖が強いので初学者には強敵
・PowerAutomateでは出来ない事ができる!
特にPatch関数とFilter関数は使いこなせば便利。
(PowerAutomateは列方向は弱いけど、PowerAppsはこれができる)
・標準で作ってくれるアプリはiPhoneでもそのまま動くので助かる
今回は、SharePointとPowerAutomateとPythonを使って社内のふわふわDBを作ろうという構想なのよ。
👉出来ました。
Pythonのopenpyxlでエクセルファイルを加工してテーブル設定をかけ、
それをクラウドのホットフォルダーに入れると自動トリガーが発動して、
Excelファイルを開けて新規・更新・変化なしのフラグを付けながら変化があった行だけ自動的に更新していく仕組みです。
これならば1日位で出来ます。