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⑧現場に説明 格ゲーとトポロジーとグラフ理論でロジスティクスエンジニアリング
半日、生成AIを触っていると自分では納得の行く進め方とスケジュールを作成できた。しかし、皆に説明出来ないとならないのだ。
これも私の壁だ。どうやったら皆に説明出来る?
あれだ、ドラマに出てくる時限爆弾の解除のシーンを思い出してもらおう。
・爆弾は配車計画と連動してる製造計画
・犯人は配車計画を作成した発送工程の配車マン
・爆弾を解除するのは爆発物処理班で、発送の一つ前の最終工程
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爆弾を解除するのは色の付いた電線をペンチで切って行く。
当然、爆発物処理班にはどのコードを切ると爆発してしまうのか知らされていない。
爆発するコード=製造着手を遅らせると物流費が増える品目だ。
爆発しない〃 =着手順を変えても物流費が増えない品目だ。
物流費が増えないといっても限界があって、丸一日遅らせるときっと物流費が増える。つまり爆発する。
複数プロセスが連なる製造工程はこうした時限爆弾の解除みたいなモノで、前工程に近い場所では比較的自由に着手順を変更する。ここではまだ物流費の増加との因果関係は明白では無いし、充分に取り戻せる。
段々と後工程に近くなってくると、判断を一歩間違えるだけでトラックの数が何台も増えていく訳で、最終工程の熟練者はこれを肌感覚で理解しているが、そのロジックを日本語や数式で書き出す事は出来ない。
爆弾を解除するには2つの方法がある。
①帰納法
犯人である発送工程の配車マンが組んだ配車情報を分かりやすく前工程に公開して、どの品目を遅らせると物流費がどれだけ増えるのか分かりやすく明示する事だ。(その逆は、どの品目を遅らせても増えないか)
これが帰納法だ。
これはとても有効だが、毎回毎回答えを解説しなければならない。
あまりにも複雑怪奇な場合は答えを聞いても明確には分からないだろう。
これは、場合によってはお互いに苦痛だろう。
可能ならば、ルールを教えてあげて勝手に判断してもらう方が良いだろう。
しかし、配車のルールは超複雑でとても人間が書き出せるものではない。
そこで演繹法も同時に考える。
②演繹法
過去の配車計画を取り寄せて、
何が原因で物流費が上がることになるのか
ルールを日本語もしくはプログラムコードで構築する。
これを作れば、全く新しいパターンが来ても計算出来る。
シミュレーションも可能だ。
きっと、帰納法と演繹法の両方が必要になる。
これがロジスティクスエンジニアリングだ。
そして「動的配車管理」という技術だと思う。
おお、そのアプリはどこにあるか?