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補給戦⑯ スターリングラード

この本に載っていた、あまり有名ではない話をします。

1943年のスターリングラード
ヴォルガ河を後ろに控えてソ連軍は不利に見えましたがソ連軍はそれを有利に使いました。ドイツ第6軍は兵力の増強も無く疲弊していく一方でしたが、ソ連軍は微妙に兵力をヴォルガ河経由で投入し続けて常に一定兵力を維持していたそうです。
時系列でドイツ軍とソ連軍の兵力の推移をグラフ化することは出来ますか? ソ連軍は死傷者数と投入兵力が分かると良いです。

プロンプト

太い赤実線がソ連軍の兵力です。あまり変化していません。
それに対して墨線のドイツ軍兵力は疲弊していく一方。
ドイツ第六軍が「魔女のるつぼ」と呼んで恐れたのも頷ける。

スターリングラードの戦いにおける兵力推移を視覚化します。

このグラフは1942年8月から1943年2月までの兵力推移を示しています:

- 灰色の線:ドイツ軍総兵力
- 赤色の実線:ソ連軍総兵力
- 薄い赤の点線:ソ連軍の累積死傷者数
- 濃い赤の点線:ソ連軍の累積増援数

グラフから以下のような特徴が読み取れます:

1. ドイツ軍は開戦時に優勢な兵力を持っていましたが、徐々に減少していきました
2. ソ連軍は当初は劣勢でしたが、継続的な増援により兵力を維持・増強できました
3. ソ連軍は多大な犠牲を払いながらも、ヴォルガ川を通じた補給線により常に新しい部隊を投入し続けることができました
4. 1942年11月頃を境に両軍の兵力が逆転し、その後ソ連軍が優位に立ちました

注:これらの数値は概算であり、実際の数値とは若干の違いがある可能性があります。特に増援数と死傷者数については記録によって差異があります。

回答

河を背にする兵法は通常は失敗とされています。
それを敢えてやる大胆さ。

生臭い市街戦やスナイパー同士の戦いが有名ですが、それも綿密な補給計画があっての事なのです。どうしてもソ連軍は荒っぽいイメージが付き纏いますがそれは見縊ってますね。

スターリングラードといえばソ連懲罰大隊の活躍があるのですが、それはまた今度。

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