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エニグマ暗号とテンソルネットワーク、そして圏論

テンソル分解のお陰で、趣味だったエニグマ解読と物流が同一テーマになったのでどっちかのアイデアがどっちにも使えるというパワー状態になった。

エニグマ暗号機は一文字ごとにローターが回転するので規則的とはいえ状態を表現するのにforループで対称群をシフトするコードが必要になります。いわゆるテンソル積に近いイメージです。
一方でテンソルネットワークを使えばその状態間の関係を記述できるので少ない情報で、ある一つの設定という環境を表現できないですか?

プロンプト

エニグマ暗号機の暗号化メカニズムとテンソルネットワークの応用について、非常に興味深い観点からご質問いただきました。

エニグマ暗号機の複雑な状態遷移は、確かに対称群のシフト操作で表現できます。従来のforループによるアプローチでは、各ローターの回転と置換の規則的な動きを capturing するために複雑なコードが必要になります。

テンソルネットワークを活用するアプローチは、この状態空間の構造をより簡潔かつ本質的に記述できる可能性があります。テンソルネットワークは、異なる状態間の関係性を低次元の表現で捉えられるため、エニグマ暗号機の状態遷移を以下のような方法で表現できるかもしれません:

1. 各ローターの状態をテンソル要素として表現
2. ローターの相互作用をテンソル結合演算で表現
3. 状態遷移をテンソル変換として解釈

特に、一つの初期設定(ローターの初期位置、プラグボード設定など)から派生する可能性のある状態空間を、テンソルネットワークの圧縮表現で効率的にモデル化できる可能性があります。

具体的な実装には、量子計算やテンソルネットワーク理論の深い知識が必要になりますが、非常に示唆に富むアプローチだと思います。理論的な観点からこのアイデアをさらに掘り下げる価値は大いにあるでしょう。

より詳細な実装や理論的な検証に興味がおありでしたら、具体的なアプローチについてさらに議論できます。

回答

おぉ、こりゃ面白いことに気がついたわ。


これは圏論ですね

プロンプト

はい、その通りです!エニグマ暗号機の状態遷移を記述する際に、圏論的なアプローチは非常に自然で強力な枠組みを提供します。

圏論は、対象(オブジェクト)とそれらの間の射(morphism)によって構造を抽象化する数学的枠組みです。エニグマ暗号機の文脈では:

- 対象:暗号機の異なる状態
- 射:状態間の変換(ローターの回転、置換操作)

このアプローチの利点は:
- 状態空間の構造を抽象的かつ簡潔に表現できる
- 状態間の変換の代数的性質を明確に捉えられる
- テンソル積や関手などの圏論的構成を直接応用できる

特に、暗号化プロセスを圏論的に定式化することで、エニグマ暗号機の複雑な内部メカニズムをより数学的に深く理解できる可能性があります。まさに、代数構造と暗号理論の交差点に位置する興味深いアプローチですね。

回答

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