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情報量の単位とはなにか?(バイト編)

おはようございます。またはこんにちは。もしくはこんばんわ。マゲっちSCと申します。7月21日。愛媛松山もようやく梅雨が開けました。確か梅雨入りしたのは沖縄・南九州地方のあと四国地方という3番目の梅雨入りでしたが、梅雨明けは一番最後になりました。原因は梅雨前線が消えても太平洋高気圧の縁を通って湿った温かい空気が入ってきたことと、大陸から入ってくる寒気ですね。この2つが混ざりあった結果、梅雨明けが遅れに遅れたわけです。ただ梅雨が明けたら次は猛暑と台風のシーズンです。皆さんも新型コロナに熱中症にお気をつけください。

さて、前回はドライバについてお話しました。周辺機器をコンピュータに差し込んでも、それをコンピュータが認識できなければ意味がないということでしたね。周辺機器を購入すると基本的にはドライバソフトが入ったCD-ROMがついてきます。しかし、ドライバはいずれバージョンが古くなるため、一定期間ごとに製品のサイトウェブブラウザやユーティリティソフトを使ってアクセスし、新しいドライバが公開されていたら更新することをおすすめします。ただし、新ドライバの情報は必ず更新前にネットで集めてからにしましょう。場合によっては新ドライバにとんでもない不具合が潜んでいる場合があります。もちろんメーカーサイドでもきちんと検証はしているはずですが。

それにしても、PCにインストールするデータの量はとてつもない量になりました。前回もお話したとおりですが、最近のOSにはすでに周辺機器メーカーからドライバの提供が行われている場合が多く、OSの基本的なデータに追加して大量のドライバが準備されます。インストールはOSセットアップ時には実行されず、周辺機器が差し込まれた段階で自動的に行われます。Windows10では画面右側のメッセージ欄に「デバイスの準備中」という旨のメッセージが表示されますが、そのメッセージが表示されている場合、裏ではドライバソフトの選定とインストールが行われています。そしてインストールが完了して周辺機器をPCが認識すると「デバイスの準備ができました」というメッセージに変わります。このメッセージが表示されると周辺機器のドライバが正常にインストールされて使用可能になりましたという意味になります。少し話がそれましたがOSとドライバソフトだけをインストールしてもPCで作業ができるようにはなりません。その段階ではPCがコンピュータとしてやっと基本的な動きができるようになり、周辺機器を認識できる状態になっただけに過ぎません。その後様々な応用ソフトをインストールすることでできることが増えていくわけです。

ビジネス目的であればワープロソフトや表計算ソフト、プレゼンテーション資料作成用ソフトのインストールは必須ですし、場合によってはインターネットブラウザソフトやメールソフトのインストールと設定が必要になります。そしてネットワークセキュリティの観点から、ネット上にある更新データもインストールしなければなりません。ゲーム目的であればゲームソフトのデータのインストールに加えて、アップデートされたプログラムのインストールも必要です。最近はソフトとプレイ権限(ビジネスの場合は利用権限)を入手すれば自動で行われるので、ユーザはその状態になったらあとは待つだけですね。ダウンロードやインストールはPC側が自動で行います。しかし、HDDやSSDというストレージ媒体の容量は無限ではありません。調子に乗って使いもしない用途のソフトをたくさんインストールすると当然記憶容量を圧迫します。PC初心者で見かけるのがいろいろソフトをインストールしすぎて、ストレージ容量を圧迫している人がいます。たしかにいろいろインストールされていればそれだけできることも増えます。デジタルライフががより便利に快適に過ごせることに間違いはないでしょう。しかし、最近のコンピュータにおけるストレージの仕事は単純にデータや設定内容などを記録するだけではありません。

ストレージの別の仕事として仮想メモリとしてのはたらきがあります。仮想メモリとはもし仮にメモリの容量が足りなくなってしまった場合に、メモリのデータをストレージに移して、コンピュータがフリーズすることを防ぐための機能です。が、これを利用するためにはストレージにある程度の空き容量が必要で、ソフトによってどれだけ必要なのかが変わります。動作環境(システム要件)に書いてある場合もあれば書いてない場合もあります。仮想メモリのお話はあまり詳しくはしませんが、ストレージにはある程度の空き容量も必要なのです。そこで必要な知識としてデータの容量の単位の意味を知ることが必要になります。手始めに手元にあるPCでもスマホでも構いませんので、あなたのストレージがどの程度空いているのかチェックしてみましょう。Windows10の場合はスタートボタンの中にあるWindowsシステムツールをクリックし、中にある「PC」をクリックします。すると「デバイスとドライブ」というものが表示されます。グラフでもどの程度ストレージにデータが入っているのかがわかりますが、グラフの下を見ると数字が書かれていますね。全体の容量に対して空き容量がどのくらいなのかが数字で書かれています。気をつけていただきたいのは、今現在使っている容量が表示されるのではなく、今現在空いている容量が表示される点です。

その数字の単位はおそらくSSDの方であればGBかTB、HDDの方であればTBになっていることが多いと思います。そのGBやTBというのが容量の単位です。メインメモリの容量も基本的にはGBで扱われます。今回はストレージのお話を中心にしますが、メインメモリでもデータ容量の読み方は一緒です。ではまず読み方ですが、GBはギガバイト、TBはテラバイトといいます。今のデータ容量はだいたいGBを使うことが多いです。ではGBとはどの程度の容量なのかを具体的に見ていきましょう。まず、データの容量の大本としてバイトという単位があります。1バイトは半角の英数字1文字に該当します。なのでひらがな・カタカナ・漢字は基本的に1文字で2バイトです。しかし最近は表現方法として半角カタカナを使う方もいらっしゃいますね。半角カタカナは半角なので1バイト文字になります。

次に半角英数の文字や数字や記号が1000文字集まりました。そうすると1000バイトとなるわけですが、さすがに1000を超えてくるとデータの容量がよくわからなくなります。なので単位をKB(キロバイト)に変更します。さらに、データが集まって1000KBになると今度は単位をMB(メガバイト)に変更します。そして1000MB集まったら次は1GB(ギガバイト)に、そして1000GBになったら1TB(テラバイト)に変更します。もちろんTBよりも大きい単位もありますが、2021年現在では1000TBの容量を超えるものは存在しないためこれ以上の紹介はしませんが、ご興味があれば検索して調べてみてください。最近のソフトのデータ容量はだいたいGB単位ですね。ちなみに厳密にはコンピュータ上では1024バイトごとに単位が移り変わります。しかし、それではユーザ側は解りづらいため1000バイトごとに単位が切り替わるという表記の仕方になります。なので500GBのストレージを買ったのに実際には495GBのように少なく表示されますが、これはコンピュータ上では1024バイトごとに単位を切り替えているためで、不具合やニセモノを買わされたわけではないのでご安心ください。

しかし世の中にはもう一つデータ容量の単位が存在しています。それが「ビット」と呼ばれるものですね。皆さんも8ビットとか16ビットとか聞いたことがあると思いますし、最近では仮想通貨の名前にビットを使ったものもあります。ではビットとは何でしょう?今回はこれ以上は長くなってしまうため、次回に続きます。ちなみにデータ容量の単位における「b」と「B」は全く違う意味ですのでお気をつけください。ではご興味がありましたら次回のブログもご覧ください。それでは失礼いたします。

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