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ネチケットとはなにか?

おはようございます。またはこんにちは。もしくはこんばんわ。マゲっちSCと申します。早いものでもうバレンタインデーが過ぎ、気がつくと2月も終盤に差し掛かっていますね。2月は逃げるとはよく言ったものだと思います。令和になってからは天皇誕生日が2月23日になりましたので、休日が1日増えた分余計に早く感じますね。

さて、前回のブログではPCがハードウェアをいかに制御しつつCPUやメモリを使いながら計算と記憶を行いながらユーザへどのように表示しているのか?というOSのお仕事的な内容を深堀りした内容でした。正直書いている私も混乱するところがいくつかありました。難しい内容であったためすぐに全部を覚えることはできないはずですが、キーボードやマウスで操作した内容がどうPCに伝わっているのか?という疑問は解けたかと思います。

ネチケットとはなにか?

では今回の本題であるネチケットについてお話していきたいと思います。私のブログでは次回になにを取り上げるかを明記して、ブログを連載させていただいております。なぜそうしているか?ということですが、前回書いた内容と今回書く内容をできるだけリンクさせるためです。一見関係のないようなことであったとしても、意外と関連している部分はあります。PC初心者の方はどう関連しているのかは最初わからないかと思いますが、ブログを読んで頂くと前回お話した内容が少しだけ出てくるので、
「あぁ、なるほど。こういう関連性があるのか」
と思っていただけると幸いです。

さて、前置きが少し長くなりましたが、今回の議題はネチケットです。インターネットの怖さという意味ではこちらで以前お話させていただきました。ご興味がありましたら合わせて読んで頂くと嬉しいです。
今回ネチケットを取り上げることにしたのは、皆さんももう知ってのとおり、ある女性プロゲーマーさんがご自身の生配信で口走ってしまった内容が結果として、48時間以内に全収入源を失い所属チームから契約解除されてしまったニュースを見て、今回はこの件でブログを書こうと思いました。注意喚起的な要素を含みます。この女性プロゲーマーさんに関してなにかお話をすることは私のブログでは行いません。ご興味がある方は検索すると出てくるはずですので、詳細はご自身でお確かめいただけたらと思います。

まずネチケットという言葉ですが、この単語を知らないという方もいらっしゃると思いますので、簡単に説明させていただきますね。ネチケットとはネットワークとエチケットを組み合わせた造語です。インターネットを利用する際に利用者となる皆さんが守るべきルールだと思っていただけるといいかと思います。PC初心者の方でもスマホでインターネットやメール、メッセージアプリなどは利用されると思いますので、ある程度ネット上にもルールがあるのはご存知かと思います。

インターネット上のルールと聞くと一見小難しそうにも思えますが、技術的な側面というよりも個人的にはビジネスマナーに近いと思っています。よくインターネットを使って連絡を取る際に、お相手となるのはご家族やご友人、恋人。そして取引先の関係者の方になることが多いでしょう。ご家族・ご友人・恋人。そして一部の取引先の方など身内と呼んでも差し支えがない方もいらっしゃると思いますが、それでもメールやメッセージアプリに書いていいことと悪いことがありますよね。親しい間柄であればいわゆる「ネタ」としてスルーしてもらえることもあるでしょう。あまり行き過ぎるものは普通に怒られてしまうので、謝罪する必要は出てきますよね。普通に会って話をするときも同じです。

ですが、私はインターネットを介して連絡を取る際には実際にあって話をするときよりも注意するべきであるという持論があります。直接会って話をする際には身振り手振りや言い回しなどで、少々キツイことを相手が言ってきたとしても、
「あぁ、これはネタだな」
と思うことができます(場合によってはできないこともありますが)。ですが、インターネット上ではオンライン会議アプリやビデオ通話アプリを使用する場合を除いては文字でやり取りすることが多いはずです。

文字でやり取りすることが多いというのはインターネット上では2022年現在出会っても一般的なのですが、文字でやり取りするからこそ発信者側と受信者側に雰囲気の相違が生じてしまいます。送信者のAさんは軽い気持ちでメールやメッセージアプリに書いた文章ですが、受信者のBさんには冗談ではなくグサッと心に突き刺さってしまうという場合も考えられるわけです。文字には言葉のイントネーションや身振り手振りを付け加えることができません。そのため受け取り方によっては雰囲気の相違が発生してしまうというわけです。

文字による表現は思ったより相手に刺さることがある

直接会って話をするとか、電話で話をする、またはビデオ通話アプリを使って話をする場合は、言葉のイントネーションや言い方である程度本気なのか冗談なのかの区別が付きます。しかし文字はそうはいかないですよね。メールやメッセージアプリは相手が取り込み中でも後で時間ができたときに確認することができるという利点がありますが、イントネーションがないため本気なのか冗談なのかが伝わりにくいというウィークポイントがあります。ですが、スマホの普及が進みメールやメッセージアプリでのやり取りは現在では当たり前になっています。その分、より気をつけないととんでもないことになってしまいます。皆さんの中にも異性にメールを冗談を含めて送信したら、怒られて嫌われてしまったという経験をした方もいらっしゃるのではないでしょうか?私もあります。文字での表現は意外と相手にダメージを与えることがあるのです。私もブログを書く上でできるだけ失礼にならないように心がけながら書いていますが、自分の意図しない部分で誰かを傷つけていることもあるかもしれません。しかし、あまりにそれを恐れるとなにもできなくなってしまうことも事実ですので、ある程度の批判は覚悟はしています。

映像による生配信について

文字が誰かの心につきさりやすいことはおわかりいただけたかと思います。では、映像による生配信はどうでしょうか?昨今はインターネット回線で扱えるデータが大容量化していることと、PCや家庭用ゲーム機、スマホも結構な情報量をそれなりに扱うことができるようになり、ウェブページ閲覧やメールのやりとりはどんなに性能が低いコンピュータでも難なく行えるようになりましたし、動画や生配信での映像閲覧も割と簡単に行えるようになりました。一般的にPCよりもスマホやタブレットPCは性能が落ちますが、それでも動画や生配信の閲覧はインターネット回線がしっかりしたものであれば問題なく行えますよね。

では配信側はどうかと言うと、配信を行う場合は配信用のソフトを起動させる必要があります。また、配信に使うウェブサイトを画面に出して視聴者にどういうふうに見えているのか?という確認もするため、ウェブブラウザの起動が必須になります。場合によってはコメントを拾いやすくするため、コンピュータ音声で読み上げてくれるソフトを使うこともあります。最近のPCはゲーミングPCに関しては当然ながら優秀なので、生配信ソフトやウェブブラウザの起動を行って配信をする分には余裕を持って行うことができます。ゲーミングPCに一番負荷がかかるのは当然ながらゲーム中です。それ以外のことに関しては動画編集や重たい画像編集などを行っている場合を除いてはほぼ負荷という負荷にはなりません。

少し技術的なお話をしましたが、ここで重要なのは技術的なことではなく、映像での生配信の場合は基本的に取り消しができないという点です。先ほどお話したメールやメッセージアプリの場合は送信前に変なことや失礼なことは書いていないか?とか、文章的におかしくないか?ということで確認を取り、その上で送信していると思います。が、映像配信は動画でない限り基本的にテレビの生放送と同じです。動画であればリリース前に編集作業が入るので、本人が気づけばまだなんとかなる部分もありますが、生配信の場合は
「いけないことを言った」
と思っても後の祭り
です。雑談系であれば言う前にまだこういう話をしようという考えがめぐることもありますが(それでも失敗することはありますが)、ゲーム配信中などはゲームプレイが話をすることより優先されることが多く、話は二の次という感じになりがちです。ゲームに集中してしまうあまり黙ってしまうこともあります。上手い人は話しながらちゃんとゲームを上手にプレイできる方もいらっしゃいますが、テンションが上った結果本人も気づかないところで意図しないことを喋ってしまうことがあります。

場合によってはそれが協力プレイをしたり対戦プレイをした相手への誹謗中傷になることがあります。プレイヤー本人はテンションが上っていることが多いため、あとからアーカイブ(いわゆる録画放送)を見て
「あっ!」
と思ってしまう人も結構いるようです。酔っ払ったときに失礼なことを言ってしまったとしても、相手も酔っ払っているので意外となかったことにされるというのは、本当はいけませんが実際にはありますよね。ただ、インターネットでの生配信を見てる方が常に酔っ払っている状態というわけでは当然ないため、インターネット上での生配信は特に気をつけなければなりません。

特に厄介なのがアーカイブと呼ばれる存在です。先ほど書きましたがほとんどの配信サイトにはこの録画放送機能がついているところが多いです。なぜこのような機能がついているのか?ということですが、動画がリリースされた場合に、視聴する側は視聴する側のタイミングで動画を視聴することができますよね。しかし、生配信はテレビの生放送番組と同じです。テレビの生放送は事前から準備を行っており、関係者や出演者、テレビ局関係者の目を通って何重にもチェックが行われた上でやっと放送日当日に生放送が行われます。できる限り問題が起きないようにたくさんチェックされているのですが、それでも番組中に思いがけないハプニングは起きてしまい、後々謝罪することになる場合もあります。

ところが個人で行う生配信はそれこそやろうと思い立ったらすぐ行うことができます。もちろん事前に配信用ソフトの設定を行ったり、配信先になるウェブサイトに自分の配信内容を反映するページを作成する必要はありますが、1~2時間もあれば初めてやる方でも事前準備は完了します。2回目以降は初期設定が終わっているので、配信側のウェブページ作成が終わればすぐ配信できます

配信用のウェブページの作成も必要な項目を埋めていけば5分くらいで制作が終了します。以前はウェブページ作成は自動化されておらず、そのようなサービスもなかったためまずはウェブページを作るためのHTML言語やスタイルシート、ファイルアップロード方法などの勉強が必須でした。

テレビの生放送が結構な時間をかけて準備しているのに対してネットの生配信は思いつけばすぐ配信できる手軽さがあります。しかし、裏方も出演も自分ひとりで行うため、なにか抜けがあったり準備不足があっても配信が始まる直前まで気づかないということが結構あります。また配信中に視聴者からの指摘があって準備不足などが発覚することもあります。

視聴する側のエチケットとはなにか?

ネットの生配信に関しては実は配信する側だけではなく、視聴する側にもエチケットが存在します。テレビは基本的に単一方向でのやり取りです。最近はFAXやSNSを利用して生放送中にも視聴者の意見やメッセージを出演者に届けるということもしていますが、それでも放送に乗る前に番組関係者の目が通った上で問題がないものだけが放送されます。そのため本当はいけないことなのですが、出演者に対しての誹謗中傷をFAXやSNSなどに送信したとしても放送に乗ることはないのです。しかし個人の生配信となるとそうはいかず、ご意見や応援メッセージはもちろんですが誹謗中傷もそのまま配信者の目に触れることになります。

生配信が行えるウェブサイトでは生配信中の人とコミュニケーションが行えるようにコメントを書く機能がついています。コメントを書き込んで送信すると、配信を行っているウェブページのコメント・チャット欄に瞬時に送信した内容が反映される仕組みになっています。反映後も一応コメントやチャットを削除できる仕組みは用意されていますが、あまりにコメントが大量に流れる配信であれば消す前にコメントが流れていってしまうため、あまり人がいない配信以外では事実上機能していないと考えるべきだと思っています。

ただ、あえて悪意を持ってその生配信に来る人もいます。いわゆるアンチと呼ばれる人ですね。有名になればなるほどアンチの数も一定の割合で増えていくのが普通です。やはり人間ですから好き嫌いはあります。そして不特定多数に向けてインターネット上で配信を行うと、どうしてもそういう人も一定数配信に来てしまうのは事実上防ぎようがありません。中にはブラックリストに載せたり、ブロックすることもできる機能があるサイトやサービスもあるかもしれませんが、たとえそういう扱いを受けてもアンチの方々は新しいアカウントを作成して再びやってくるため、いたちごっこになるからです。

そして、そういう方々はコメントで番組を荒らしたり配信者の方を煽るような言動を行うこともあります。配信者側もある程度の配信経験があったり、アンチが居ることを知っている人であれば無視したり、ひどいようであればブロックしたりすることも行いますが、人間持って生まれた性格というものがあるため、わかっていても挑発や煽りに反応してしまう場合があります。私も面と向かってバカにされたら普通に怒りますので、これは致し方のないことだと思います。

私の持論になりますが、私もこういう生配信を閲覧することは結構あります。ただ、配信者さんと気が合いそうにないなと思った場合は速やかに立ち去るようにしていますし、コメントもしません。本人を目の前にしたときに言える内容だけをコメントするようにしています。そうすることで無用なトラブルを避けることができますし、お互いに傷つくことがないままでいられます。現実でもそうですが周りに敵を増やしてもなにもいいことはありません

配信者側のエチケットとはなにか?

このように配信者側はもちろんのこと、視聴者側からもリアルタイムで反応が届くため双方向でのやり取りができて、視聴者のおかげで配信がより楽しくなることも事実です。しかし、基本的には配信者のアクションをうけて視聴者側がリアクションをするという形式はテレビの生放送番組と一緒です。そして視聴者側にいわゆる変わった方がいらっしゃるように、配信者側にも変わった方がいらっしゃいます。動画の内容や生配信での内容が行き過ぎて警察に捕まってしまう方がいらっしゃるのはニュースで見たことがあるのではないでしょうか?

そこまで行き過ぎではないにしろ、やはり生配信で誰かを傷つけるような事を言ってしまうことは割と起こります。第3者のいる場合(例えば別の方の配信にゲスト出演する場合やスタッフが居る場合など)は気をつけて発言すると思いますが、それこそ個人配信の場合はその時は気づかないようなことを口走ってしまうこともあります。

有名な配信者やVTuberさんに起こりやすいのですが、いわゆるファインプレーを行った場合や笑えるようなハプニングが起きた場合に、配信者さんのファンが
「こんなことがあったよ!」
という感覚で生配信を録画していたデータから切り取って、編集で字幕などをつけて1分~5分程度の切り抜き動画として、自分の動画チャンネルなどで公開することがあります。著作権上は本当はよろしくないのですが、配信者側からは自分のファンが増えるきっかけになったり、すでにファンの方でも時間が合わなかった場合はあとで面白かった部分だけを見ることができるので黙認される傾向があります。さらに、切り抜き動画を作った方も自身の動画チャンネルの運営者であるため、自分の作品をたくさんの人に見てもらおうとSNSで拡散する傾向にあります

ですが切り抜かれるのはなにもいいことや面白いことばかりではありません問題発言をしてしまった場合も同様に切り抜かれて拡散されてしまいます。2022年現在はPCや家庭用ゲーム機はもちろんのこと、スマホがかなり普及しているため、誰でも気軽にインターネットに接続して拡散された動画やコメントを見ることができる世の中です。拡散されたとしてもその大元を消せばいいのではないか?と思われるかもしれません。しかし、切り抜き動画を作る際もそうですがアーカイブでそのまま残ってしまう上に、SNSで拡散された情報は世界のどこかのサーバなどに必ずデータが残っています。火消しができたと思っても別のところに保管された火種が残っていて、それがまたどこかで燃え始めた結果再燃するためです。なのでネット上で拡散されたものは削除できません。私も含めネット上で何らかの意見や考えを言いたいと思っている人は、ブログや動画などであればきちんと真実を言っているかどうかを調べたり、誹謗中傷になる言葉が入っていないかということをきちんと精査した上でインターネット上に乗せるべきなのです。生配信を行う場合は本当に気をつけて発言をしないと、最悪誰からも相手にされなくなってしまいます。最近は視聴者数やチャンネル登録者数を増やすために顔を出す人もいます。どういう人が配信しているかどうかがわかったほうが見る側も安心できると思いますし、信頼できるという心理がはたらいているからかもしれません。しかし顔を出すというのは危険な行為であるということをご理解いただいた上で生配信での顔出しをするといいでしょう。

まとめ

今回の女性ゲーマーの事件に関してはもともと有名な方であるが上に起きてしまった悲劇であるとも言えます。私も大炎上した上で48時間以内にすべての収入源を失った人を初めて見ました。それと同時にネットを含めて社会で発言をする責任を改めて痛感した次第です。インターネット黎明期では現実世界とインターネット世界は別物として扱うのが当たり前でした。当時まだインターネットへの接続が可能なのはPCだけでしたし、爆発的に普及はしましたがまだまだ高いものでした。今は性能を度外視すれば安いPCはたくさんあります。家庭用ゲーム機でもウェブブラウザや動画閲覧アプリはあるので事実上PCと同じです。また、スマホが普及した結果家の内外問わずどこでもネットに接続できる便利な世の中になりました。その分なりすましや危険な目に合うことも増えましたし、配信内容が切り抜かれてネット上に拡散してしまうこともあります。配信の切り抜きは編集が行われているものもありますが、実際に起きたことの要点部分だけを抽出したものなので、悪意のある編集をしなくてもそれだけで悪事の証拠になってしまいます。これからPCなどを購入して動画投稿やブログ作成、生配信をしようと思っておられる方は充分にご注意ください

では次回のブログですが、次回もインターネットにまつわるお話をなにかできればいいかなと思っています。ご興味がありましたらまたお立ち寄りください。それでは失礼いたします。

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