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マガジンガーZ Vol.005 発信


宝塚21年に労基署勧告 スタッフ休日勤務で指摘

宝塚歌劇団が一部スタッフの休日勤務の取り扱いなどを巡り、西宮労働基準監督署から2021年9月に是正勧告を受けていたことが27日、歌劇団側への取材で分かった

日本経済新聞 2023年11月28日

例の事件のあとで労基署ですから劇団員がターゲットかと思えば、専門業務型裁量労働制のスタッフが対象だったのですね。ちなみにこの辺り、ヅカファンの方々の間では常識かもしれませんが、劇団員は入団5年目までは単年度契約の契約社員、6年目以降は個人所行主として業務委託契約を締結しているそうで、そうなると「パワハラ」やら「長時間拘束・労働」は直接の論点にはなり得ない感じがするのですが、この辺り契約形態ではなく「実態としての労働」をターゲットに世論の判断を仰ぐという感じになるのでしょうかね?

ライドシェア三浦で 夜限定 県、導入へ具体策

自家用車を使い顧客を有償で送迎する「ライドシェア」について、自治体が目指す形が明らかになってきた。神奈川県が三浦市で夜間限定での導入を構想する一方、大阪府は府内全域を対象に24時間での実現を目指す

日本経済新聞 2023年12月1日

大阪府は万博の準備期間と開催中の合計1年間限定らしいけど、その1年間で荒稼ぎしたら抜けられなくなるのではないかと思うのですが、どうでしょう?あと昨今「リスキリング」で学びなおしが流行っていますが、一番手っ取り早い手として語学と運転スキルを磨きなおし外国人観光客を狙ったライドシェアを始めるのが一番手堅い気がします

伊藤忠、「複業」で新事業量産

伊藤忠商事は全社横断の仮想オフィスでの複業を通じ、新事業を次々と立ち上げる。手を挙げた社員が本業と並行して業務を手掛け、1週間当たり5時間以内で取り組む

日本経済新聞 2023年12月1日

総合商社ではこの他にも三菱商事が「就業時間の最大15%を『社内複業』に使える」や三井物産の「社内起業制度で8事業が法人化」など。労基法で定められた「一日8時間、週40時間」の「8時間」も実は根拠のない数字らしいですし、本当に誰もが効率的に8時間を使い切っているか?と考えると非常に疑問でもあり、それを会社公認の形で「もう一つの仕事・役割」が手に入るなら、こんなに贅沢なことはないと思います

50歳以上の行員、社内FA 三菱UFJ銀、異動先募り配置

三菱UFJ銀行は2024年、50歳以上の行員が自ら異動を志願して別の部署で働けるように制度を導入する。みずほフィナンシャルグループ(FG)は一定年齢で給与が下がる仕組みを撤廃する

日本経済新聞 2023年11月30日

FAで手を挙げてもお声がかからなかったら嫌だよなぁ、と先にネガティブなことを考えてしまいます。あとは異動先で「こんなはずでは」となったりしたらどうするのかな?とか。FAのマッチングを担当する人事部も社外で通用する程度にキャリア構築のプロにならないといけないし。でも50歳以上である程度成功したら、対象年齢の規制を撤廃し、全年齢対象でダイナミックに異動できるような、そんな柔軟な組織になれば、社員のスリム化と効率化、生産性向上につながりますよね

転職希望者1000万人突破

労働力調査によると23年7~9月平均の全国の就業者が6768万人。このうち15%にあたる1035万人が転職希望者だ

日本経済新聞 2023年11月28日

この数字が素直に「転職希望者」とは言えないとは思うけどね、実感としては。労働力調査で「転職希望者」をどのように定義付けカウントしているのか、質問票を見ていないからはっきりと言えないけど、某転職サイトのように「とりあえず自分の市場価値を知りたいから」登録する人が増えていて、そのような人は個別にコンタクトを取っても「話だけは聞きますが」と、動くことに対してはとても強い線引きをしている印象を受けます。ただ今のぬるま湯のような経済環境が長続きするとも思えず、動く気があるなら売り手市場の今のうちに動いておけば?と個人的には感じています

浮世亭から

新卒採用市場は既に25卒、特に機械電気系(これを機電系と呼ぶそうです)の囲い込みに入っています。22年夏にインターンを実施し、そこにアクセスのあった学生を中心にwebで「個別セミナー」を実施。24年1月~3月にかけて面接・内定を出していくそうです。これで就活が終了なら残りの卒業まで大学生活に専念できるのでしょうが実際には、24春から動き出す企業もあり結局、24年10月まで学生も企業も気が抜けない状態で、これって「誰得なん?」って感じです

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