マガジンガーZ Vol.003 発信
海外新薬、国内で早期承認 日本人の治験廃止
この記事だけを読むと厚労省が妙なハードルをつくり新薬の導入を妨げてきたと読めそうですが、当初の(旧)厚生省の意図は「国民を守るため」だったのでしょう
ただ制度を定めた当時と現在ではデータの正しさを証明する仕組みが大きく変わり、人種間での「薬の効き目の違いや、その理由」なども明らかになり、わざわざ「日本人への安全性を確認する」意味も薄れてきた中、ルール見直しのタイミングを逃し続け今に続いたのではないでしょうか
そして厚労省も製薬企業も「無駄だなぁ」と思いながら日本で第一相を実施したり、その予算がつけられなくて日本導入を諦めた薬もあるのではないかなぁ?と考えるわけです
この問題の場合、前提となる「他国・他人種のデータが日本人に適応できるとは限らん」を前提に試験実施を義務付けてきたわけですが、その際に例えば「人種のるつぼ」と称された米国などで人種間問題をどのようにクリアしたのか?など参考にできる事例は多々あったのではないかと考えるわけで、大切なことは「まず前提を疑え」「全く初めては滅多にない。類似例を探せ」など、学べることは多いと思います
医療改革 決めたはずが・・・
ご存じでしたか?「リフィル処方箋」。恥ずかしながら僕は初耳でした。そして「何言っているの?」って感じ
まず「リフィル」って何だっけ?から始まり「だから何」まで思考がつながるのに若干の時間を要しましたよ、僕は。皆さんはすぐに理解できましたか?「繰り返し使える処方箋」も回りくどいし、ネーミングは本当に難しいですね。ただ、この類の問題で「そもそも」と感じるのはリフィルが普及しない理由「患者の容態管理の不安」
極論すると自分の健康なのだから自分で責任取らなきゃダメでしょってこと。今どきはウェラブル端末で管理できる生体情報も数多いわけですから、まずは自分の健康状態に興味を持つことが大切ではないかな。あとは「リフィル処方」のネーミング、これをもっと「そりゃ便利だ」と直感的に理解できるような名称、もしくは仕組みを整えないとね
損保、AIで代理店改革 生産性向上、不正も抑制
この問題、誰が泥をかぶるか?誰が猫に鈴をつけるか?って問題ですよね、単純に
事例として挙げられている「ビックモーター問題」なんて明らかにわかっていたのでしょ?取り扱い金額や件数から不正を疑わせる数字であったことくらい。それを誰が指摘するか?で責任のなすりあいになり結局、順送りになって今ってのが正直なところなのでは?と想像しています
そしてこの「言いにくいけど明らかにダメなこと」って世の中に沢山あって、それこそ人事評価などもその一つ。最近では「ジョブ型」とか、あるいは「同一労働同一賃金」など働き方が会社の垣根を超え横串を通されるようになれば、次は「標準的な働き方、成果期待」が出来て、あとは会社ごとの味付けを施した「ジョブ毎に特化した標準的な働き方と評価」がAIで評価できるようになれば、誰が泥をかぶるでもなく厳しい評価も下せるようになるというわけで、AIを理由に使う風潮はちょっと怖いなと感じました
ライドシェア参入意欲 ウーバー、変動価格制も視野
反対のための反対ですよねぇ。「運行の管理が不十分となり」って
その運行が十分に管理できないためインバウンド対応ができないとか地方ではタクシーが足らないなどの問題があり、その隙をついてウーバーが顔を出しているというのにね
まぁ反対しておけば導入が決まった時の保証金などがより有利になるって目論見あっての反対でしょうが、そんな「謎権利」が漁業権で水産資源の枯渇とか、成田空港のような国際インフラの競争力低下とか、そのような全体利益の棄損をもたらす事実も忘れてはいけないと思うのですよねぇ
浮世亭から
KANさんが亡くなられましたね。僕は「東京ライフ」や「regret」が大好きで、なんだか「あ~あな気分だなぁ」って時にはこれらの曲を聴きながらボンヤリ過ごすことが多くて、ピアノマンとしての姿はどことなくビリージョエルと重なるところも多く、ビリーみたいな渋めの曲とか懐古調の作品と、まだまだ楽しみだよねぇって思っていたら、まさか61歳ですよ。早すぎるでしょう。皆さんも体調管理には十分に気を付けてくださいね