2030年カゾクの形

はじめまして、はじめのおわりのシュウマツ放送局
パーソナリティの禍津爾須萃(マガツミ シュスイ)です。

今回は2030年カゾクの形という事で、記事を寄稿することになりましたが、
愛や希望などとは無縁な私です。前向きな話題な多くはないかもしれませんが、少々お付き合いください。

1.はじめに家族の役割に着目しよう

はじめに2020年にあって、2030年においても必要とされる家族の役割。そこに注目しながら進めていきます。そこで私が着目する役割は「ミームの継承」です。様々な家族があるように、家族の中にあるミームもまた様々なものがあります。「いただきます」を言う家、言わない家。食卓にテレビが有ることを可とする家、否とする家。こういったものもミームの一部になります。それらは成長し、新しい家族を作っていく中で変化を繰り返していきながらも家族はミームを次の世代につないでいきました。では、自分のミームも未来に残っていくでしょうか?晩婚化、非婚化、少子化の中、新しく家族を作る機会を作る人は多くないと考えます。では、家族以外にミームを継承させるしかありません。

2.ミームの継承は家族だけじゃない

「ミームの継承」は何も家族だけで行われるわけではありません。学校、会社、民族、国家、宗教など。それぞれがミームを内包し、伝えていきます。
しかし、大きな組織のミームに個人が与えられる影響は大きくない。変化も多いわけではない。企業にはまだ昭和のミームを継承している所もあるし、民族や宗教に置いてはそれよりはるか昔のものも継承している。それら大河のような大きな流れに自分のミームは流され飲まれていくのではないでしょうか?自分以外からのミームを受け入れて、そこに所属し、規範に則っていくならそれでも良いでしょう。しかし、自分のミームの継承が起こるチャンスは多くないでしょう。では、小さい組織にミームを託すしかありません。

3.家族を作ろう

初回無料ガチャの様な家族がウルトラレアなんてありえない、そう考えて話を進めましょう。現状、家族を新たに作るには生殖行為、結婚、養子以外の行為しかありません。例えば、自分が独身独居であれば、その3つの行為のどれも厳しい。私はモテテク講師ではないので、生殖行為や結婚を諦めていない方は私の記事よりふたりエッチとかゼクシィとか読んで欲しい。では、諦めた方だけが残った所で、「家族を作ろう」について話していく上で、ここで言う家族は血や遺伝子、場所としての家を同じとする必要のない家族だ。私が企画者のはれのさんに「2030年カゾクの形」を提案した際に、あまり従来の家族に縛られて欲しくなかったというのが理由だ。それでは自分のカゾクを作っていくことにしよう。

3-1.「価値観」と「情報」の洪水を生き延びる
価値観は時代と共に変わっていく、1988年に「24時間戦えますか」というキャッチコピーで登場したリゲインは2014年にリゲインエナジードリンクとして登場した際には「3、4時間戦えますか」というキャッチコピーになっていた。26年かけて8分の1まで減らした。これは社会の労働に対する価値観の変化と言える。同じように昭和、平成、令和と移り変わっていく中で様々な価値観が現れて、変わって、消えていった。情報も同じように多様化していく。それはインターネットというコミュニケーションに使えるツールを気軽に使えるようになったことが大きい。これにより私達は価値観や情報の洪水のような時代を生きることになった。しかし、言い換えれば、この時代は様々な価値観や情報にフリーライドできる。数ある価値観や情報の中から自分で選んで共有化できる。しかし、逆を言えば自分だけのミームを守っていくのは非常に困難な時代とも言える。

3-2.カゾクを見つけよう
上では大きな組織で自分のミームを残すのは無理とか、この時代に自分だけのミームを守っていくのは無理だと言ってきましたが、それではどうすればいいのでしょう?カゾクです。自分と同じミームを持つカゾクをこの広い世界の中から探すのです。家族を作ろうなんて考えは最初からナンセンスだったのです。ミームで繋がる可能性のある人をこの世界から探す。これこそ、2030年のカゾクの形。カゾクは見つけるものに変化していきます。自分のカゾクは自分で見つける。そんな自分勝手な答えで良いのだろうかと思う人もいるだろう。しかし、多くの人は自分の所属、帰属先に迷い、会社や学校、民族、宗教、国家など自分ではどうにもならない場所に何者にもなれない日々を過ごすよりも、自分で自分の所属先を見つけることが理想的だと考える。「価値観」や「ミーム」を共有し、「行動」を共にしていける場所、それを見つけることこそ、2030年のカゾクの形だと私は考える。

4.最後に「生存戦略しましょうか」

きっと何者にもなれないお前たちに告げる。これから血や家での間柄は無価値になるのではなく、他にものも同様まで重要視されてフラットになると考えます。その上で、自分の価値観、ミーム、行動を的確に人に伝え、相手のそれらを見極める必要があると思います。それでは10年後、貴方に良いカゾクが居ますようにシュウマツで待っていますね。

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