妊娠34週 次男誕生
子育て回想備忘録2
次男が誕生した日は、とても寒い日でした。
前日から私の町では珍しく雪が積もっていました。
強いお腹の張りと出血があったのは妊娠33週目でした。
早産の危険があるとのことで産院に入院しました。
点滴をしてベットで絶対安静。
ベットの上で私は、長男の時と同じようにしっかりお腹の中で、次男も育てたいと強く思っていました。
しかし、入院2日目の夜には私の体温や血圧は下がり、痛みもきつくなり、朦朧としていました。それでも次男は私のお腹の中で元気に動いていました。
そして、入院3日目の昼過ぎに破水して、次男は産まれました。
次男は大きな産声をあげて産まれましたが、さすがに早産で低体重児のため、大きな病院へと運ばれました。
産まれたての次男は、私の横にやってきてたのは一瞬で、私が次男のほっぺをつんと触ると、慌ただしく保育器に入れられ、救急車に乗せられました。
次男は、幸いなことに一過性多呼吸ではあったものの、1ヶ月ほどで退院できました。
はじめの2週間は次男は保育器の中でいろいろなものと繋がれていて抱くことできず心配しました。
しかし、保育器の中の次男は生命力にあふれているように見えました。
毎日、搾乳して病院の次男に届けました。
抱くことができるようになり、はじめて授乳をした日にようやくほっとしました。
出産の後、胎盤早期剥離だったと聞きました。
助産師さんから
あの状態であんなにお腹の中で動いている赤ちゃんははじめてだわ。すごい生命力ね。
と言われました。
ふと思い返すと、あのとき次男はお腹の中でたいへんだったのでは。苦しかったのではないかと思います。
あのまま産まれてくれなかったら危なかったよね。
次男よ。ありがとう。