「はるのゆきだるま」 小学1年生クラス全員が涙
子育て回想備忘録17
息子たちの小学校では6年間、音読の宿題がありました。
その中で春が来ると思い出すものがあります。
それは「はるのゆきだるま」というお話です。
このお話はゆきだるまと動物たちとの交流が、あたたかく描かれていてほのぼのすると同時に、約束をはたせなかったせつなさ、悲しさ、命の儚さ、ゆきだるまを思う動物たちの優しさ…と色々感じさせてくれるます。
私も初めて読んだ時はうるっとしました。
初めて宿題でこのお話の音読をしようというとき、次男は少し涙目でした。
あ、学校で習ったときにせつなくなったことを思い出したんだな。
と思いながら、
「どうしたの?」
と聞くと、
「今日、先生が「はるのゆきだるま」読んでくれたあと、クラスのみんなが泣いちゃった」
と言ったのでした。
それを聞いた私は
子どもたちの優しさや子どもたちの心の成長の美しさに感動しました。
クラス全員でお話の中に入って涙を流すなんてとても素敵なクラスだなあ、そして、このままみんないい子で大きくなっていってほしいなと思いました。
きっと担任の先生も同じことを思い、児童たちを愛おしく思われたことでしょう。
次男の学年は、令和2年に成人式を迎えます。
あの頃のクラスメイトはあのころの優しい心を持ち続け素敵な大人になってくれているでしょう。
「はるのゆきだるま」あらすじ
山のゆきだるまは、村の子どもたちが作りました。しかし、今では子どもたちも遊んでいないのでひとりぼっちでした。
ある日、春を探しに山から降りてきた動物たちから春の話を聞いた雪だるまは、ステキな春の様子を思い描くのでした。
春のおみやげを持ってくると動物たちが約束してくれます。
そして、動物たちが戻ってくるのを楽しみに待っていましたが…
(続きは絵本で…)