検察調べの前に便秘薬は飲むな。■観覧注意■

逮捕されて身柄を拘束(拘留)されると、刑事調べと検事調べがあります。
交互にと言う程規則的では無いにせよ、そんな感じのイメージしてくれれば大きく外れてはいないはず。
警察署の中の留置場にいるわけですから、検事調べの際は検察庁へ行くわけです。
街中でたまに見たことありませんか?ケーサツのでっかいバス。
あれが護送車でして連れられていくわけです。
この連行のとき、悲しい気持ちになるのが手錠も腰縄もかけられます。
逃走防止です。
『いやいやどー考えたって逃げられないでしょ』て状況なんでしょうけど念の為の決まりなんでしょうね。
余談ですが日本の本物の手錠は黒なんですよ。
銀色じゃないの知ってました?
悪ぶって言うとワッパね。

連行話ついでに前刑の服役時の移送の思い出をひとつ。
これは僕の経験に基づいてるので絶対じゃないかもしれないかもですけど、
裁判終えて判決出てその土地の拘置所、刑務所にまずは行きます。
そこで3~4ヶ月(僕の場合は)新入訓練に他の刑務所へ移送されるってのがデフォな気がします。
いや、どうだろ、初犯だったからかな。
初犯刑務所と累犯刑務所で別なんですよね。
まぁ、とにかく当時移送の日がやってくきまして。
僕北海道が地元なので北海道の内何処かだろうと信じて疑ってませんでした。
それがまさかの関東でした。
移動は飛行機。
行きはそれなりに配慮してくれました。
誰よりも先に後部座席に乗せてくれて。
刑務官2コ1です。
記憶ではブランケット的なので手錠隠してくれたような。
機内サービスのコーヒーも1杯だけ認めてくれました。
羽田着いたときはえぐかったです。
預け荷物グルグルのあの脇にあるドアから、連結状態で(確か3人移送だったかな)登場。
客の目線が痛い・・・。
しかも一緒だったおじいさん多分密漁で捕まったんですけど、漁業やる人のゴム製のオーバーオールに長靴で現行犯だったんでしょうね。
そんな人飛行機乗るわけないですもん。
めちゃくちゃスマホのシャッター音聞こえました。

検事調べの話に戻ります。
僕シャバの頃から便秘で、留置場でも一層酷くて。
4~5日出ないと相談して処方してくれるのが代表格のピンクの小粒野郎。
検事調べは当日朝じゃないとわかんないもんですから前日夕食後にしっかり飲んでしまって。
その効果が検察着いてから頭角現わしてきました。
検事調べて待ち時間長いんですよ。
各警察署から送り込まれてくる人を順番にこなすので。
その待ち時間中、待ち席にいるわけですが当然鉄格子。
その中にはでかめの窓付きのトイレ。
昭和さながらの連結式のプラスチック製の固いやつに近いイメージです。
そこで催してきたんです、ガマンできないくらいに。
10人くらいはいたと思います。
あからさまなヤクザもいました。
でも漏らすよりはマシなので鉄格子に近付き、
『大便がしたい』
と、伝えました。
対応してくれたのは女性警官。
トイレットペーパーを持ち、使う分だけ巻き取りなさい、と。
腰低めの態度で『下痢気味なのでこんくらいですかねぇ』と顔色うかがってみると
『そんなの知らないよ!自分で決めなさいよ!』と一喝。
怖っ。
そんなこともあって僕の中では女性警官の方がおっかないイメージあります。
そんな話はさておき、いよいよ本番です。
皆さん、手錠されたままうんこしたことありますか?
そんなには多くないかもしれませんね。
ちょっとしたプレイですもんね。
一応利き手だけ外してくれるんですけど、難しいですよ、かなり。
機会があればお試しあれ。
皆が不快な気持ちにならないよう、自分自身も恥ずかしくないよう、音を立てないよう細心の注意を払ってソーッとしましたよ。
けどダメでした。
洪水ですもん。
『バビビビシャーーーー』
どうしたって鳴っちゃうんですよ。
止めながら小出しにしても、音も小出しになるだけ。
明らかにおっかない顔した人が舌打ちしました、
その節は申し訳ありませんでした。

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