ネオスタンダード壊れる~"インチキスタンバイ"プリズマー~
プリズマ☆ファンタズムのカードを追加したプリズマ☆イリヤのデッキの記事です。
昔から使っていたデッキですが、数枚の追加でとても強くなりました。
目次
◇デッキレシピ
◇メインギミック
◇回し方
◇その他のカード紹介
◇不採用カード
◇まとめ
◇デッキレシピ
2“悪戯っ子”クロエ
4“先輩魔術師”凛
2魔法のステッキ ルビー
3“赤の陣営”イリヤ
4“特殊魔術礼装”マジカルルビー
4“ラッキーガール”クロ
2“祭りの準備”イリヤ&クロ
4“浴衣と花火”イリヤ
1金髪の少年
3夢見がちな少女 イリヤ
1“マジカル★アイドル”美遊
4“銀色に沈む街”クロ
2クールな少女 美遊
4“Kaleidoscope”イリヤ
2“Kaleidoscope”美遊
4息の合った連携
4クラスカード セイバー
デッキコード:A504
◇メインギミック
スタンバイで“Kaleidoscope”のチェンジ元を登場させて、ドローフェイズチェンジでレベル3を早出ししていくデッキです。
普通の早出し制圧デッキと大きく異なる点は、チェンジ時に手札増強効果が付いてくるため、盤面構築行為そのものがリソース拡大ギミックとなっている点です。
早出しをする度にCXを引く機会も増え、何度も同じ動きができるため、どんどん手札が強くなっていきます。
早出しで適当に戦いながら手札を補充、回転させ、最後はCXコンボで詰めるという明確な勝ちプランがあるデッキになっています。
早出しギミックに関連して、“Kaleidoscope”について少しお話します。
“Kaleidoscope”はイリヤと美遊がいて、美遊にもチェンジがあります。
イリヤと同様の動きができるため、こちらを軸にすることもできます。
美遊のセットを軸にした場合、チェンジ元をアタッカーとして起用できること、早出ししたレベル3のCXコンボを単体でも活用できること等がメリットとして挙げられます。
このデッキはイリヤのチェンジ元のみ採用となっています。
イリヤ軸のメリットは、チェンジ元が応援なので、スタンバイで寝かせている状態でも舞台にいる意味があること、チェンジ時に手札を切れること等です。
特に後列として使える点は大きく評価しており、主に1/1アタッカーの応援として大きなパンプ値になります。(パワー8500以上になります)
1/1アタッカーにはアタッカー以外の役割もあり、これを中心にデッキを纏めているため、イリヤ軸としました。
両方のチェンジ元を採用することももちろんできますが、レベル2以上のカードを増やし過ぎると“Kaleidoscope”イリヤのCXコンボが失敗しやすくなる事情もあり、動きを安定させる意味でも片方に寄せた方が無難です。
◇回し方
①1/1アタッカー、チェンジ元を控え室に用意
②1/1アタッカーをスタンバイ登場、若しくは手札から登場
③チェンジ元をスタンバイ登場→チェンジを何度も行う
④レベル2からはクールな少女 美遊、“銀色に沈む街”クロも絡めて戦う
⑤“Kaleidoscope”CXコンボを準備、発射
③のチェンジ元の登場が肝になりますので、②でスタンバイを使わずに温存することもあります。
ただ、後のことを考えると1/1アタッカーは手札からでも出した方が良いです。
⑤の“Kaleidoscope”CXコンボについて、手札に同じCXを複数枚揃える必要があるので、ゲーム序盤から準備をしなくてはいけないのではないかと思う人も当然いると思います。
が、それ程焦る必要はありません。
システム群が優秀なので、レベル3になった段階でイリヤと美遊が1枚ずつ程度でも、十分パーツを集めることができます。
また、終盤まではCXをしっかり山に戻して準備期間を長く設けた方が最終的に動きやすいですし、山が強ければCXも引きやすいです。
ただ、スピードゲームの展開やいつもの光景の存在もありますので、そういった実戦レベルのケアとしてCXを握っておいた方が良いことはあります。
特に光景は大迷惑なので対策必須です。
チェンジギミックとCXコンボの両方について練習が必要なデッキです。たくさん一人回ししましょう。
◇その他のカード紹介
“先輩魔術師”凛
ゴブリンスレイヤー=サン。
ありがたい追加1号。
ただつよのレベル0が加わったことで、序盤の安定感がぐーんと上がりました。
特徴が弱いですが、致命的な問題ではないし、そんなことより相手がこのカードに苦しむ場面の方が圧倒的に多いです。
“赤の陣営”イリヤ
単レスト集中。
ありがたい追加2号。
ほぼ毎ターンスタンバイを使うデッキなのに、今まで2レスト集中しかありませんでした。
手札が増えるギミックに加えて、集中で手札を稼ぐこともできるようになったため、とても裕福になりました。
まさに、昔のタイトルに追加が来たという感じですね。
“特殊魔術礼装”マジカルルビー
いろいろお役立ちカード。
昔は“童女”斧乃木余接より弱いとか言われていましたが、今見ると“先輩魔術師”凛をパンプできる書き方で助かったとも思えます。
それは兎も角として、スタンバイやチェンジの準備に持って来いの重要カードです。
“悪戯っ子”クロエ
オカ研の類。
レベル0でのストックの使い道が欲しかったので必要な分だけ採用。
他にはクロ集中が候補でしたが、あちらは似た役割のカードがあるためこちらにしてみました。
魔法のステッキ ルビー
星に願う杏。
トップ操作が時に手札一枚分以上の働きになるデッキなので重宝します。
“Kaleidoscope”のサポートとしての役割が大きく、イリヤ2面以上を成功させたい時はほぼ必須です。
見た目は弱そうですが、重要カード。
“ラッキーガール”クロ
1/1アタッカー。
アタッカーとしての役割だけでなく、アンコール時にコストとしてチェンジ先を切ることができます。
リフレッシュ越しのチェンジも狙いやすくなり、立っているだけでも使えるカードです。
プリズマ☆ファンタズムにも同様のカードが存在しますが、あちらは特徴が弱いので代用は厳しいです。
特に《武器》の有無は“祭りの準備”イリヤ&クロを使う上で大きな違いなので無視することはできません。
“祭りの準備”イリヤ&クロ
少女型人工知能 天シリーズ、ぶっ壊れモデル。
“ラッキーガール”クロ+“祭りの準備”イリヤ&クロ+夢見がちな少女 イリヤで中央11000になります。
舞台2枠で無理せずこの数字が出せるのは魅力的です。
山操作能力も優秀なので、パンプ対象がいなくても握っておきたい1枚です。
最後にCXコンボのサポートに使うことが多いです。
“浴衣と花火”イリヤ
4ルック。
採用理由を語る必要はなさそうです。
5枚以上入れない理由は、レベル1赤上がりが多いからです。
金髪の少年
理不尽な運命への抵抗 ゆり。
採用すると最大火力が上がるのも魅力ですが、“Kaleidoscope”失敗時の保険という意味でも、ゲームの見切りの誤差を減らせて安心できます。
ファイナルターンの柔軟剤。
“マジカル★アイドル”美遊
早出しメタ。
中盤以降も盤面勝負を続けるならほぼ必須。
このカード自体は強いです。
基本的には損になる動きですが、これで無理矢理控え室にチェンジ先を用意することも可能なので、上手く相手のキャラを潰せる時はついでにご一考。
“銀色に沈む街”クロ
何でも潰して自分は手札に戻っていく、恐怖の辻斬り。
チェンジアタッカーはほぼバニラなので、相手が気合を入れて盤面を作ってくると届きません。
そこで、このカードをスタンバイで出して台無しにします。
盤面特化のデッキを全否定してしまう恐ろしいカードです。
相手によっては重宝しますが、手札に戻ってくるため多くは必要ありません。
4枚入っているのは経験が主な理由です。
“お泊まり会”美遊&クロエ&イリヤも同じ効果を持っています。
せっかくなので銀クロだけ4枚入れるよりは散らした方が良いです。
今回の記事では、レシピを把握しやすいように、この手の別名再録組を採用していませんが、実戦ではそれがそのまま散らす理由になります。
りんね対策にもなるので……
クールな少女 美遊
早出し回復。
ありがたい追加3号。
昔は色の事情で早出し回復が採用できずにいました。
レベル2で耐久する術を組み込めたのは大きな進歩です。
また、チェンジやスタンバイでの早出しはアタッカーとして加わるまでにタイムラグがあったため、いつでも出せる早出しアタッカーが参戦したことで戦闘面も強化されました。
経験が厳しめなことに注意。
◇不採用カード
1枚だけ、これは書いておいた方が良い気がするカードがあるので触れておきます。
ルヴィア邸の大浴場で 美遊
同じような効果を持つカードが沢山あります。
不採用の理由はレベル2以上のカードを減らすためです。
如何にトップ操作が豊富といえど、デッキの中身がハズレばかりでは“Kaleidoscope”は成功しません。
何かを絞る必要があります。
このカードは、そもそも強いカードですし、入れたらそれなりに活躍してしまうことも良く知っています。
ただ、デッキのやりたいこととは微妙にズレているため、その他のレベル2以上のカード達と違って必須ではない、ということでこのカードが抜けました。
ねじ込んでも良いですが、使い方も強引になりがちですし、どうせ使うなら、気兼ねなく複数枚採用できるデッキで使いたいです。
◇まとめ
初弾のカード達をコンセプトとし、追加の度に成長してきたデッキです。
今でこそ、手なりでも回せる程の足腰がありますが、そもそもチェンジの成否で大きくパフォーマンスが変わってくるデッキです。
なので、最低限、チェンジを途切れさせずに成功させられるくらいのプレイスキルが必要になります。
また、CXコンボにもある程度の熟練が必要で、総じてプレイヤーの腕が大きく関わってくるデッキになっています。
コツはいろいろあるのですが、様々なケースを書いていくとあまりにも長くなりすぎるので今回は割愛。
普通のWSとはひと味違うので、まずは触ってみてください。
この先は君の目で確かめてくれ!
最後に、ここまで読んでくださった皆様に有益な一言。
「選択肢が多いということは、差をつけやすいということ」
"上級者向けデッキ"はただ難しいのではなく、プレイヤーに委ねられている部分が大きい、という考え方です。
その分、精度を上げられるポイントが多いので、実力が反映されやすいと言えるでしょう。
…シンプルなデッキが運ゲーだとかいう意味ではありませんよ。一応。
次はシャニマスの記事になる予定です。
次回もご期待ください。
以上、ぺヤングでした。