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【2024十一月】Uncommon Low Skirmish #208 三連単【八回戦】

船橋の飲み屋に入れたボトルの期限があるので、その日は船橋のHUBで乾杯。十一月のバトルは一番搾りとハイボールで開戦。

【十一月一回戦第一試合】11/2

先攻Sho、不安げな手札をキープし、まずはご挨拶とばかりに《悲嘆》、追放したのは《チーム結成》。
「なんだこのクソみたいな手札は…」
「だろぉ〜」
Junの手札は土地以外二枚ずつの《全知》と《穢すもの、ウラモグ》だった。

Sho、捨てさせた《穢すもの、ウラモグ》を《再活性》、戦場に9/9滅殺2のウラモグが出現、Jun投了。

【十一月一回戦第二試合】

Jun、絶望のダブルマリガン、それでも手札はかなり厳しい。
「いやぁ、これは悪いなあ」Shoは余裕の発言。
後攻Sho、《暗黒の儀式》から《傲慢な血王、ソリン》を召喚し能力起動、戦場に出したのは《血管切り裂き魔》。Jun投了。

十一月一回戦はほぼ秒速で決着。

【十一月二回戦第一試合】11/16

先攻Jun、クィンティプルマリガン、手札揃わず投了。
Shoは何のデッキだったのか怪訝な表情。

【十一月二回戦第二試合】

先攻Jun、沼を出して《暗黒の儀式》から《ネクロドミナンス》、第一試合では不発だった黄金ムーヴ始動、ワンドローでエンド。
後攻Sho、赤黒二色土地をタップインでエンド、今月のデッキで二連戦。
二ターン目Jun、《ネクロドミナンス》の手札上限があるため《オークの弓使い》を素出し、三枚ドローでエンド。
ターンもらってSho、黒緑諜報ランドを出してエンド、超速攻コンボは未だ鳴りを潜めている。

三ターンJun、フェッチランドを出し《暗黒の儀式》から《黙示録、シェオルドレッド》堂々の降臨、初期手札からこれらが揃っていたのは強すぎた。ターンエンドに10枚ドロー、Shoから対応されて《稲妻》を撃たれていたら負けていたので少々迂闊である。厳選して手札に残したのは《思考囲い》、《マルコフ家のソリン》、《オークの弓使い》、それと二枚の《不憫な悲哀の行進》。
ターンもらってSho、三枚目の土地を出し《傲慢な血王、ソリン》を召喚、そして戦場に降り立ったのは《聖エレンダ》、これは圧倒的に優位である。呪文書からのドラフトは《信仰の足枷》、これをシェオルドレッドにエンチャント。だがここでJun、手札四枚全てを追放して《不憫な悲哀の行進》をエレンダに撃ち込んで8点ドレイン、たった一枚でも手札に土地を残していたならば不可能だった芸当である。

双方決定打に欠けるものの、Junはおよそ無制限のリソースとして手札を引き続け、Shoが召喚した《分派の説教者》に対しても二度目の《不憫な悲哀の行進》を撃ち込んで除去。返すターンでJun《悲嘆》を召喚し、Shoの手札を確認《血管切り裂き魔》の素出しを後押ししそうな《暗黒の儀式》を捨てさせる。この時、Shoは手札に二枚もの《塔の長官、ボロミア》を所持していた。何度もマリガンしていたため《全知》デッキで来ていると踏んだのだろう。
しかしながら、Sho、次のターンで《傲慢な血王、ソリン》をトップデッキし《血管切り裂き魔》を戦場に降臨させる。だがこれも三枚目の《不憫な悲哀の行進》で除去。《マルコフ家のソリン》を裏面に変身させるなどして、Junがお手本のような除去コントロール展開で勝利、この時のライフは63だった。

【十一月二回戦第三試合】

先攻Sho、マリガンからフェッチランド経由の黒赤二色土地をアンタップインし、《思考囲い》。後攻Jun、一戦目の不発を警戒して渋い初期手札をキープしていたが、何度もマリガンした挙句《ネクロポーテンス》を捨てさせられたら終わっていた。Junの手札は土地三枚、《暗黒の儀式》、《オークの弓使い》、二枚の《悲嘆》でこれを捨てさせる。
ターンもらってJun、沼を出してエンド。

二ターン目Sho、黒緑諜報ランドで《思考囲い》を墓地へ置き、《再活性》をJunの墓地にある《悲嘆》へ。ここでJun長考、《暗黒の儀式》から《オークの弓使い》を召喚しておくべきか否か、だがここは我慢、捨てさせられたのは二枚目の《悲嘆》。
ターンもらってJun動く、《暗黒の儀式》から《思考囲い》、Shoの手札は土地、《悪魔の教示者》、《血管切り裂き魔》。《血管切り裂き魔》を捨てさせれば、Shoのターンに《悪魔の教示者》から《再活性》を引っ張って来て出されてしまうので、《悪魔の教示者》を捨てさせる。余ったマナで《マルコフ家のソリン》を召喚、絆魂で少しでもライフ損失を抑えたい。

三ターン目Sho、フェッチランドから黒赤諜報ランド、沼を墓地に置く。《悲嘆》で攻撃、ライフ差はSho10対Jun14。
ターンもらってJun、フェッチランドを出し、《マルコフ家のソリン》攻撃、9対15。
四ターン目Sho、フェッチランドから黒赤二色土地をタップイン、攻撃せず。エンド前にJun、フェッチランドを起動し黒緑諜報ランド、デッキトップは《オークの弓使い》保持、さらに手札から《オークの弓使い》召喚、7対14。

ターンもらってJun、《マルコフ家のソリン》、《オークの弓使い》とそのトークン、三体で攻撃。《悲嘆》で弓使いをブロック、これに対応して《激しい腐敗》をブロッカーの《悲嘆》に撃ち込んで除去、ソリンの強請コストも支払う。攻撃通ってShoの残りライフは4。そして、Junはこのターンで5点回復しており、ソリンは裏面《貪欲なる新生子、ソリン》に変身、-1能力起動でSho本体に5点ダメージ。

「キャノン砲!」
「きれいに負けた…」

【十一月三回戦第一試合】11/23

先攻Sho、フェッチランドから黒赤諜報ランド、デッキトップの土地を墓地へ置いてエンド。マリガンに悩んでいた点から判ってはいたが、一ターン目からの即死級コンボは免れた。Shoは十一月、三連戦でこのデッキを持ち込んだこととなる。
後攻Jun、初手に土地一枚だけだったが、ドローで二枚目の土地を引けて安堵。フェッチランドから白赤二色土地をショックイン、《魂の導き手》を召喚。
「そのデッキかぁぁ」
環境最大手のボロスエネルギーへの感想として至極真っ当なものではあるが、Jun側としても最速のデカブツヴァンパイアを出されれば厳しいのである。

二ターン目Sho、《信仰無き物あさり》を唱える、墓地に捨てたのは《チーム結成》と《血管切り裂き魔》、非常に嫌な予感がする。土地を出して当然のごとく《再活性》、戦場に《血管切り裂き魔》が降臨、代償としてShoライフを6点失って残り13。
ターンもらってJun、土地を出して《オセロットの群れ》を召喚、続いて二枚目の《オセロットの群れ》も召喚、この展開にShoは非常に苦い表情。Jun攻撃はできないが、ターンエンドで猫トークンが二体生成し、《魂の導き手》の能力がさらに誘発、残りライフ18、エネルギーカウンターは四つ。

三ターン目Sho、黒赤二色土地をショックイン、《悪魔の教示者》を唱えてライブラリーから好きなカードを手札に加える。そしてするりと《暗黒の儀式》から《傲慢な血王、ソリン》を召喚、-3能力起動で戦場に舞い降りたのは《聖エレンダ》、さらに呪文書からのドラフトで《駆り立てる僧侶》召喚。飛行を持つ切り裂き魔が殴って6点、残りライフはSho15対Jun12。エンド時に4/4トークンが一体生成。
ターンもらってJun、三枚目の《オセロットの群れ》召喚。
「三枚はねえよ…」
Jun初期手札が絶好だったが、ShoはShoで吸血鬼二枚看板を展開していてその言い草は無いだろう、それだけShoとしてみれば絶望的展開と言うことである。

Jun、《オセロットの群れ》一体に飛行付与3/3にして《傲慢な血王、ソリン》を撃破。ターンエンド時、まず三体分の猫トークン生成、これで都市の承認が得られ、《オセロットの群れ》の誘発能力が追加、二体×三の猫トークン生成、《魂の導き手》の能力が計九回誘発の大フィーバーに突入。これでは飛行を持たない《聖エレンダ》たちでは攻撃しても無数の猫トークンによって返り討ちにあうだけである。Sho投了。

【十一月三回戦第二試合】

マリガンに時間をかけて先攻Sho、土地を出し《暗黒の儀式》から《分派の説教者》召喚、このクリーチャーでも一ターン目からは十分に強いのである。
渋い手札をキープした後攻Jun、ドローは《色めき立つ猛竜》で次ターンからの展開が明るくなった、フェッチランドから白赤二色土地をショックインし、《魂の導き手》召喚。
二ターン目Sho、説教者での攻撃はJun通す、能力でワンドロー、これが強い。ライフは18対15。フェッチランドから諜報ランド、熟慮して《聖エレンダ》を墓地に置いた、決定打が無いのだろう。
ターンもらってJun、土地を出し《色めき立つ猛竜》召喚、めくれたのは大当たり《鏡割りの寓話》でゴブリントークン生成、Shoから苦悶の言葉が漏れる。

三ターン目Sho、沼を出して熟考、何もせずにエンド。
ターンもらってJun、土地を出してトップデッキの《オセロットの群れ》召喚、引きの流れが来ている。《色めき立つ猛竜》とゴブリントークンで攻撃、ゴブリンに飛行付与。Sho《分派の説教者》で猛竜をブロックするが、先制攻撃の2点を与えた直後にJun《電気放出》で追加の2点ダメージを説教者に与えて除去。エンド時の猫トークンは2体のフィーバータイム。
四ターン目Sho、フェッチランドから諜報ランド、土地を墓地へ置く。そして唱えたのは追加4ライフを支払って《毒の濁流》、Junの盤面にある全てのクリーチャーたちが全て破壊される。この時点でライフ7対20、手札は四枚対三枚。

盤面に六体もあった全てのクリーチャーを失ったが、Junは悲しみに打ちひしがれてはいなかった。手札には《火の怒りのタイタン、フレージ》があり、墓地は十分に肥えたのだから。先のターンで《栄光の闘技場》から速攻付与の12点アタックが実現しそうである。
ターンもらってJun、ドローは《魂の導き手》、盤面を立て直せる。英雄譚の三章《キキジキの鏡像》が戦場に出る、さらに《魂の導き手》召喚、そして《火の怒りのタイタン、フレージ》によりShoに火力が3点飛ぶ。
Shoは対抗戦力を展開できず投げ気味、再度Junにターンが渡り、鏡像と導き手の二体アタックでSho敗北。

十一月を制したのはJun、これで双方が三対三だった九月以降、Junの二連覇となった。


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