【2024六月】Uncommon Low Skirmish #203 既視感【三回戦】
六月十六日(日)十五時半、ずれ込んだが六月のULS一回戦は小岩串屋横町で執り行われた。モダンホライゾン3実装直前の構築でバトル。白ホッピーで流し込むのは、カシラとタン元の炭火焼き六百グラム。
【六月一回戦第一試合】6/16
先攻Jun、《実物提示教育》から《全知》のコンボデッキを青単型に調整して参戦。
だが、Junのフェッチランド起動によりSho《書庫の罠》を唱える。これはプレイヤーがデッキからカードを探した場合、マナコストを支払わずに唱えられる呪文だ。十三枚のカードが切削され、《外科的摘出》をデッキの根幹《全知》に。
その後、Shoは順調にクリーチャーを展開して殴り切った。
Shoのデッキは四月の青赤デッキをリバイバルした全知対策であった。
【六月一回戦第二試合】
Jun、《神聖の力線》を戦場に出した状態で開始。だが、三枚目の土地が引けない。
Shoは《敏捷なこそ泥、ラガバン》、《僧院の速槍》二体、《熊野の食刻》を展開し殴りきる。
Jun、この週を落とすも、次週以降は勝てるだろうと豪語した。
【六月二回戦第一試合】6/23
先攻Jun、《神聖の力線》を二枚戦場に出して開始。他の手札は土地三枚、《衝動》、《全知》。
Shoの二ターン目終了前にJun、《衝動》を唱えてライブラリートップ四枚から《実物提示教育》を探しに行くがヒットせず。だが、ターンもらってトップデッキ、土地を出して唱え、《全知》を出してShoから「グッドゲーム」投了。
【六月二回戦第二試合】
Jun、《神聖の力線》を一枚場に出す。
先攻Sho、山を出して《熊野と渇苛山の対峙》をエンチャント。
ターンもらってJun、青緑二色土地をタップインしてエンド。
二ターン目Sho、土地を出して《ドラゴンの怒りの媒介者》召喚、2/2で戦場に出る。
ターンもらってJun、フェッチランドを戦場に出すだけでエンド、受けに回るが有効札に乏しいハンドである。
三ターン目Sho、2/2《熊野の食刻》が速攻を持って反転、さらに土地を出して《僧院の速槍》召喚、三体でアタックしJun残りライフ13。ターンエンド前にJun、フェッチランド起動から諜報ランド、《時を越えた探索》を墓地へ。さらに《ロリアンの発見》から島サイクリング、墓地を肥やす挙動。
ターン貰ってJun、ドロー《マナ吸収》、土地を出してエンド。手札にはキーカードの二枚が未だ不在。
四ターン目Sho、三体でアタックしJun残りライフ8。ターンエンド前にJun、《衝動》を唱えライブラリートップ四枚から一枚選択。土地三枚と《時を越えた探索》、有効札無し、《時を越えた探索》は既に手札に二枚もあり、素のまま唱えるには重すぎる。島を選んでターンを貰う。この状況では少しでも着実にマナ基盤を積み上げたい。
四ターン目Jun、島を出して《渦巻く知識》を唱える、引いて来たのは《神聖の力線》、《全知》、《渦巻く知識》これでキーカード一枚入手。諜報ランドと《神聖の力線》をライブラリートップに戻してエンド。
Sho五ターン目を迎えるが、土地を出す以外は何も展開せず、一斉アタック。Junを残りライフ3まで追い詰める。次のターンで全てが決まる。エンド前にJun、墓地のカード五枚全て追放し《時を越えた探索》を唱える。ライブラリートップ七枚の内に《実物提示教育》を発見、もう一枚は《ロリアンの発見》を手札に加えてターンを貰う。
五ターン目Jun、Shoに「グッドゲーム」のエモートを送り《実物提示教育》から《全知》を戦場に出す。Shoから提示されるものは無し。《ロリアンの発見》、三枚ドロー。ここから《船砕きの怪物》を戦場に出し、この能力が誘発して《神聖の力線》、《渦巻く知識》、《全知》と唱える度にShoの盤面は手札にバウンスされて行く。《時を越えた探索》で《チーム結成》二枚を手札に。チェインループは止まらない、一枚目の《チーム結成》で《首謀者の収得》に辿り着き、それを唱えて《副陽の接近》を手札に加えてまた唱える、二枚目の《チーム結成》でその《副陽の接近》を手札に加え、もう一度《副陽の接近》を唱えてゲーム勝利。Shoは今回、投了せずに全てを見届けていた。
【六月三回戦第一試合】6/30
マリガン一回のJun、戦場に《神聖の力線》。
先攻Sho、山を出してエンド。
後攻Jun、フェッチランドを出してエンド。
二ターン目Sho、青赤二色土地を出してエンド、赤いデッキに似合わぬ不気味な静けさだ。エンド前にJun、フェッチランドを起動し諜報ランドサーチ、ライブラリートップの《渦巻く知識》は保持。Shoが《外科的摘出》によりJunのフェッチランドをゲームから四枚追放。
二ターン目Jun、《渦巻く知識》を唱えて手札操作、青緑二色土地をアンタップインしてエンド。
ターン貰ってSho、《ドラゴンの怒りの媒介者》を召喚。エンド前に《渦巻く知識》、最早無用の《神聖の力線》が二枚も引き込まれるが、これらを仕切り直す術は現状は無い。
三ターン目Jun、《チーム結成》によりまずは《実物提示教育》を手札に。土地をタップインしてエンド。ここでSho《外科的摘出》を《チーム結成》に唱え、四枚追放。
四ターン目Sho、《血染めの月》を戦場にエンチャント、Junの土地は全て山になる。
Junは手札に《マナ吸収》や《時を越えた探索》など青のダブルシンボルカードを複数所持しており、一切行動を起こすことができなくなる。《全知》を都合よくトップデッキすることももちろん出来ず。この後、《僧院の速槍》や3/3になった《ドラゴンの怒りの媒介者》に殴られ続け、敗北。
【六月三回戦第二試合】
先攻Jun、マリガン一回で手札に土地三枚、《渦巻く知識》、《実物提示教育》、《全知》と少なくとも三ターン目にコンボ始動の好カード。タップインの青い土地を出してエンド。
後攻Sho、山を出して《敏捷なこそ泥、ラガバン》を召喚、無防備なJunからアドバンテージを稼ぐ意図である。
二ターン目Jun、島を出してエンド。
ターン貰ってSho、ラガバンで攻撃。これに応じてJun、《渦巻く知識》でライブラリートップに土地を置き、悪用を防ぐ。この後Sho、山を出し、ラガバンが生み出した宝物トークンから《血染めの月》。これがShoの黄金ムーヴ、二ターン目月嵌め。
だが、一枚だけは島を置いているJun、三ターン目にコンボ始動。《実物提示教育》から《全知》、Sho側は《精鋭射手団の目立ちたがり》。《首謀者の収得》でライブラリーから《時を越えた探索》、これを唱えるが期待通りにはいかず《神聖の力線》と《ロリアンの発見》を手札に、《ロリアンの発見》の三枚ドローの中に《チーム結成》、このカードを唱えて苦肉の策ながら《船砕きの怪物》召喚。手札の《神聖の力線》と《渦巻く知識》を唱えることでShoの盤面を更地にしようとしたところでSho投了。
【六月三回戦第三試合】
最後の最後までもつれ込んだ最終試合。Jun、《神聖の力線》と《全知》を所持した手札をキープするが、諜報土地一枚しかないのが不安である。
先攻Sho、マリガン一回から土地をタップインしてエンド。
後攻Jun、諜報ランド、《渦巻く知識》を確認してそのままエンド。
二ターン目Sho、フェッチランドから山を出し、《精鋭射手団の目立ちたがり》召喚、速攻でアタック。
二ターン目Jun、もう手札に土地が無いので引いて来た《渦巻く知識》を唱える。何とか一枚土地を引き込むが三枚目の《全知》や《時を越えた探索》という手に余るカードもある。
ターン貰ってSho、《血染めの月》を戦場にエンチャント。Junの土地二つは全て山になり、奇跡的に島を引けても《衝動》しか唱えられない状況、勝つためにはさらにその四枚のカードの中に都合よく《実物提示教育》が無ければならない。
この状況を打開できず、Shoのクリーチャー達に殴られ続け、Jun敗北。
Jun手札の悪いマナ基盤を、さらに《血染めの月》で縛り付ける戦術が嚙み合ってShoが勝ちをもぎ取った。
Jun、来月は勝つと吐き捨てた。
だが、徹底的にJunの《実物提示教育》をメタしたShoの構築に、Jun勝てる見込みはあるのだろうか。
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