【2024十月】Uncommon Low Skirmish #207 大爆笑【七回戦】
十月は業務が立て込んでいる。一回戦は舞台を船橋に指定し、パブで乾杯、バトル開始。
【十月一回戦第一試合】10/6
Junマリガン。Sho先攻、白青の諜報ランドをタップイン、ライブラリートップは保持。他人が使うと強くて自分が使うと弱いアゾリウスコントロールだとすれば、かなり厳しい。
ターンもらってJun、平地を出して《オセロットの群れ》を召喚。Shoは苦い顔。
二ターン目Sho、《遺跡ガニ》を召喚。ライブラリーアウト戦略が判明する。フェッチランドから白青二色土地をアンタップイン、Junのライブラリーが六枚切削される。
ターンもらってJun、土地を出し《魂の導き手》召喚。続けて、二体目の《オセロットの群れ》召喚、対応してSho《流刑への道》を一体目に打ち込む。
「お前、書庫の罠を持っているだろ」
Jun、土地を探す事なくターンエンド。
この後、Sho二体目の《遺跡ガニ》や《催眠の宝珠》でJunのライブラリーを破壊していく。
Junは《ナカティルの最下層民、アジャニ》を二体召喚し、プレインズウォーカーとして定着させる。おびただしい数のクリーチャーやトークンがひしめいている。白単に見えるが、八月の白赤デッキの別バージョンとして持ち込んでいる。
Sho残りライフ3、Jun残りライフ37。
勝負の分かれ目、Sho、トップデッキ《ターシャズ・ヒディアス・ラフター》唱える。
タ・タ・ターシャの大爆笑、Junライブラリーアウト。
【十月一回戦第二試合】
Shoマリガン。Jun、赤黒二色土地をアンタップインしてエンド。
ターンもらってSho、白青二色土地をアンタップインしてエンド。
二ターン目Jun、霊気拠点を出し《ナカティルの最下層民、アジャニ》を召喚。対応してSho、《渦巻く知識》を唱えて手札を調整。
ターンもらってSho、フェッチランド経由で平地を出し、《催眠の宝珠》。
その後、Junは苦しいマナ基盤をどうにかやりくりし、アジャニの3点クロックによるダメージをShoに蓄積させていく。
Shoは二枚目の《催眠の宝珠》は除去されてしまったものの、二度の《荒れ狂う騒音》によってライブラリー破壊を継続させていく。
Sho残りライフ4、Jun残りライブラリー14枚。
ターンもらってJun、《催眠の宝珠》によりライブラリーが五枚切削。二体のクリーチャーが攻撃し3点、《稲妻》3点。
【十月一回戦第三試合】
「大当たりだ!」Junエモート、サイドインした《神聖の力線》を二枚戦場に出す。
が、Shoに対して有効なのは《書庫の罠》程度ではある。
マリガンしたSho、島を出してエンド。
ターンもらってJun、フェッチランドから赤白二色土地、《オセロットの群れ》召喚。対応してSho、《渦巻く知識》を唱えて手札を調整。
二ターン目Sho、《遺跡ガニ》を召喚、フェッチランドから白青諜報ランドでJunのライブラリーを六枚切削。
ターンもらってJun、猫の攻撃はカニに防がれるが、絆魂によりライフ回復1点、二体目の猫を召喚しフェッチランドを出してエンド。猫トークンが二体生成。
三ターン目Sho、土地を出して《文飾衒才のブルバック》を召喚、切削の速度を加速させる。さらにライフをコストに充て《外科的摘出》、Junの《静牢》を対象にしてゲーム外に全て追放、妨害手段を排しておく。
ターンもらってJun、諜報ランドで確認しておいた霊気拠点を出し、《色めき立つ猛竜》召喚、めくれたのが《魂の導き手》だったのが幸運、都市の承認も得られた。猫四体で攻撃、一体の《オセロットの群れ》はブルバックにより討ち取られてしまったが、生き残りの能力が誘発しトークンが二体生成。
盤面はSho、土地三枚、カニ、ブルバック。Jun、土地三枚、《神聖の力線》二枚、猫、猛竜、導き手、トークン四体。残りライフは13と21。
四ターン目Sho、《催眠の宝珠》。
ターンもらってJun、アンタップ五枚がブルバックの能力で倍になり、十枚のカード切削。土地を出し、今引きの《オセロットの群れ》召喚。次ターンでの切削を警戒し、猫一体だけでアタック、《魂の導き手》の能力で3/3飛行になって攻撃が通る。トークン生成、六体。
五ターン目Sho、全体除去が引けないことを嘆き、賭けに出るしかない。《ターシャズ・ヒディアス・ラフター》、決して少なくない枚数のカードが追放されていく。
Jun、残りライブラリー枚数を確認すると、7枚。
ターンもらってJun、カード切削は四枚。ここでShoから「グッドゲーム」のエモート、それをJunからも送り返す。総攻撃、Shoライフ−7。
今度は内心、Junが大爆笑。
「ネットにはじかれたボールだった」とSho。
だが、手札がある以上、それは常に起きている。
【十月二回戦第一試合】10/19
二回戦は踏みとどまりたいSho対、十月のULS勝利をもぎ取りたいJun。
Shoは今月のデッキ白青ライブラリーアウト、Junは秘めおきし魔剣の黒緑ネクロ。
Sho、小考して初手をキープ。Junは土地一枚しかないものの絶好のハンド。
先攻Sho、白青二色土地から《遺跡ガニ》。
後攻Jun、沼を出し《暗黒の儀式》から《ネクロドミナンス》設置。
二ターン目Sho、フェッチランドから島を出し、Junの山札を六枚切削。
「おぉっとぉ、デッキが追放されていくぞぉ!」
「お前がネクロを置いたからやw」
見慣れぬ挙動に興奮気味のJun、魔剣を秘めおき過ぎたのだ。
さらに《催眠の宝珠》を戦場に出す流麗な動きを見せる。
ターンもらってJun、フェッチランドから沼を出し様子見、ライフの支払いは2。
三ターン目Sho、白青諜報ランドを出しデッキトップは保持してエンド。そこでJun、《不憫な悲哀の行進》をShoのカニに撃ち込む。
ターンもらってJun、あくまでもShoの《渦巻く知識》に《オークの弓使い》を合わせたい、ライフを3点支払ってドローのみ。
四ターン目Sho、《文飾衒才のブルバック》を召喚、切削スピードを加速させる。
ターンもらってJun、沼を出し、《死儀礼のシャーマン》と《マルコフ家のソリン》召喚。ここでライブラリーの残り枚数を確認すると三十四。対するShoのライフは16。
五ターン目Sho、土地《ガイアー岬の診療所》を出す。ソリンへ《流刑への道》を撃ち込むが、Junは補填の土地サーチは拒否、《書庫の罠》を唱えられて二十六枚ものライブラリーを失うのは即死レベルだからだ。だがSho《ターシャズ・ヒディアス・ラフター》を唱えると、Junの大量のカードが追放されていき残りは十六。
ターンもらってJun、《催眠の宝珠》とブルバックでカード切削六枚、もう間もなくゲームが決まってしまいそうである。《死儀礼のシャーマン》が緑マナを生み出し、《羅利骨灰》を宝珠へ撃ち追放。さらに想起で《悲嘆》召喚、Shoの手札を確認。《流刑への道》と《外科的摘出》、前者をディスカード。ライフを4支払ってドロー、エンド。
六ターン目Sho、トップデッキ《荒れ狂う騒音》を唱える、Junのライブラリーはゼロ枚。
投了せず潔く負けようとターンもらってJun、《ネクロドミナンス》はドローステップを飛ばすため、ライブラリーがゼロ枚なのにライブラリーアウトで負けないことに気付く。このまま《死儀礼のシャーマン》で2点のライフロスを強いればじわじわとShoを追い込むことが出来そうである。
だが、次のターンSho、《ガイアー岬の診療所》起動、プレイヤー二人が互いにドロー。Jun、遂にライブラリーアウト。
【十月二回戦第二試合】
絶対に負けないネクロデッキが一本先取されてしまったJun、予想外の苦戦。ライブラリーアウトの抜け道となるネクロ対策もメインからしっかりしているShoが連取するか。
先攻Jun、沼三枚、《暗黒の儀式》、《思考囲い》、《激しい腐敗》そして《ネクロポーテンス》即決でキープ。沼、儀式、ネクロの順にプレイし、支払いライフ4で手札を整えてエンド。
後攻Sho、白青二色土地から《遺跡ガニ》を召喚。
二ターン目Jun、沼を出し《思考囲い》、Shoの手札は《廃墟の地》、《渦巻く知識》二枚、《流刑への道》、《書庫の罠》そして《荒れ狂う騒音》でこれをディスカードさせる。ネクロの起動を忘れてターンエンド。
ターンもらってSho、《廃墟の地》を出しカニの能力で三枚切削、その前にJunネクロ起動ライフの支払いは3、切削されていくのは三枚すべて土地。《渦巻く知識》を唱えて、三枚ドロー、二枚ライブラリートップにしてエンド。
三ターン目Jun、三枚目の沼を出して《激しい腐敗》をカニに撃ち込み除去。ネクロ追加起動一回で四枚手札に加えてエンド。
ターンもらってSho、二枚目の《廃墟の地》を出し、《渦巻く知識》。
四ターン目Jun、《ネクロドミナンス》をコストに充てて《悲嘆》の想起出し。Sho手札は《現実の断片化》二枚、《流刑への道》、《書庫の罠》そして《文飾衒才のブルバック》で、これをディスカード。《マルコフ家のソリン》を召喚。またしてもネクロの起動を忘れてターンエンド。
ターンもらってSho、三枚目の《廃墟の地》を出す。色マナが出せる土地はまだ一枚のみという事故り気味の展開だ。《流刑への道》をソリンへ撃つ、Junは補填の土地サーチ拒否。代わりにネクロ起動、支払いライフは4、ライフを気にせず支払い続けられるのはかなりやりやすい対面である。
結局、土地も有効札も事故り気味で手札三枚の内二枚が見えているShoに対し、Junはほぼ無制限にドローして手札破壊を仕掛けられるので難なく追い込むことができた。
三体並んだ《死儀礼のシャーマン》がShoの墓地からライフロスを強いていき、Sho投了。
【十月二回戦第三試合】
理想的な挙動を双方が交互に見せあった二回戦、最後に制するのはどちらか。
先攻Sho、島を出し《渦巻く知識》を唱える、三枚引いて二枚戻しエンド。
後攻Jun、マリガン一回から沼を出し《暗黒の儀式》、《ネクロポーテンス》設置。
「毎度よく出るねぇ」
「ありがてぇ」
二ターン目Sho、《遺跡ガニ》召喚、白青二色土地を出して三枚切削、《渦巻く知識》を唱えて手札を調整。長考しているが、Junも《全知》デッキで《渦巻く知識》を唱えたときに同様の経験があるため、もしかすると何かあるのかも知れない。
ターンもらってJun、沼を出し当然の如く《思考囲い》は挨拶代わり。Shoの手札は《荒れ狂う騒音》、《完成化した精神、ジェイス》、《現実の断片化》と二枚の《ターシャズ・ヒディアス・ラフター》でこれをディスカード。《死儀礼のシャーマン》を召喚し、ライフ3支払って三枚手札に加えてエンド。
三ターン目Sho、《荒れ狂う騒音》を唱え、Junはライブラリー十枚切削。だが、土地を出さない、つまり次の四ターン目もShoは土地を引けないということだ、不運が重なればその先のターンも。
ゲーム終盤六ターン目の状況。
Shoライフ11、盤面に土地二枚のみ。手札は《完成化した精神、ジェイス》、《現実の断片化》、《ターシャズ・ヒディアス・ラフター》。対するJunはネクロの支払いで残りライフ2、土地五枚、《死儀礼のシャーマン》、《オークの弓使い》、トークン1/1。有効札に欠けた手札が七枚、ライブラリーは十六枚でいつ尽き果ててもおかしくない。
Sho、やっと三枚目のフェッチランドから諜報ランドを出し、ライブラリートップの《催眠の宝珠》を墓地へ。次ターンでのリーサルアクションへ備えてエンド。応じてJun、《死儀礼のシャーマン》の能力でShoからライフロス2点。
ターンもらう前にJun長考、手札は土地二枚、《暗黒の儀式》、《不憫な悲哀の行進》、《死儀礼のシャーマン》と二枚の《羅利骨灰》。次Shoへターンを渡してしまえば、《ターシャズ・ヒディアス・ラフター》でライブラリーがおそらく尽きる。何がいけなかったのか、何故ここまで追い込まれてしまったのか。
ターンもらってJun、沼を出してオーク二体でアタック2点、Sho残りライフ6。《死儀礼のシャーマン》を召喚。起死回生の術を検討するが、何も見当たらない事を確認してエンド。これに応じてSho、《現実の断片化》をJunの《ネクロポーテンス》に撃ち込んで除去、ドローステップが発生し、ライブラリーアウトで確実に勝負を決めるために必要な措置だ。代わりに現れたのは《マルコフ家のソリン》。このカードの強請能力をフルに駆使しても、Shoのライフは1残る。Jun残りライブラリーは十六枚。
ターンもらってSho、ドロー、ややあって出したのは諜報ランド、タップイン、《催眠の宝珠》を墓地へ。そして唱える《ターシャズ・ヒディアス・ラフター》、Junの十六枚のライブラリーを全て追放しにかかる。
「あああああぁぁ」
「行けっ!」
Junライブラリー残り四枚。ShoからJunへ、JunからShoへ「グッドゲーム」エモート。
今思えば、《マルコフ家のソリン》で強請能力をフル活用し、Junはもらったターンのドロー前にもう一度《死儀礼のシャーマン》を起動すれば勝っていた。
そして、Shoはタップインしない土地が引けていたら《完成化した精神、ジェイス》の能力で十五枚切削が可能であった。だがそれでも、Junのライブラリーは一枚残るのだ。
大激戦をShoの引きの悪さに助けられて競り勝ったJun、勝利の大爆笑。
【十月EX Round第一試合】10/19
Shoからの提案で、ULS使用可能性が無いデッキで試合。新日本橋からの帰りの車内でスタート。
先攻Jun、三ターン目に着地したプレインズウォーカー《ヴェールのリリアナ》がShoの《まばゆい肉搔き》や手札を丁寧にコントロールしていく。
Shoはエルドラージデッキに偽装したアーティファクトデッキで、《羽ばたき飛行機械》や《イラクサ胞嚢》なども搭載し、リリアナの手札破壊で真っ先に捨てた《虚構漂い》も認められた。
Junは精査前の黒単信心デッキで、核となるはずの《ニクスの祭殿、ニクソス》などは入れられていない廉価版のお試し仕様である。今、素出しした《アスフォデルの奴隷商人》がShoのライフを16から8へ半減させた。二体の《オークの弓使い》と2/2トークンが攻撃してSho残りライフ4。
ここでSho《彩色の宝珠》をうっかり起動しワンドロー、オークの能力が誘発し投了。
【十月EX Round第二試合】
後攻Jun、これといった動きなしで三ターン目に《ネクロポーテンス》を設置するも、Shoの《まばゆい肉搔き》や《カエルマイアの処罰者》、9/9の《イラクサ胞嚢》三体などを止めきれず敗北。
【十月EX Round第三試合】
先攻Jun、なんと二ターン目に二枚目の《暗黒の儀式》をトップデッキ、圧倒的マナ加速から唱えたのはプレインズウォーカー《忌まわしき干渉者、アショク》。
Shoは《虚空の杯》をX=2で唱えるも、明くるターンにJunは《ネクロポーテンス》をトップデッキし、ライフロス無しで手札補充が可能となり、八回起動。この時、Shoは手札一枚であった。Sho投了。
ここから先は
¥ 300
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?