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お正月。
私は、世界で一番お正月を憎んでいるのではないか。と、思ってしまうほどには、この時期が本当に大嫌いだ。
子供の頃から、良い思い出がない。
家事の手伝いに酒飲みや、寒い台所での祖母たちの愚痴。
仕事でいない両親。
中途半端な年齢の私は、大人の輪にも子供の輪にも入りきれず。手伝いをすることで居場所を確保していたように思う。
家族に対してあまり良い思い出がなく、特に父親はひどいもので。たまに帰ってくると優しいくせに、一度も年越しやお正月を一緒に過ごした記憶がない。
表面だけでは、優しいくせに。
タチの悪い親だと思う。
ちなみに自分で言うのもなんだか、私がここまで暴言を吐くのは珍しい。それだけ許せないのだ、私の中で。
そしてそれに、長年苦しめられているのだ。
まるで自分で自分の首を絞めているように。
それは結婚しても変わらず、むしろ夫の実家があたたかい分、私の心はどんどん孤独になっていく。
パニック障害などがキツくなってからは、もう随分帰省もしていないし、二人で過ごす年末年始は楽な方なのだろう。一般的には。
それなのに、私の心はまるで何かをずっと拒否し続けているようで。どこかを攻撃していないと自分を守れないようで。
数時間前には、メンタルから死んでしまうことってあるのかな…などと言う、バカバカしいにも程があるような状態にまでなってしまったのだ。
それだけ体にもストレスとして出ているということなのだろう。
はぁーっ。と。
盛大なため息をつくために。正月早々どんよりした記事を書いている。
その方が楽になるのなら、まぁいっかと思って。
変わらなければいけないと思うのに、報われない心がそれに抗う。
今の私に必要なものは、なんだろう。
過去を精算するために。前を向くために。
たまには、冷たい人間になってもいいのかもしれない。
冷たく、自分勝手で、わたしだけを愛する自分に。
そうして、笑顔の盾を、外せますように。