NFT写真によるわふくジェネ公式二次創作作品に込めた想い
はじめに
mag( @mag_cinephoto )です。日常に潜む美を日々探して写真を撮っているNFT写真家です。以下、簡単なプロフィールです。
1/1作品… Foundation 4作品 / Opensea 5作品 SOLD
NFT写真エディション「Multifaceted Tokyo」40エディション SOLD OUT
Total VT 2 ETH+
この度、「Crypto WAFUKU Generative ’22」のソロさん( @solo_nftist )からお話をいただき、わふくジェネ公式二次創作コラボ企画「Fireworks of Creativity」にむけて、作品を制作することになりました!
写真というジャンルで二次創作という、自分でも正直どうなるかわからないチャレンジングな取り組みではありましたが、とても貴重な機会となりました、ありがとうございます!
このnoteでは、今回の二次創作作品の概要、実際の制作過程や想いについて書かせてください。
作品の概要
今回制作した作品には、「Reminiscence」というタイトルを付けました。「追憶」という意味を込めています。
作品を通じて、和服の世界観や夏の情緒を想像したり、思い出すきっかけにしてもらえると嬉しいです。
作品のリスト形式は以下の通りです。
Platform: Opensea
Chain/Contract: ETH / 独自コントラクト
Date: 8/17(水) 22:00(JST) ~ 8/18(木) 22:00(JST)
List Style: オークション形式
Start Price: 0.12ETH~
落札者の方には、特典として以下がついてきます!
わふくジェネフリーミント権 (10個)
わふくジェネWL (5個 × 0.001ETH)
作品制作に至った経緯
ここからは、どんな経緯でわふくジェネ公式二次創作企画に参加し、どのように制作していったのかを書いていきます。
きっかけは冒頭にも書いたとおり、かねてより交流させていただいているソロさん(@solo_nftist )からお誘いいただいたことでした。
「二次創作」、「イラストの世界観を写真で」というような言葉が文面に入っていて、正直最初は「本当に自分でいいの??」と戸惑いました。
またNFT写真というジャンルが日本ではまだまだマイナーで、かつ自分の創作スタイルに「可愛い」要素があまり無いということもあり、自分が二次創作という形で入り込んでいけるか、受け入れてもらえるか不安も感じていました。
ただそれは自分の単なる固定観念なだけかも知れないと思い、どうなるか全く想像つきませんでしたがチャレンジしてみようと思いました。このチャレンジが、自分の活動やNFT写真の可能性を広げてくれるかも知れないと感じたからです。
作品制作の流れ・込めた想い
写真の作品を制作するということで、イラストの制作とはアプローチがおそらく違うと思います。ここでは今回の二次創作において、作品を制作するまでの自分なりの流れを書いてみました。
そもそも二次創作とは?を調べる
何も準備していない手がかりゼロの状態からのスタートだったので、まずそもそも二次創作とは?ということから調べました。
二次創作については明確な定義はないようですが、個人的にしっくりきた記事を引用します。(読みづらいかもなので飛ばしてOKです)
ちょっと噛み砕きづらい表現ですが、自分は下のように理解しました。
二次創作とは、原作となる作品の世界観を構成要素を呼び出し・組み合わせて新たな作品を創作すること
二次創作において、原作となる作品の世界観を適切に共有していることが大切
また個人的に、原作となる作品にはリスペクトを持って接することもしたいし、必要だなと感じました。
そしてこの前提であれば、写真でも二次創作をする余地はあるのではないか?と思えたのがまず調べてみて良かったなと思っています。
わふくジェネの世界観を調べる
そうはいっても、どんな写真を撮るといいかは正直全然アタリがつきませんでした。そこでよりわふくジェネの世界観を知るために、様々なところから情報を当たりました。
現存するWAFUKUさんのCrypto "WAFUKU" NFTや"WAFUKU" ARTといった作品はもちろん、わふくジェネの公式サイトやnote、Discord内のディスカッションやAMAの内容含めて確認しました。
世界観に関するキーワードで自分なりに響いた表現を抜粋します。
シンプルな一文に、和服への想いや魅力を強く感じました。
また今回のわふくジェネの世界観設定も、実際に作品を手に取るであろう方々を想像し、悩みつつも共感できるテーマに定めたことを知って心を打たれました。
定めていただいたSummer Emotionalityという世界観だけであれば、写真を撮る上で本当に多種多様なモチーフを選択することができた気がしています。
でも世界観を定めた経緯を知る中で、僕はSummer Emotionalityという要素だけでなく、WAFUKUの要素もどうにかして含められないかと思うようになっていました。
浅草に赴いてストリートスナップする
でもそれらの世界観をどう含めればいいんだろう?と思いました。自分はストリートスナップという、公道の街と人を即興でスナップするスタイルで撮っている人間です。
そのスタイルでどんな街を撮るといいだろう?そう考えた時に、直感的に思い浮かべたのは東京の浅草という街でした。
浅草はご存知の通り雷門で有名な浅草寺を筆頭に、多くの和の要素が街に溶け込んでおり、観光地として賑わっている街です。そこであれば、Summer EmotionalityとWAFUKUという要素が込められたスナップができるかも知れないと感じたのです。
時間が作れた日に浅草に向かいました。そしてどんな風に撮るかは全く決めず、着いてからは赴くままに1日中ひたすらスナップをしていました。気づいたら結果として1033枚写真をストリートスナップしていました。
撮った写真を見返して意味を考える
スナップを終えてからは、撮った写真をじっくり選定していきました。撮っているときは即興で撮っているので、写真を見返しながら自問自答する日々が続きました。
和服の美ってなんだろう?
撮った時の自分はどんなことを感じていたんだろう?
そもそも、夏の情緒ってなんだろう?(夏エモ祭りのテキスト投稿を何度も読み返しましたw)
そんなことを、写真を見返しながらしばらく考えてたと思います。
1枚の写真を選び、タイトルとDescriptionを添える
そして作品となる1枚を選びました。ヒントは夏エモ祭りの投稿の数々でした。(Twitterの検索結果を参考までに載せておきます)
多くの方々は、過去の夏の思い出や記憶をテーマにテキストを書かれていました。つまり想起があったということ。
そのテキストから僕は、大まかに「過去の淡い思い出、郷愁感」「終わりがあることによる、哀愁やもの悲しさ」みたいなことを読み取りました。
夏という季節そのものの事象や空気感が、過去の記憶や思い出が結びつくなかで、郷愁や哀愁という感情を呼び起こす要素になっているのでは?と感じました。
だとして、写真で表現するにあたって、写真を通じて記憶や感情を呼び起こすための媒体として捉えてもらうのはどうだろう、と考えました。
とすると、表現をするためのモチーフとしては、具体的な情景よりも、抽象的な方がしっくりくるかもしれないなと。
また二次創作としての観点からも考えると、具体的な情景よりも、抽象的というか空想的というような印象があるほうが、世界観を共有しつつ融合しやすいのでは?と考えました。
その結果として選んだ写真・タイトル・Descriptionは以下のとおりです。冒頭にも載せましたが再掲します。僕の感じる和服の美しさ、夏の情緒を1枚の写真に込められたのではと思っています。
二次創作を通じて感じたこと
まず、ジャンル問わず歩み寄ってくださったソロさんには本当に感謝しています。
肩肘張らずにNFTそのものやコミュニケーション、表現を楽しむというスタンスで接してくださったからこそ、自分もやってみようと思えた気がしています。
また、制作を通じて世界観を知っていく過程はとても楽しい時間でした。多くの素晴らしいNFT作品があるなか、二次創作という行為を通じて、作品の
についてじっくり知っていくことができたのは良かったです。
そして少しでも、わふくジェネプロジェクトの盛り上がりにつながればと思っています!
終わりに
長々と書いてしまいましたが、作品を通じて少しでも感じることがあれば嬉しいです。オークションでのlistとなりますがよろしくお願いします。
興味を持ってくださりありがとうございます!また最後まで読んでくださりありがとうございました!!このnoteが良いなと思った方は、良かったらRTやいいねで拡散していただけると嬉しいです!!
関連リンク集
わふくジェネの公式サイト
https://www.wafukunft.io/わふくジェネのDiscord
https://discord.com/invite/wafukuWAFUKUさん(ファウンダー/イラストレーター)のnote
https://note.com/wafukuソロさん(マーケティング担当)のnote
https://note.com/solo_eth