Mount Fuji from Tokyo に込めた想い
はじめに
NFT写真家の mag(@mag_cinephoto)です。簡単なプロフィールは以下です。
この度 Gamma のPrints を用いてOrdinalsに展開するNFT写真作品、「Mount Fuji from Tokyo」についてお知らせさせてください。
作品の概要
またこの作品のオリジナルはレアSatsであるPalindrome Satsにinscribeしています。
Ordinalsで展開する経緯
この度光栄なことに、Gamma.io の Gamma Partner Program のアーティストに選出いただきました。
第一期は60人で、今回は第二期、20人という募集でした。200件以上の応募があったそうで、その中で自分を選んでいただいたことをとても嬉しく思います。
その Gamma Partner Program にて提供する Prints (Editionによる展開) にて、自分にとって最初の作品をリリースさせていただくことになりました。ありがとうございます!
Prints とは
Printsとは、Gammaが提供する、Ordinals上でエディション販売を実現したものです。1つのオリジナルにInscribe(NFTにおけるmint)した高解像度の作品を、Recurisionを用いて低価格で複製し販売する技術です。
PrintsのコンセプトはGammaのブログがとても参考になります。歴史からみた印刷に関する技術発展の延長線上として、ブロックチェーン上の複製技術を実現したという流れのようで、魅力を感じました。
写真そのものを作品として扱ったことについて
これまでOrdinals上では「Ordinal Tokyo Fragments」や「Recursive Tokyo Vintage 78」といった写真をベースにした創作を経験してきました。
ある種写真そのものの作品制作から離れていたのですが、先日Tezosチェーン上で「Tokyo Condensation」という、写真そのものを扱ったコレクションを展開しました。
そこで再認識した写真そのものに自分自身が感じる魅力、それは人為的に手の入っていない現実そのものの瞬間、過ぎ去ってしまったら戻ってこない刹那的な瞬間でした。
その想いは、作品そのものをオンチェーンに載せる Ordinals 上でより表現できるのではと改めて感じ、写真そのものを扱うことにしました。
今回、Gamma の Prints という技術のおかげで、写真をエディションという形で広く知ってもらう機会をいただけたと思っています。ありがとうございます。
作品の写真について
Prints で展開する写真をどうするかかなり悩んだのですが、今回は渋谷で撮った富士山の写真にしました。
まず概要にも書いた通り、東京から約100km離れた富士山が見えるのは稀です。その刹那的な瞬間をオンチェーンに載せて永続化することに魅力を感じました。
またその富士山は2023年5月のweb3アートイベント、「Bright Moments Tokyo」の会場から偶然目にしたものでした。web3に関わっている日に撮影した写真を、オンチェーン上に残していくことも素敵だなと感じました。
そして Gamma の Prints というコンセプトの上で展開する写真として、富士山の写真が合っているのではと感じたことも大きかったです。
Gamma の Prints というコンセプトのブログを読んだときに、日本の伝統的な版画を用いた芸術である浮世絵を連想しました。また同時に、浮世絵師である葛飾北斎の「富嶽三十六景」も想起しました。
今回の写真は、富嶽三十六景にもインスピレーションや敬意を持って撮影していたこともあり、版画の浮世絵と関連づいた富士山の写真を、Printsで展開することに表現の親和性があるなと感じ、この写真を選びました。
版画である浮世絵に対する敬意と、活版印刷の技術発展の延長線上にブロックチェーン上に形成された Gamma の Prints のコンセプトを土台として形成された作品となりました。楽しんでいただけるといいなと思っています。
List について
以下の通りです。
Date: 10/2(火)リリース予定
Price: 40000 Sats (約10 USD) + gas fee
Print Number: 100
Link: https://gamma.io/prints/46732ada7f8bb8cbacd4c87a9be18db46b0cb1997728482281da7ad4c08cdc45i0
おわりに
写真そのものや写真をベースとした創作、マルチチェーンでの活動など様々取り組ませていただけてることは、皆さまのサポートのおかげだと思っています。
これからの作品の制作を継続していきたいと思っています。今後とも宜しくお願いします!
最後まで読んでくださりありがとうございました!このnoteが良いなと思った方は、良かったらRTやいいねで拡散していただけると嬉しいです!!また疑問点や気になることなど、お気軽にご連絡ください!
Appendix
ご参考までに、今まで自分のNFT活動に関するnoteリンクを掲載させていただきます。ご興味ございましたらあわせてご覧ください。