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【宿泊レポート】西村屋本館(2023年3月12〜13日)
大阪から特急列車に乗って約3時間の城崎温泉。小学校低学年以来ご無沙汰だったのですが、冬のカニが食べたい!ということで、2019年と2023年に訪れてみました。
2023年は3月に。まずは駅前でゆっくりランチ。但馬牛のハンバーガーです。旨い!
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商店街はコロナ禍から脱して賑わいを取り戻しつつある感じでした。
駅前には観光協会が運行する宿行きのバスがあり、自分の宿を告げるとその前で止まってくれて、2019年はそれに乗ったのですが、今回は時間が合わずタクシーで宿へ。
今日の宿は創業から150年という老舗和風旅館の「西村屋本館」。江戸安政期に創業したというのをリアルに感じる門構え、玄関です。
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広々としたロビーには、建物のミニチュアも。趣のある日本家屋かこんな感じに庭を囲むように立っているのです。
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前回同様お部屋は奮発して、露天風呂付きに。小さな庭も付いていて、お部屋や露天風呂からその様子を眺めることができます。ちょっと残念なのは、このお風呂は温泉じゃないことなんですけどね^^;。露天風呂は岩づくりで、開放感もたっぷり。
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いかにも年季が入っている廊下を通って、庭の散策も。今回は3月なので雪はなかったのですが、雪景色もまた美しいだろうなぁと思ったり。
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この旅館、本当に昔からの日本旅館のシステムで、担当の仲居さんが各部屋に1人、付きます。2019年には若い方が結構揃っていて驚いたのですが、2023年は少し人が変わっているように感じました。これもコロナの影響かもしれません。
さて、今回の一番のお目当ては、11月~3月に味わうことができる「松葉ガニ」です。みんな同じらしく、仲居さんいわく、冬が一番忙しいのだとか。
夕食は部屋食。テーブルの上にはデーンと茹でた松葉ガニが鎮座!
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いただけるのは、全てタグ付きのカニ。ブランドガニには、水揚げされた港と船のタグが付いているんです。で、このカニはかの有名な「柴山ガニ」!
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料理は「本生かにづくし」の量少なめにしてみました。茹でガニに続いて登場した前菜の中の一品にもカニ寿司が。茹でガニも、カニ寿司も、さすがに旨い!
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お次は「カニの擂り流し」です。真ん中のは、蕪饅頭。
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その後カニの刺し身も。さらに部屋に仲居さんがやってきて、炭火を使って焼きガニを作ってくれます!
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焼き上がったカニ足。もうプリプリで甘くて、最高!
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さらにさらに、カニすき鍋が!まずはカニ足をしゃぶしゃぶで頂いたりして。
このあと鍋のカニも平らげげて、さらに残ったお出汁でカニ雑炊という寸法。「もう食べられない!」思ってたんですが、あまりの雑炊の美味しさに、食べちゃうんですね〜、これが。
さて、大浴場の温泉を楽しんだりして、一晩ゆっくりと休んで、朝食です。2019年はこれも部屋食だったのですが、2022年から由緒ある宴会場を、オープンキッチンにリニューアルした「泉霊の間」でいただけるようになっています。
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これがすごくいいのです!登録有形文化財のこの100畳の部屋は、天井の細工も美しく、朝の光がうまく室内に入り込んできて、極上の空間。そこで、和洋選べる朝食を、テーブルでゆったりといただくことができます。
やっぱり西村屋本館、建物のしつらえも仲居さんのおもてなしも、料理も一流というしかない場所。こんな素晴らしい宿にちょっと泊まって、日常とは違う異空間に浸る…というのが、和風旅館の正しい楽しみ方だと、改めて思ったりしましたね。
西村屋本館
●今回の主目的 温泉
●価格帯 デラックス(1人1泊2食7-8万円以上を覚悟)
●スタイル(部屋・風呂・設備) セミデラックス(広めの部屋40〜50㎡)
●食事 デラックス(洗練されたコース・会席)
●立地・周辺環境 中国地方一番の温泉街のちょっと外れ
●地域感・唯一性 登録有形文化財「泉霊の間」が朝食会場に。美しい庭。メンテナンスが完璧な建物
●主目的に対しての評価 大満足\(^o^)/