高学歴な人が多いのに、学歴順じゃない東京な理由。苦学生の時に帰国していった順番は、親の言うことを聞く順番だった。誰のための人生を生きるのか。株式投資、この経験に学べ、塾講師、副業、副業収入、noteで稼ぐ、ネット副業、不動産投資、大家、医学生、不登校、不登校の親、不登校の子、不登校の母、不登校の先にあるもの、元不登校、宣伝会議賞、
昔、IT起業家向けに書いていたコラムです。
〇〇さんは、教育熱心な親だったが、中学受験を落ちた時、
「正義は負ける、努力は報われないのが人生」だと思った。
大学受験も3回落ちて、さすがに3回目に落ちた時、
自分のこれからの人生、生き方を考えた。
今まで、親の言うことを聞いて、言う通りに生きてきたけど、
自分には何もいいことはなかった。
どうせなら、
これからは自分の生きたいように生きる、でもそう決めた以上、
もう親には頼らないと決めて、自活することにした。
でも、やはり、〇〇になりたいという気持ちは捨てきれず、
もう一度大学受験はさせてもらうことにした。
これからは、自分で決めた生き方をする、もう、親の言う通りの
人生は生きない。自分がやりたい人生を生きる、と心が決まると
不安がなくなった。
ただ、それに向かってやるだけだから。
次の年、受かった大学に行った。いわゆる一流大学ではないけれど、
どの大学でも〇〇の勉強はできる。
大学院は、教授にお前の頭では無理だといわれたけど、必死で教授に頼み込んで、大学院にいれてもらった。そこから海外の大学に行ったけど、すごく貧乏生活だった。
他の学生は仕送りをしてもらったりしていたが、〇〇さんは自活してアルバイトで生活費を稼いでいたから一番貧乏だった。
一緒に日本から来て〇〇の研究をしている仲間は、〇〇さんより、
皆、すごく頭がよかった。
でも、海外の大学で研究しているけれど、皆、
先が見えない生活だった。
どんどん、皆が研究することをやめて、日本に帰国していく。
どんな順番に帰国していくかというと、努力できる順番でなく、
頭のいいか悪いかの順番でもなく、親の言うことを聞く順番だった。
親が心配して、
「そんな先の見えないことをいつまでやってるの、日本に帰って
きなさい」というから、と日本に帰っていった。
皆、〇〇さんよりすごく頭がいいのに。
「自分の人生じゃないか、〇〇を研究したいならここにいたら
いいじゃないか。
〇〇を続けて野たれ死んでも、本望じゃないか」と、〇〇さんが
帰国する人を必死で説得するのだけど、〇〇さんよりすごく頭が
いい人たちは、皆、日本に帰ってしまった。
一番頭の悪い〇〇さんだけが、海外の大学に残った。
そして、数年後、〇〇のノーベル賞と言われる賞を〇〇さんは
とれた。
〇〇学者になった〇〇さんが日本に帰ると、高校時代、〇〇さんより
はるかに頭がよかった友達のお母さんから、
「〇〇君でも学者になれたのなら、うちの子もなればよかったわね」と
言われた。
母親たちは、学校時代の成績のことまでしか評価しない。
この人たちは、その後、その人がどれだけ努力したのかなんて
想像できない人種なんだろうと思った。
自分が頭がよくて努力家でも、結局、多くの頭のいい人達は
こんな一番レベルの低い人のいうことを一番きいて、自分の
人生を決めている。
そんなレベルの低い母親から、早く離れないと、いつの間にか
自分もそんな5流の人間に染まってしまう。
そんな親から離れて、自分の人生は自分で決めると、決意しなかったら、
〇〇さんは、学者になれなかっただろう。
それよりも、なぜ、自分の意志を一番大事にして、自分の人生を
生きてこなかったのだろうと後悔していることだろう。
自分の人生を一番考えているのは自分、自分以外の人は、親でも誰でも
自分の人生の責任をとってくれないし、現実、責任はとれない。
野垂れ死にしてでもやりたいことをする、
成功しても失敗してもそれが自分の幸せという人には、
そんなレベルの低い親の意見を一番重視して
生きている「頭のいい人」は勝てない。
地方や、大阪は、案外、いくつになっても学歴順である。
東京は、高学歴の人が多いけど、意外に学歴順
じゃない。
私の知っている人の中でも、
何かの賞をとって東京で活躍している人の中には
高卒の人が意外に多い。
逆にいうと、高学歴があっても、賞をとらないと
はじまらないみたいな分野もある。
そして、東京はそういう〇〇さんのような、野たれ死んでも本望
みたいな人が意外と多い。
だから、東京は、高学歴の人が多いけど、学歴順じゃないのだと
思っている。
〇〇さんと、このコラムの内容を書いた〇〇さんの自伝は
有料記事に書いています。
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