見出し画像

第18回東方M-1ぐらんぷりの個人的所感など

この記事は第18回東方m-1ぐらんぷりのネタバレを含みます

こんばんは、まふぃるです。

嬉しいことに、今年もあ~るの~と様より、東方M-1ぐらんぷりが公開されました。そこで第18回東方M-1ぐらんぷりを視聴して、「こう思った」「世間はこう思うだろうなあ」等の個人的感想や意見をたらたらと述べていきます。読み物として楽しく見て頂ければ嬉しいです。


ファーストステージ

1組目:依神シスターズ

審査員からの講評で少し触れられたが、落語の禁酒番屋がモチーフのよう。このお話を彼女らの世界観に合わせながら面白く改変した漫才です。

評価:90点。

所感:ネタはゆったりした雰囲気のしゃべくり漫才だった。故に、所々の小ネタは面白いものの、爆発せずに終わってしまった印象だった。しかしながら技術面に関してかなり精巧に作られているように感じた。よく工夫されていて良かった。

◎キャラと世界観が非常に合っていた

ネタの世界観が紫苑のみすぼらしさにぴったりだった。そこから織り成す話も、彼女らの雰囲気と噛み合っていて彼女らにネタの適正があったと感じた。彼女らでしかこのネタでここまで笑いを取れないだろう。

△ネタの世界観に視聴者を全員乗せきれなかった

「依神には先代がいる」の掴みから自然に内容に持っていってくれて、非常に高評価だった。しかしその分、漫才の世界観への誘導がうまく決まらなかった。元は落語だ、と伝えなくても十分笑えるネタだったが、少しでもその世界観に足を踏み入れて貰わないと、ネタが腐ってしまうように感じた。
「オソナが言うわけですよー」→「我はこのお茶が大好きでや」→「我の聖水じゃ」→「依神っ!!」
この展開がネタ全体の大きな波であり、ここに肉付けされて一本のネタは成り立っているように見える。笑いを起こしつつ漫才をまとめていく意図もあるだろう。だから、もし依神の世界観に持っていけなかった場合、お茶のくだりがそれ以前の漫才の延長線上である、という雰囲気が出てしまい、笑いの波がうまく作れない漫才全体についてダラッとした印象を受けた視聴者もいることだろう、言語化に苦労したが、このような事実をここでは伝えたい。

◎ネタの裏切りが良かった

漫才の流れ、そして会場の雰囲気から考えると、四代目のくだりに突入して最後、2人で「依神っ!!」と合わせて発したら、普通はネタをまとめ、締める所だったが、ここから更に5代目のくだりに繋げた箇所が良かった。「まだ続くの!?」と視聴者を裏切ってくれて楽しかった。根本的に同じ展開が4度繰り返されるネタであるので、視聴者に流れを予測、想像されやすかった漫才だったこともあり、効果的で楽しかった。

△爆発力が足りなかった

依神シスターズの敗退の理由は結局ここに帰還するだろう。1組目ということもあり、会場を暖めるための強めの起爆剤が欲しかった。そこが審査員の点数にも影響してしまった。

漫才自体は非常に面白かったし上手くできていた。ただ、勝ち切るネタではないな、という印象は受けた。この漫才は1時間ライブに似合うだろう。

2組目:Oki☆Sha☆

もし易者が麻薬所持で捕まったら、保釈時にどう振る舞えば信頼してもらえるかを考え、実際に振る舞ってみる漫才です。「今から変わりますから!!」

評価:93点

所感:勢いがあってとても笑えた。そして私好みの漫才だった。隠岐奈の無茶振りに易者が激しく突っ込む真っ黒な漫才が見れて良かった。ネタ自体は95点くらいあるものの、減点対象となる要素がいくつもあり、実際に今大会ではそこが響いて、笑いの量にそぐわない点数で終わってしまった、という印象だった。勿論麻薬というネタを現実でやれば大減点だが、幻想郷なので関係は浅い。減点要素が審査員によってどれだけ影響するか分かれるところではあったので、ここも同時に掘り下げていく。

◎彼らならではのパワーワードと勢いが輝いていた

「300ha」「プランテーション農家かよ!」「やったことはしょうがないから!」「寄り添うから!」破壊力あるセリフを、隠岐奈と易者が勢い良く掛け合ってくれて見ていて楽しい。次第にその掛け合いがディープなものになり、あっという間に世界観に引き込んでくれる。どんなネタでも視聴者を取り巻ける。これがOki☆Sha☆の良いところ。

?最後のフリは悪ノリだったのか

幽香の講評で触れられていた箇所で、最後に隠岐奈と易者が一緒に「※※※!!!(麻薬の名前?)」と叫んで麻薬を飲むシーンがある。ここが一番審査する上で個人差分かれる部分だと思う。審査する上でもネタの噛み砕き方が3パターンあると私は考えている。順番に見ていこう。
十分面白く、漫才にオチを付けられている。
私の持論はこれに寄る。また、この意見を持つ視聴者がおそらく半分はいるだろう。漫才師のネタをそのまま受け取った形。説明はいらないか。
最後は悪ノリで、良くないオチ方をしている。
ネタ後に講評をした風見幽香を筆頭に、今大会では多くの審査員がこの判断をしていただろう(点数から推察して)。私達には「悪ノリ」ではなく「身内ノリ」と言った方が実感が湧くかもしれない。この観点を持ってもう一度視聴してみると、「確かにそう受け取れなくもないな。」そう感じることができた。おそらく技術面を強く評価する審査員であればあるほど、この評価、ネタの噛み砕き方により、落ち着くだろう。実際に今回の審査員は技術面を軸に評価されている方が揃っていたので、この意見に集まっているに違いない。ネタ自体リスクの賜物なので仕方ない部分はある。
③放送禁止用語だけでオチのフリをしているのでそもそもオチを評価できない(オチは0点である)
まあ地上波ならこの審査だろう。60点、70点あたりか?幸いなことに幻想郷では穢れの点数が増えるだけで、この見解はありませんでした。ネタ枠

結論は「オチとしては微妙」です。面白いんですけどね。

?過去作と比較するとどうなのか

神子の講評曰く、「前回ほどインパクトがなく、会場がうねるような爆笑には繋がらなかったようです。もう少し長く質疑応答を続けて、もっと広げられたんじゃないかと思いました。」とのこと。評されて第14回を見返すと、確かに今回は過去作と比較してネタが弱くなったと感じた部分がありました(今までがむしろ過激すぎた)。もしかしたら今回の点数の低迷は、前回からの期待からかもしれません。現実のM-1グランプリでもあったような…?

結果的には6年前の爆仙娘々枠に落ち着きました。ブラックなネタは思ったよりも奥が深くて難しいですね。そういえば前回から隠岐奈と易者の立ち位置変わったか?

3組目:呑み助ジャンキーズ

蟒蛇の「オカマのキャラ付けをしよう」の提案から、抗うつ薬おじさんがオカマの特訓をするネタ。後半はWオカマです。カオス。

評価:94点

所感:勢いが凄まじく見ていて爽快で非常に面白かった。掛け合いにセンスが出ていた。ただ、最後にもう一度取り上げるが、蟒蛇も抗うつ薬おじさんもオカマになって漫才をする箇所が、私は漫才が破綻しているように感じたので少し評価を下げました。ただ、今様々な形式の漫才が増えてきているので、大きく下げてはいません。


◎細部まで凝ったネタが面白かった

「好きな食べ物は…ひじき!」といったように、イチイチ言葉のチョイスが面白い。全体的に優れた言葉選びと巧みな話術に翻弄されてしまった。単に漫才が上手い。


△最後の展開が漫才とは言い難かった

総評で取り上げた箇所です。まず事実を挙げます。どちらもオカマになりきっているために前半よりかなりツッコミが弱くなっています。ここからは私の意見です。このせいで私には笑いを、パワーワードを2人で押し込んで取りに行っているように見えました。どう捉えるかは個人差あると思いますが、私は「【"違った形"の漫才】ではない」と認識しました。
また、人によっては「絵面が酷くて見てられない」という意見もあるかもしれませんね。


?「カチカチのバナナ」について

麻薬と同じでお茶の間で流れたら空気が凍ります。ただ東方m-1ぐらんぷりなら問題ないと思います。「チョコに包んだ黒光りの…」だとくどさが勝るのであまり適切でないだろうなあ…


第18回の東方M-1を見る前から、「呑み助ジャンキーズはモブキャラのコンビだから最終決戦には上がらないだろうなあ。」と思っていましたが、いざネタを見てみると「これはマジで上がってくるかもしれんなあw」と思ってしまうくらい面白かったです。前半の蟒蛇のツッコミも若干言い方がキツいな、と感じていたのも含め、私に合わない部分が若干あったことでしょう。私はこのコンビは豊姫寄りの意見でした。
掴みは全コンビの中で一番好きでした。そろそろこのnote文章長いなあ、と思っていらっしゃるところでしょうが、疲れを隠してくださいね。


4組目:巫女巫女スパーク

生まれ変わったら現実の世界で生まれてOLになりたい、と話す魔理沙のために、OLのお仕事やセクハラへの対処をやってみる漫才です。

評価:98点

所感:軸となる大きめのボケとツッコミが交わされた後に、小さなボケが2個3個と芋づる式で出てくるのが面白かった。
例:「手紙だね」→「捨てといて」→「味なくなったんで」→「3日噛んだから」→「梅が良かったか」
呑み助ジャンキーズよりもぐっと落ち着いた雰囲気の漫才だったにも関わらずネタに活きがあった


◎芋づる式の笑いが視聴者との一体感を作った

所感で話した箇所。大きなボケとツッコミに3つも4つも小ボケが付いてくる。これに霊夢がツッコミで畳み掛ける(しかも何度も)所が面白かった。

◎「ペローン」がうまく機能していた

まずセクハラの表現として「ペローン」を用いたのが良かった。セクハラ行為なのに、不快感が一切ない。しかも大きな動きが伴うので、ネタにもアクセントが出ていた。しかもいたずら心が強く出るお陰で、キャラの世界観ともよく合っていた。これほど「ペローン」は良いチョイスだったと言える。
また、形を変えながら「ペローン」を4回繰り返したのが良かった。最後のオチに向けて、確実に視聴者のリズムを掴めたのではないだろうか。


💮最後の魔理沙のセリフが良かった

最後魔理沙が、「女だって馬鹿にしないでください!失礼します!」といって画面から去った場面がある。最初私が見ていて、ここからどう収拾を付けるのだろう、と不安だった。しかしその後「明日もお願いします」とオチたのが美しかった。良かった。終わり方に感動したので💮を贈呈。


ネタ構成がうまいのに漫才そのものも面白い。ここで話せることがほとんどベタ褒めだったぐらいに良かったです。何度でも見れてしまいます。

ちなみに今大会はNOVAのくだりが一番面白かったです。センス抜群。


5組目:天狐龍笑

「相撲をやってみたい」と「ひったくりの練習」の実質2本立て。どちらも大きな動きがあって面白さと楽しさの二重奏があります。

評価:88点

所感:相撲の導入とネタが合わせて95点、ひったくりの導入が80点、ひったくりのネタそのものが93点。ネタ量の割合などから平均すると、88点に落ち着くな、と感じました。ちなみに私も最初見ているときは相撲でネタが終わるものだと思っていました。相撲までは確実にリズムを掴めていただけに勿体なかった。ところで、ユニコーンには懐かしさを感じました。次はペガサスの登場に乞うご期待。


△実質的にネタが2つくっついたような漫才の形になったことについて

前4組の講評の順序に従えば、この話題は後に持って行きたいのですが、所感で大きく触れたので先にお話しようと思います。
豊姫から「もっと漫才をコンパクトにできたのではないか」という言及がありました。実際、今回の天狐龍笑のネタは「たるんでしまった」印象に落ち着いているように思いました。これには2つの原因があると考えています。
2つのネタの共通項がなかった
ひったくりのネタの導入は、「ダイエット中でひもじいからピッキングの練習をしたい」と、典が漫才開始直後に話したダイエットの話題から持ってきています。しかし相撲の導入は「ダイエットの話は良いんですよ飯綱丸様。」と絶ち切って、最近のマイブームから話を展開していました。この2つのネタの導入、またネタそのものに全く共通項がないことが分かると思います。
異なる分野のネタを大きなくくりで行った時、それは実質的にネタを2つ行った、と言えます。共通項がないと、講評であったように「ネタが多くて重かった」と感じること、また「もっとコンパクトにできた」という印象を持たれることの要因になってしまうのです。
ネタの「つなぎ(にあたる部分)」で失速した
まず大前提として、実質的にネタを2つする場合は、2個目のネタに移るまでのやりとりで笑いは落ち着きます。だれます。この「つなぎ(にあたる部分)」でどれだけ観客をだれさせないかは、審査の上で大きく左右されるポイントだと思っています。今回の天狐龍笑のネタは、この「つなぎ(にあたる部分)」で失速してしまったように感じます。(後述)
だから実質的な2本目のネタである「ひったくり」を別のネタとして評価される、というデバフを食らってしまった訳です。「重い上に長い」と感じられやすくなるから「デバフ」なのです。
結局、実質的な2本目のネタである「ひったくり」で、「重い上に長い」の印象を塗り替えることなく漫才を終えてしまったのが勿体無かった。そう私は評価しました。

◎大きな笑いのサンドイッチが良かった

特に相撲のネタ時は顕著でした。[例:「典が試合前にねこだましをする」(1笑い) →典「これは何よ」龍「手拍子よ!」(2笑い) ] 1つの大きな笑い(軸となる部分)の後に、典が強めの語気でボケて、飯綱丸が強めの語気でツッコミを入れる、2つ目の大きな笑いが続くのが楽しかったです。巫女巫女スパークは100のネタに50くらいの小ネタが2個3個引っ付いているが、天狐龍笑は100のネタにもう1個100のネタが引っ付いている。こんな比較ができるでしょう。

×ひったくり導入部分が見ていて辛かった。

「文々。新聞に乗るぞ!」周辺の酷評です。
ここで述べたい意見は、「飯綱丸が一人で淡々と喋り、それに対して典が苦言を呈する場面」が、面白さに欠けるかつ、進展が遅い。その上、やりとりが今後に活きてこなかったため、実質披露したネタが死んでいたのではないか。です。
「飯綱丸が一人淡々と喋る」→「典が『置いていくな』と文句を言いながら怒鳴る」というネタなのですが、典にもっと早く止めて欲しかった。笑いの要素のために焦らしたのでしょうが、説教の中身がそこまで笑いの要素がない割に、同じようなことを喋っていたので、焦らしはかなり良くなかったです。マンネリした、聞いているのが辛いの意見が出たのもここが一番の要因だと思いました。視聴者の中にも典と同じような気分になった方がいるのではないでしょうか。
典が飯綱丸に大声で怒鳴った後、飯綱丸が「じゃあお前ボケてみろ」と返すのだが、その後の会話が相撲の導入時の会話とあまり差を感じませんでした(前述した"進展がなかった"の箇所)。もしここでボルテージをぐっと上げることができたならば「文々。新聞に乗るぞ!」のやりとりも意味のあるものになって、"つなぎ"が成功したのですが、結果的にはただ上記に費やした時間が腐って終わってしまった気がしました。

相撲のネタをもう2分ほど延ばして、その相撲のネタ一本で勝負して欲しかったなー、なんて思ってしまいます。今の相撲のネタの完成度であっても、私の中では呑み助ジャンキーズを差し押さえて2位に位置付いていたので、もっと爆発して1位に位置着くことも有り得ない話ではないと思っています。それ故に名残惜しいコンビでした。

約10分笑いがとどまることないネタを実現させるのはやはり難しい。第9回 最終決戦 みこころ一家 ただ1組くらいではないかなあ。あれは99点のネタ。

ファーストラウンド個人的まとめ

もし私が審査員として点数を付けるなら…のまとめです。世間的には天狐龍笑が1つか2つほど順位が伸びると思っています。「面白かったかどうか」なら上3つが良い勝負なのですが、漫才全体で評価するならば巫女巫女スパークが断トツでした。


最終決戦

最終決戦1組目:巫女巫女スパーク

魔理沙が結婚式で友人代表スピーチをしてくれないか、と頼まれて試し読みをする流れに。登場人物を紹介する上であだ名も紹介するのだが、このあだ名が後に光る。

評価:95点

所感:漫才上手いなあ、って思いました。人物紹介の段階ではどうってことないな、と思っていたのですが、最後に全て伏線が回収された時には、その気持ちは感激に変わりました。美しかったです。


くわしいおはなし

小細工一切なしの正統派漫才。所感でも述べたように、とにかく漫才が上手かった。非の打ちどころがなかったです。しかしながら、私の評価は95点としました。個人的にはドッと笑いの来る漫才が欲しかったです。技術に関しては完璧なので、人によっては96,97点付けるでしょう。
ここで脱線します。私は正統派漫才のゴールの1つは第9回 最終決戦 鳥獣喜楽 のネタだと思っています。私なら100点を付ける漫才です。この漫才を参考にして、どうすれば今回の巫女巫女スパークのネタが100点になるかを考察してみました。100点に必要な要素は大きく3つで、手数の多さ・漫才の世界観の共有・オチの美しさ だと考えました。「手数の多さ」は、文面のままです。鳥獣喜楽のネタは、笑いの波は後半にあるものも、ネタ全体としてガツンと来る笑いがやってきています。「漫才の世界観の共有」は、観客も漫才の世界観に入り込んで楽しめることです。鳥獣喜楽のネタは、「ヘビがドクロを巻く」だったり「上半身人間で下半身は馬」といったような、観客による想像を誘うネタが多く、観客がネタに参加する意味合いで楽しめています。「オチの美しさ」は、このnote全体を通して使っている言葉です。オチの技術や面白さなど全ての要素を総括して使っています。鳥獣喜楽のネタは、オチ手前まで大爆笑が続いていたところで、オチで「ダメ人間」とストンと落ちたのが美しかった。オチは面白かったかどうか、だけでなくどこまでネタを一言でまとめることができたか、の側面も重要であると私は考えています。巫女巫女スパークのネタで足りないのはこの3つの要素かな、と思いました。

脱線おわり。今回のネタは確実に笑いと勝利を取りに行くネタだったと思います。悪い意味で言うと「守りのネタ」。秘封堂がとんでもない爆発をしたら完敗だな、という心構えもあったことだと思います。


最終決戦2戦目:秘封堂

将来を案じ、気象予報士になりたいと話す菫子。霖之助がアナウンサーを担って、実際に気象予報士をやってみることに。

評価:95点

所感:この漫才も同じくうまいなあ、って思いました。巫女巫女スパークと比較して、劣った技術の分だけ爆発力があった。そんな印象がこの漫才にありました。面白かったです。そして何より霖之助の声が安心感ありすぎてヤバい。


ヘクトパスカル宇佐見菫子のくだりの回収について

ヘクトパスカル宇佐見になったら語尾に「ヘクトパスカル」を付けようと思っている、と話してたのだから、漫才のオチ前にでも、「語尾のヘクトパスカル」を挟んで欲しかったな、と思いました。上手に入れられていたら1点足していたと思います。


最終決戦個人的まとめ

おいおいどうするんだい、同点じゃねえか。2本とも見終わった時、正直どちらに軍配が上がるか分かりませんでした。私には優劣が付けられませんでした。ただもし私がどちらか一方に投票するとするならば、巫女巫女スパークに投票します。なぜなら誰もが同じようにネタを楽しめるのが巫女巫女スパークの漫才だと考えたからです。秘封堂の漫才は比較すると若干不親切で、例えばネタの入りで「最近は私もね、将来を考えるようになりまして…」とありますが、その前に「もう私も高校生なので」といった背景の説明が欲しかったです。その後にすぐ高校生だと理解はできるので誤差ですが。そらジローのくだりも同系統ですね。

最後までお読み下さりありがとうございました。長々と書きましたがこれにて終わりです。魔理沙、そして霊夢も、グランドチャンピオンおめでとう。


おわり

いいなと思ったら応援しよう!