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乳幼児期の子育てだって夫婦でイーブンに楽しみたい。家族全員が主役の攻める子育て期マフィス活用術

2014年12月、世田谷にマフィスがオープンした当初のコンセプトは「ママのための保育つきシェアオフィス」でしたので、母子利用がほとんどでした。

あれから6年が経過し、男性の育児参加意識の高まりとコロナ禍によるテレワーク推進で、ご家族揃ってマフィスをご利用いただくケースが増えています。コズロブふくみさんもご家族利用していただいているお一人です。

2019年5月に子どもが主人公になれるパーソナライズ絵本の会社「STUDIO BÜKI株式会社(https://hellobuki.com/)」を設立。ふくみさんは起業した事業のオフィスとして、会社員でもある夫のイゴールさんはテレワークスペースとして、そして、2歳3ヶ月の息子さんの保育園として、家族全員でマフィスに通ってくださっています。

そんなヘビーユーザーのコズロブさんとマフィスの代表である高田麻衣子が、マフィスの家族利用の醍醐味や起業することについて語り合いました。

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起業と出産、夫の転職がきっかけで北参道に「マフィス引っ越し」

高田:2019年夏からご利用いただいていますが、最初にマフィスに来ていただいたきっかけは?

コズロブふくみさん(以下、コズロブ):2018年末に息子を出産し、数ヶ月の時に「仕事に復帰するタイミングで起業したい」そして「息子と近いところで働きたい」と思っていました。

一番の理想は自分のオフィスに保育園を併設させることなのですが、起業してすぐはさすがに難しい(苦笑)。そこで「保育園付きシェアオフィス」を検索したら、マフィス北参道がトップに。「私の求めていた場所はここだ!」とすぐに連絡しました。当時は千葉に住んでいましたが、夫の仕事で東京に転居予定でしたので、マフィスから徒歩圏内の賃貸を探して引っ越しました。

高田:「マフィス引っ越し」して下さったのですね、ありがとうございます!ご利用を始められた当初の印象は?

コズロブ:保育の質の高さと給食の素晴らしさに感動しました。保育園の先生たちの目が行き届いているし、どの先生も保護者の気持ちを汲んでコミュニケーションしてくれるので、いつでも子どもの様子を知ることができます。

何よりも、子ども自身がパパとママが近くにいることを知っているので、安心しているのでしょうね。今まで一度も登園拒否はありません。

高田:通勤時間も含めて一緒に過ごせるのがいいですよね。私の場合、娘が2歳の時に保育園を転園したことがあり、登園拒否が1ヶ月続きました。こうした私の子育てにおける失敗からくる学びのすべてが、マフィスのサービスの根底にありますから!

コズロブ:はじめは「6ヶ月の息子を保育園に預けるなんて」と少なからず罪悪感を持っていましたが、いざ通ってみると、マフィスはわが家同然。夫婦ともにリビングで仕事をしていて、息子は別の部屋で先生と遊んでいるのと変わりませんから、子どもを保育園に預けていると言う感覚が全くないのです。それに、息子が楽しんで過ごしている様子が伝わってくるのが私たちも嬉しくて仕事のモチベーションにもつながります。

高田:そう言っていただけるのが何よりの喜びです。せっかく乳幼児期の一番かわいい時期に一緒の時間を楽しめないってもったいないですからね…!

起業家サポートとスタートアップの先輩が近くにいることの心強さ

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高田:コズロブさんとは入会当初から北参道でお話しさせていただく機会がありましたが、ここ1年ぐらいで経営相談を受けるようになり、より一層お話する頻度が増えました。改めて、今の事業を始めた経緯をお聞かせください。

コズロブ:もともと会社員時代から独立を考えていて、証券会社、コンサル会社、ベンチャー企業と経験しましたが、起業の仕方がわからない…。とりあえずフリーランスで活動し、自分のやりたいこと、事業化できることが何なのかを模索していました。

そうこうしているうちに妊娠して、2018年末に出産。子ども向けのコンテンツに触れていく中で海外のパーソナライズ絵本に出会い「日本でも成長させたい!」と一念発起。チームメンバーも揃ってきた時期でしたので、まさに点と点がつながる瞬間でした。

起業のためのフレームワークが整い、いよいよ本格的に事業を大きくしていこう、と思った段階で、専門的な知識が必要になり、麻衣子さんに弁護士や会計士のご紹介をお願いしました。

高田:契約関係や法的な手続きが出てくる中で、自分の中ではそれなりの確信があることでも、「私の選択は大丈夫?」と迷いが生じるもの。専門家の的確なアドバイスが必要なシーンはたびたび起こるものです。一方でいきなりあちこちの専門家と顧問契約をしてしまうとお金もかかるし失敗もある。マフィスではそんな方々に向けた多様な起業家支援メニューをご用意しています。

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コズロブ:私にとってはスタートアップの先輩である麻衣子さんがマフィスにいらっしゃるのが、本当に大きな支えです。

高田:起業しようとご利用くださる方は多いですが、とくに女性は用心深いので私のような重たいものをいきなり抱えようとする人は稀です。。だからこそコズロブさんのように資金調達も視野に入れ、アグレッシブに事業拡大を目指される方のお役に立つことが出来るのはとても嬉しいです。

コズロブ:そうなのですね。次のビジョンを描いた時に、資金がないとスケールしないのでは?

高田:日本の社会はまだまだ「借金は悪」と言うような、昔ながらの固定観念もありますから、当然お金を借りずにできる範囲で始める方も多いですが、高い目標設定がある方には、距離を詰めるためにも資金調達して事業にレバレッジをかけるアドバイスもさせて頂きます。

コズロブ:家族も事業も、まさにフルサポートしていただいて。夫婦それぞれの働き方をしながら子育て期を思う存分楽しむことができるんだって日々発見しています。この選択が私たち家族にとってはベストなんです!

喜びも負担も夫婦でイーブンだと、家族みんなが平和になれる

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高田:マフィスでの1日の過ごし方は?

コズロブ:8時半に家族全員でマフィスに来て、3階に子どもを預けて私たちは2階で仕事、窓際からの「お散歩お見送りタイム」は恒例のお楽しみ、お昼をそれぞれ食べ、5時半に自宅に全員で帰ります。登園もお迎えも全て一緒、熱が出ても夫婦どちらかがすぐに対応できますし、私と夫の間には負担の偏りが全くありません。

夫は会社員でもあるので、コロナ前は基本出社スタイルでした。その頃より、息子との時間が圧倒的に増え、より仲良しになりました。

高田: 2020年6月から追加料金なして夫婦利用できるプランを導入し、その頃からご家族でのご利用が始まったと思いますが、いかがですか?

コズロブ:正直、「そんなことで利益取れるんですか?」と言う印象です(笑)。どうして追加料金なしで始めたのですか?

高田:コロナ禍で緊急事態宣言が出た際に、子育て世帯を対象にアンケート調査を行った(https://www.maffice.com/que/)ところ、自宅に子どもがいる状況で働くことの難しさが露呈しました。急に「今日からテレワークです」と言われても、子どもがいるご家庭は鬱屈としてしまうし、どちらかの負担がかさむと家の中がギクシャクする。緊急事態宣言が解除されても、その状況が完全に解消されるわけではありません。

それなら夫婦でマフィスに来て、子どもは安全な場所で過ごして、それぞれのやりたい事ができると家族みんなが平和になるはず。そこに追加料金を設けてしまうと、せっかくのプランも使われない。もともと保育サービス利用の方々にはたくさんの利用料をお支払いいただいていますし、損益分岐点稼働率を鑑みても保育利用者の夫婦利用を足しこんだところで人が溢れかえって座れないとか密になりすぎるという懸念もありませでした。もっと男性にもマフィスの魅力を体感してほしい、それ以上にご家族揃ってマフィスを使ってみることの相乗効果を体感していただく良い機会になる、私たちにとってもチャンスだと思いましたので迷うことはありませんでした。

コズロブ:なるほど。さすがです!これまでは1アドレス1人利用でしたので、交代で利用したり、追加料金をお支払いして利用したりしていた時もあったので、非常にありがたいプランです。

働き続けるため=保育園と言う固定観念からも抜け出そう

高田:最後に、今後のことをお聞かせください。

コズロブ:事業としては、とにかくパーソナライズ絵本を通して、多くの子どもたちに「感動体験」を届けたいです。もう少し事業が膨らんできたら、彼も会社員を辞めて役員として入ってもらい、自社オフィスを建てて、2階がオフィスで3階が自宅、1階が子どもたちの集まれるスペースを作りたいです。コンテンツ的にも子ども向けの事業なので、子どもの近くにいられるマフィスは、事業としてもいい結果に繋がっていますから。

ちなみに4月にオープンした「マフィス白楽」は認可保育園ですよね。5歳まで保育可能なのであれば…、今度は白楽に引っ越そうかな。

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高田:再び「マフィス引っ越し」を考えてくださるなんて!(しかも、マフィス白楽ナーサリーの上階は賃貸マンションなので、リアルにわが家の書斎やリビングとして使ってもらえます!)しかし、マフィス白楽ナーサリーは認可保育園なので万が一入れないことを考えるとリスクは…あります。

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私の考えとして、子どもの動きが活発になる3~5歳は広い園庭のある園が理想です。広い園庭があり、就学への連続性や質の高い教育が得られる幼稚園は積極的に検討したいです。そのほか国際色豊かな環境が得られるプリスクールや小学校受験も視野に入れた保育園など、それぞれの理念に則った素晴らしい養育・教育を提供する場所があります。家庭の数だけ子育ての方針があります。認可保育園に決め打ちせず、我が子をどのように育てたいかを夫婦でしっかり話し合って、子育て期の在り方、過ごし方を家族本位で組み立てていってもらいたい。マフィスが、そこで足りないものを補える存在でありたいと思っています。

コズロブ:なるほど。マフィスのように、保育も給食も質が高く、働く夫婦に寄り添ってくれる園であれば…!

高田:ありがとうございます!
私の信条は「家族の24時間を幸せにしたい」です。そしてマフィスの使命は、保育とキャリアの両面で多彩なサービスを提供することで、ご家族それぞれのマフィス時間のみならず、帰宅後まで連続性をもってその日1日をハッピーに過ごしていただくお手伝いをすることです。
家族の関係性を支える伴走者として、これからも施設運営にまい進していきたいです。

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